グラフィックデザインは通常平らな紙に表現する事がほとんどです
したがって奥行きが無い平面的なレイアウトになりやすく
画面の流れも右から水平 あるいは垂直に流れて行くといった感じです
画用紙に絵を描く場合にこの中に納めようと意識が強いと
絵に動きが無くなりこじんまりした物になりがちです
画用紙に納めるのではなく 画用紙を窓として眺めるという
考え方で描くと絵が生き生きしてくるものです
平面デザインも同じです 空間があってその空間の
好きな場所をトリミングするんだと考えると表現が違ってきます
平面デザインはモチーフの大きさや位置などのバランスに
神経をそそぎますが 三次元では照明やモチーフの材質等が気になります
三次元空間の場合 一番重要な事は自分の目線の位置でしょう
下から見るか 上から見るか 斜めからか 右か左かで大きく変化します
同じアングルから見た物でもライティングによって
イメージはさらに変化する等 まさに三次元空間は刺激がいっぱいです
パソコンの三次元ソフトで当然いろいろと勉強出来ますが
なかなか実際に触ると厄介なものが多いのでご注意ください
まったく違いますが 画面の視点と言うことからすると
映画はまさに視点の宝庫ですね カメラアングルを意識していると
きっと面白いアングルで表現している事に気がつくと思います
映画のカメラワークを特に視点と言う観点から見ていると
グラフッックデザインにおいて沢山の発想を刺激してくれるのではないでしょうか
色々違う分野の刺激からアイディアを取り入れると楽しく学べると思います