カモさんありがとう

我が家の近くに池がある。小さくて、また、水が濁って汚い池。そんな池にも生き物はいる。鯉と亀です。秋には鴨が飛来してくれる

「日本国紀」を読んでーーその2 

2020-01-13 17:28:50 | つぶやき
                                   前回までは江戸時代まで読んだわけです。
今回は、 「幕末から明治維新」から最後まで読みました。
前回借りたときには、全部読み切れなくて、いったん返却しました。
それから待つこと、半年間待ちました。

やっと手元に、「日本国紀」が来て、今回は余裕をもって最後まで読みました。

激動の「明治維新」
この明治維新はそれこそ、日本人にとっては、天地開闢以来というくらいの
大きな変化ではなかったかと思います。

一応、武士も町民も平等という建前です。
丁髷がなくなり、散切り頭の武士たちが商人の中にまじり、また
百姓の中にまじり、生きていかなくてはならなかったのですね。

しかし、政府の中枢といえば、やはり武士たちであったわけです。
確かに、下級武士が政府のトップに立ち国の行く末を
論じていましたね。 しかし、派閥や藩によるかた寄りはありました。

私が偉いと思うには、この激動に乗じて、諸外国が日本を植民地化
とする狙いを、断固として許していないことです。
また、不平等条約の改善に取り組んでいたことです。
この条約については、当然のごとく外国政府は簡単にしてはくれませんでしたが。
明治政府のもと武士たちの精神に横たわるのは、江戸時代に培われてきた
武士道の精神に他なりません。
勿論、悠久のかなたより脈々とした流れきた日本の精神です。

私が、高校時代に習ったほとんどは、この明治時代の前までのことであります。
明治時代のことは、ほんの入り口のことだけを、教えてもらったといっても過言ではないかと思います。

若い人たちが、諸外国の人たちと堂々と渡り合うためには、日本の歴史を
充分に理解していなくてはならないと、なかなか外国の人たちと正面から向かって
色んな事が話し合えないといわれます。

今の教育がどうなっているのか、私にはわかりませんが、
私達が受けたように、単に知識を詰め込む、古い歴史のことではなく
特に、この明治時代の後の近現代史を重視して教育していただくことが大事ではないかと思います。

この「日本国紀」を極端かもしれませんが、教科書代わりに使用しても良いくらいとも思います。

日本国紀を読みながら、今の日本の状態を思います。
大東亜戦争に負け、日本の精神がアメリカによって
「日本精神が悪い」という洗脳政策により、もう無茶苦茶にされてしまいました。
それに輪をかけ、少子化問題で、人口減少により
外国人労働者が、増えてきています。
昔の言葉で「ハーフ」といえば、「アイのコ」という言葉がありましたが、今は
なんの抵抗も感じません。
しかし、おそろしいのが「なれ」です。
どんどん日本精神が崩れていっています。

言葉の乱れ、服装の乱れ、性の乱れ、礼儀の乱れ
乱れに乱れた、今の世の中であります。
立て分けが崩れてしまい、「教育」のあり方が問題視されていますが、
当然のことであります。

通史としてこの本が書かれていますが、
教育関係者、政治家には是非手に取って、
日本を振り返ると同時に、これからの日本がどうあるべきか
どう、進めていくべきか、向かう方向は何処なのか?
等、考え、行動を起こしていっていただければありがたいです。
著者の百田氏の思いもそんなところにあると思います。
私は副読本も読みました、今は、「天皇論」の本の順番を
待っています。
この本の感想も又書くつもりでいます。
このブログをお読みいただいた方がたにも是非とも
図書館で借りられて、読まれることを願っています。

---閑題ーーです。
今日は、時代劇にもたくさん出てきます漢字とします。
① 公達 ② 公卿 ③ 公事 ④ 公文所 ⑤ 践祚
⑥ 宣命 ⑦ 舎人 ⑧ 判官 ➈ 政所 ➉ 丁髷

次は、昨日のブログ「ホッとした !!」の漢字の読み方です。
① 夥しいーーおびただしい ② 汚らわしいーーけがらわしい
③ 著しいーーいちじるしい ④ 凄まじいーーすさまじい
⑤ 忌まわしいーーいまわしい ⑥ 険しいーーけわしい
⑦ 空しいーーむなしい ⑧ 妖しいーーあやしい
以上でした。
お読みいただきありがとうございました。
ではまた!!!