デザインはモチーフを提供されて考える事がままあります
伝えるテーマと素材をどのように処理するかを考えます
たとえば商品写真を主役にデザインしなければ行けない場合は
当然主役が喰われてはいけないのでさまざまな表現を考えます
もちろんキャッチフレーズにふさわしい演出をするのですが
ただ単に商品を綺麗に撮影すれば良い時もありますが
それはキャッチフレーズが充分魅力があり
説得力がある時にはやたらグラフックで飾り立てる必要はありません
それとは別に商品写真とともにメッセージを伝えなくてはいけない場合
さまざまなドラマを考えて そのドラマの最高のワンシーンを
何処で切り取るかを考えたりします
グラフックデザインで時折苦しむ事に 時間の表現が必要なときです
一枚の画面である経過を感じさせ かつ最高の山場を表現する
時は映画のように動きが表現出来れば楽なのにと思ったりもします
基本的にはグラフックデザインは静止画による表現です
しかし静止画は全てが止まっている必要はありません
映画の表現でストップモーション(静止画)があります
まさにこの瞬間こそグラフックデザインそのものです
なにかのメッセージを伝える際にこの瞬間表現こそ
感性にダイレクトに響く最適な表現と言えましょう
その凍った瞬間を溶かすのは見る側のイマジネーションです
網膜に焼き付いた画像が残像を残す様に
そのイメージはかなり印象的に残す事ができるのではないでしょうか