今回で 4回目です。 本書は、2002年「こころの作法」(中公新書)を 改題、新章「辞世の作法」とし、自然葬の行方、一期一会の歌、挽歌の作法が 書かれています。
手に取り、「はしがき」を読む、「もくじ」に目を通す。八章まである。
その5章に「精神性について」が記述されている。
その中に 氏は、『武士道の「仁」(新渡戸稲造)』の項目を
取り上げられていました。
やはり、思い浮かべるのは、この「武士道精神」なのだ、とー---。
「作法」というよりも「精神性」が 人生において 重きをなすことが
改めて当然だろうと感じられます。
前後しますが、第1章は
「こころの風景」と題して述べています。
この中に、今も昔も変わらぬ「親子関係」を述べています。
それは、ー--
『昔から、親の無い子は多かった。親に死なれた子、親が家にいない子
親に捨てられた子ー---
そんな子供たちは珍しくなかった。
今日でも、それは変わらないだろう。いや、一つだけ付け加えなければ
ならないことがある。
親に殺されるー---』と述べています。
複雑な世の中になるー---
年月が経つにつけ、その家の また、個人の 「罪穢」が
積み重なって、その子孫への影響が ますます大きくなってゆくのが
感じられます。
其の「罪穢」を子孫が 断ち切ってゆかねば ならない「運命」に
あることは間違いないでしょう。
前回に書きました ほんの少々の「我が身の上話」であるがー-
私は、捨て子とは信じないが
親の名前も 顔も全く知りません。
そんなこと思わず思い浮かべ、目頭が熱くなりました。
今日は、この辺で終わります。
※ 一口メモ ※
< 名 句 >
『 厚き日を 海に入れたり 最上川 』
( 松 尾 芭 蕉 )
さてー--閑題ですー---
今日は、次の4文字熟語の一文字が違っています。
正しい漢字に直してください。
① 幸平無私 ② 堅忍不罰 ③ 未来永剛 ➃ 枕着冷静
⑤ 満身創洟 ⑥ 加減乗徐 ⑦ 結我独尊 ⑧ 参謹交代
以上です。
つぎは、一昨日の漢字の答えです。
① 人権蹂躙 ② 援護射撃 ③ 南蛮夷狄 ➃ 残念無念 ⑤ 曲学阿世
⑥ 一世風靡 ⑦ 甲論乙駁 ⑧ 八紘一宇 ⑨ 内憂外患 ⑩ 雲散霧消
以上でした。
お読みいただきありがとうございました。
ではまた!!
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