健康のために常温のビールをお勧めします。
なぜですか?
答えは逆質問をします、なぜ人間の体の基礎体温が36.5度前後に維持しなければならないのですか?
例えば、何らかの原因で熱が出て、37.5度になると、体のだるさや寒気、食欲がなくなるなどの不調が出ます;38.5度になると不調が悪化し、体が重くて起き上がれなくなる;39.5度になると、不調がもっと悪化し、意識さえ朦朧状態になり、命が危険状態に陥る。一度ずつ体温が上がることによって体に対する悪影響がはっきり見えるので、病気だと認識し、一刻も早く治療を受ける。しかし、冷たいもの(平均プラス4度)を飲む時、胃腸に対して一気に30度以上の温度を下げてしまいます、その結果はすぐには見えないですが、間違いなく慢性的な害があると思います。
西洋医学にとって原因不明な冷え症、皮膚病、便秘、肩こり、腰痛症、生理痛、生理不順、不妊症、慢性頭痛、不眠、慢性疲労、むくみ、腫瘍、がんなどがありますが、これらの病状は日常生活習慣に関わると思います。季節と関係なく毎日冷たいものを取り続けることによって、慢性的な不調が次々出てきます。
なぜですか?
人間の基礎体温は常に36.5度で健康を維持しています。無理に冷たいものを取り入れると体がすぐ反応して熱を産生し続ける、又は超えた熱を発散し続ける。生理学の専門用語で言うと「ホメオスタシス」(生体の恒常性)と呼びます。いくら恒常性があるとしても、無限で使えるものではない、自然で、適度で、必要な時だけ体が調節してくれますが、冷たいものを取り過ぎると過剰刺激することによって、恒常性機能が働きすぎ疲れきって、調整が効かなくなる、色んな乱れが出てきます。冷たい物を飲むと体が産熱する、更に冷たい物を求める、熱が発散できない、その繰り返しで、生体の恒常性が崩れます、体調が悪化し続ける。
以下の症例を見て下さい。自称冷え症、寒がり、手足の冷えを訴える、しかし口が渇くため常に冷たい物を飲みたがる、お風呂に入ると気分が悪くなる、汗が出ない、舌が赤く、脈は速い。これを中医学の専門用語で言わせると「外寒内熱証」、簡単に言と産熱し続き発散できない、体の芯が熱いが末梢が冷えている、新陳代謝が乱れ、血液の循環や水分代謝など異状が発生している。
ビールは本来アルコール性質ですが、体を温める、血液の循環を良くさせる、発汗効果があります。しかし、ビールを冷やして飲むことによって、産熱するが熱の発散ができない、ますます芯が熱く、体が冷える。
私は学生や患者や友達に常温のビールを勧めると、「え?そんなビールは飲めるの?美味しくないよ・・・」でもやってみたら「なれました、同じ美味しく感じます、体調もよくなりました・・・」。これこそ生活習慣の改善です。皆さん考えてください、もし冷蔵庫が発明していなかったら、もし暖房がなかったら冷やしたビールを飲めるはずがない。いま、私たちがやっていることは自然に反しているじゃないでしょうか。
自然に従わないと病が発生する。
自然に従う!これは健康を守る原則だと思っています。
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1 コメント
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- 初めてお邪魔いたします。 (kii)
- 2010-12-10 22:53:54
- 天池鍼灸院にお世話になって11年になります。まだ若かった(?)あの頃、鍼はお年寄りのするものと思っていました。それが、成り行きで治療をすることになり、終わってみてびっくり!!目の前が明るくなり身体も軽くなりました!それから家族はもちろん、その時の職場の仲間も次から次へと先生のお世話になりました。身体のその部分だけではなく、全体を見てくれて、ゆっくり話を聞いてくれることは、病院ではあまりなかったことなので、とても安心できます。治療しながら、知らない中国のことを教えてもらえるのも楽しみでした。その中で、この温かいビールのお話・・・冷たいビールが好きな友人たちは「先生の言われることは何でも納得できるけど、ぬるいビールは・・・」と言って笑っていました。その人たちが今どんなビールを飲んでいるかは分かりませんが、私はビールは飲みませんが、冷たい飲み物もあまり飲まなくなりました。またこれからも、どんなお話が載るのか楽しみにしています。
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