あなたから一番遠いブログ

自分が生きている世界に違和感を感じている。誰にも言えない本音を、世界の片隅になすりつけるように書きつけよう。

ゾンビ同士の抗争というリアル

2014年01月13日 21時06分58秒 | Weblog
 今日テレビで東京都議選に関するニュースを見ていたら、母が「なんで昔の人ばかり出ているの」と訊いてきた。なるほどテレビに出てくるのは小泉さんや森さん、細川さんと、一般的にはとうの昔に引退したと思われている人ばかりだ。
 いろいろ言われていたが、結局、知事選に出馬した人の中に若手や女性は皆無となった。

 そういえば思い出してみると、一年前まではけっこうテレビに自民党の若手などがよく映っていた。最近では小泉進次郎くんまで影が薄くなった感じだ。
 つまり全て安部さんが食ってしまったということだろう。ある意味でテレビは正直だ。現状が自民党政権なのではなく安倍独裁であるということを、いみじくも正確に表現しているのだろう。

 そういう中で安倍氏に対抗できるのは、もはや最長老クラスしかいない。それもただの長老ではなく、表向きは引退したような顔をして、実は裏側ではどろどろと生臭く動き回り、潮目が変わるのをずっと待っていた人たちだ。

 都知事選を巡るニュースに登場する人たちの顔ぶれは、確かに日本の現在のリアルに他ならない。しかしそこにどんな希望ある未来があるのだろう。
 いかに支配層がアベノミクスだ、景気回復だとはしゃぎ回ろうと、ネトウヨたちが排外主義と戦争機運に沸き立とうと、気味の悪いゾンビのような老人たちばかりが跋扈して、自分たちの利益をかき集めようと争いあう姿の先には何の光を見ることも出来ない。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする