短時間で人物を捉える練習方法にクロッキーがあります
短い時間とは15~60秒単位で描く練習です
これはもはや形を正確に表現出来る時間ではないですね
この短い時間に実際に外で しかも歩いている人を描きました
秒単位で対象をキャッチして
瞬時に表現しなくてはなりません
そのためにはその人物の最大の特徴を見つけ出します
そこから感じた取った線をスケッチブックに打っ付けます
もはや被写体の細部は切り捨て
ダイナミックな体の流れを掴みます
こうしてスケッチブックは またたくまに無くなり
そこには躍動感のあふれた線が描けています
まさにこのクロッキーは感覚的なものの表現方法だと思います
感覚的なものは理屈から描き出すのではありません
短時間で物の魅力を切り取る力ではないでしょうか
クロッキーになれてくると 形だけではなく
色の特徴や材質など様々な特徴を捉えられようになります
クロッキーは短時間で対象物の魅力を受け止める練習です
その受け止めた魅力を置き換える練習です
まさにクロッキーは感覚トレーニングの基礎練習といえます
目で見て感じて 形に置き換えることはデザインの基礎体力創りです