こんにちは、この頃やけにドタバタしてしまったサンバタウン店主です。我がぜじろぐもせっかくなかなかに良い感じのペースで記事エントリが進んでいたのですが、元の木阿弥にならないように2月からもせっせと書きたいと思います。
と、いうわけで。
年末年始にかつてないくらいドガッと新譜を仕入れてからひと月遅れて、以前からオーダーしていたサンバ盤3点が僅かながら補充されました。
まずは画像の左から。テレーザ・クリスチーナの旦那さんであるペドロ・ミランダのファーストソロ「Coisa com coisa」。グルーポ・セメンチのサウンドに「そうそう、やっぱコレじゃないとなあ」とファンなら喜色満面となるはず。冒頭曲は一瞬ややホマンチコ路線を思わせるアレンジで「おいおいおい実はそういうんやりたかったんかい」とツッコミを入れてしまいそうになりましたが、ここは笑って許してあげましょう。2曲目からはもう間違いのない世界。少し前にEMIからリリースされたばかりのテレーザの新譜を聴いてもなお足りないという方にもオススメです。
お次はエルトン・メデイロスとネルソン・サルジェントというサンバ大御所コンビが、これまた老舗ショーログループ「ガーロ・プレット」をバックにカルトーラ作品を歌うという激シブのライヴ盤、その名も「Só Cartola(カルトーラだけを)」。真ん中の画像は実はジャケ裏写真なんですが、ワタシは断然こちらの方が好きです。表は大御所お二方のけっこうキマってる写真なんですが、それだと当たり前すぎて面白くない。やはりコンジュントが後ろをガッと固めるように並び、その前に手ぶらの御大二人がハンドクラップ。これです。これがたまりません。ガーロ・プレットの名バンドリン奏者、アフォンソ・マシャードの表情もステキです。そういえばアフォンソのソロアルバムをなんとかして仕入れたいのですがなかなか上手くいきません。頑張ります。
最後はおなじみ、リオの新たな歌姫ホベルタ・サーのセカンドアルバム「Braseiro」、ひっさびさの再入荷です。いやあこれはホント売れましたね。いったん絶版になっていたそうですが、こうして再発盤が無事届いた時は卓球の福原愛ちゃんよろしく「サー!」と思わずガッツポーズが飛び出まして・・・というのは嘘です。とにかく最新アルバム「Que belo estranho dia para se ter alegria」を聴いて惚れ込んだアナタ、もしくは最新盤よりもナチュラルな彼女のサンバを聴いてみたいという方にはうってつけの名盤です。ああ、今ではペドロ・ルイスの奥方となりしホベルタちん。彼女のファンの男連中を奈落の底に突き落とし、同時にペーやんファンの女の子達をも泣かせたという二重ショックなニュースを乗り越え、店主は涙を拭ってこの「Braseiro」を売り倒しますですよ、ええ、売り倒しますとも!(←半ばヤケ)