この世に出でんとする悪魔
カップルのモナとロビーは破格の値段で新居を手に入れるが、そこは北欧神話の夢魔「メア」のすみつく呪われたアパートだった。入居以来、モナは不眠に悩まされ、やがて得体の知れない魔物に襲われる悪夢にさいなまれる。
夢と現実の境界が曖昧になっていくなか、モナの妊娠が発覚するが、彼女は自分のお腹にいる赤ん坊が悪魔の子ではないかと疑念を抱く。(「作品資料」より)
破格の値段で新居を手に入れたモナとロビー。
アパートのような感じで、同じ建物には別の住人もいる。
言い値で買えたという裏には事故物件ということがあり、妊婦が部屋で亡くなったらしい。
これも後の恐怖に繋がっていたな。
モナは新居に移ってから悪夢を見るようになり、更に夢遊病の症状を見せる。
更に予定外の妊娠まで発覚し、それは北欧神話の夢魔〝メア〟の仕業だと言われる。
メアを研究する博士の元で治療を受け、夢の中に現れるメアに立ち向かおうとするモナ。
メアはモナの夢の中ではロビーの姿で現れ、愛し合う。
そしてモナの体に宿り、新たに生まれようとしている。
それは建物の他の住人も同じであり、悲劇を引き起こす。
突然の登場で驚かせるようなシーンはほとんど無かったが、怖さというよりも話の展開が気になるホラーだったな。
夢が題材なので、もしかすると全てが夢なんじゃないかと疑ってしまうな。
メアによって引き起こされる惨劇のなか、果たしてモナはメアを退けることが出来るのか。
ラストは現実の中で衝撃の展開で締められる。
怖くはなかったが、興味深い話ではあったな。
/5
監督:シェルスティ・ヘレン・ラスムセン
出演:エイリ・ハーボー、ヘルマン・トマラス、デニス・ストーロイ、ピーター・フゥルデ、プレベン・ホドネランド
於:ヒューマントラストシネマ渋谷
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