ぜじろぐ

SAMBATOWN・ゼジの書くブラジル音楽やその他あれこれ

豊田市美術館にびっくり

2008-06-25 16:07:08 | イベント

こんにちは、連日のイベント&怒涛の雑貨アイテム入荷でてんやわんやのサンバタウン店主です(なんか最近毎回こんなパターンね)。
本日ワタクシ、クルマで自宅から20分ちょいのところにある豊田市美術館まで行ってまいりました。何かっちゅうと、7/5(土)から9/21(日)の約2ヶ月半の長期にわたり展示されるBlooming: ブラジル-日本 きみのいるところ、この開催期間中のミュージアムショップ販売商品に関するお手伝いのためなんであります。

正直申しまして、恥ずかしながらワタクシはこんな近所にこんな素晴らしいアートスペースがあるのを存じ上げておりませんでしたですよ(←ヘンな日本語)。いやこれは凄かった。入口にさしかかり、美術館の庭と建物が目に入った途端「ここはブラジリアか!!」と、行ったこともないのにブラジル首都の建造物を連想して勝手に息を呑んだ店主であります。


(写真を撮ってたら庭の埋め石につまづきました)

ミュージアムショップの店長さんと商談をしているうち、サンバタウンの他にもサポートを申し出られているところとして、いつもお世話になっているブラジル音楽業界各社さんの名前が次々出てきました。やはりブラジルファンは今回の美術展に既に熱い視線を注いでおり、この企画をみんなで盛り上げようという気概がそこかしこから感じ取れて嬉しい気持ちになってきます(日伯交流100周年という時機も時機ですしね)。こうなりゃご近所さんとして負けてはいられませんっ(←空回り気味な意気込み)。

6/28(金)から7/4(金)は休館日。もちろん現在の展示物との入れ替えと、今回の展示物のセッティングのための期間です。出展アーティスト達みずから美術館に乗り込んで、あーでもないこーでもないと趣向を凝らすんでしょうね。そんなことを想像するとどうにもワクワクしてきます。


(館内。どらアートな世界)

とにもかくにも、ブラジルの知性・独自性・誇りと尊厳を賭けて開催する一世一代の美術展、貴方が日本全国どこにおられようとも、名古屋ツアーを組んででも来館する価値のある素晴らしいイベントであることは間違いないでしょう。8/16(土)・8/17(日)にはあの!モレーノ・ヴェローゾがやって来てライヴまでやってくれるといいますからこれはもうブラジル音楽ファンなら気になってしょうがないですね。ちなみにワタシはギリギリ実家・松山の帰省からの戻りに間に合いそうなので、張り切って応援に行ってまいります。入館料1,000円でモレーノさん(もしやゲストも?!)が拝めるんですから、こりゃあまりに有り難くてバチが当たりそうです。それにしても豊田市にモレーノさん。どうにも不思議な感じです。

ところで今日、ミュージアムショップの中にヨーロッパ系の顔立ちをした外国人夫妻のお客がお買い物をされておりまして、二人の会話をふと耳にするとこれがまたポルトガル語。明らかにこのあたりのデカセギ系の方々とは違う気品が感じられます。店長さん曰く、今回の展示にあたり前乗りで来館されたアーティストの方です、とのこと。それは捨て措けまいぞ、ということでご挨拶させてもらいましたらば、サンパウロからお越しのパウロ・クリマシャウスカ(Paulo Climachauska)氏でありました(残念ながらサイトはまだ製作途中)。ちょっぴりヒル米国務次官補似のパウロから初日のレセプションには来ないのか、と問われ、いえ、招待されてませんのでと答えながら握手で別れる肩身の狭いサンバタウン店主です。