デザインは必ず対象となる人達に伝達するテーマがあります
そのため相応しいモチーフを探すことが良くあります
自分の頭の中には大きく分けると4項目です
色・形・材質・機能に分類されています
なにかテーマにあったインパクトのある物はないか
形の引出しに探しに行ったりします
どんぴしゃりな形が探せる時もありますが
そうそうぴったりの物はありません
とにかく適当なもので考え始めます
そこでさらにインパクトを与える色はないか
次に色の引出しを探しに行ったりします
色と形がきまると段々まとまってきますが
さらにしっくりさせるために材質を修正したりします
つまり自問自答しながら
ここがおかしいからなんとかしよう
そうするとまた次にしっくりしない所が見えて来ます
このように自問自答がスムースに行く時は良いのですが
何となく変だけどどこだかわからない
そのために時間だけが過ぎてしまう場合もあります
このなんとなくがくせ者なのです
よくよく考えると自分でかってに固定概念で
今回はこれを使わなければいけないんだとか
色は青系じゃなければダメなのだと
意味なく考えてしまっている時も多いのです
そんな時には全部を更地にもどしてから始める
ねちねち修正しているよりか一気に壊してしまうのです
実際の作業では納期と言う物があります
ですからそれは非常にプレッシャーにもなります
だからこそ壊した瞬間にアイディアが閃いたりします
壊すと言う事は自分が何と何と何を使っていたかを
客観的に確認する作業であるとも言える
デザインは作る作業ではありますが
たえず壊しながらかつ作りながらの動作が大切な気がします
自分の頭の中があくまでも色・形・材質・機能の
素材箱はありますが完成図面は保管していません
なぜならばデザインまったく同じ依頼の仕事は無いからです
従って完成図面を見直す事はまずありません