CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

23-254「ほつれる」(日本)

2023年10月06日 00時22分00秒 | 日本映画
他にありますか? 通報
 夫・文則との関係がすっかり冷え切っている綿子は、友人の紹介で知りあった男性・木村と頻繁に会うようになる。
 ある日、綿子と木村の関係を揺るがす決定的な出来事が起こり、日常の歯車は徐々に狂い出していく。(「作品資料」より)


 冷え切った夫、文則との関係の中、心の支えとなっている木村と頻繁に会うようになっていく綿子。

 しかし、二人でキャンプに行った帰り、綿子のすぐ近くで木村は交通事故に遭う。

 通報も出来ず、その場を去る綿子。

 やがて友人より木村の死が報される。

 表面上は、普通に聞く綿子であるが、その悲しみは計り知れない。

 そこから木村との思い出の地を訪れ、葬儀には行かなかったが、墓参りをする。

 大切な人を亡くした女性が、自分を、周囲を見つめ直す物語。

 冒頭、綿子が起きると、居間のソファで文則が寝ている。

 掛け布団の話をするので、どうやらずっとソファで寝ているよう。

 文則は綿子に色々話しかけるが、綿子は話をするのを避けている感じ。

 文則には前妻と子供がいるようだが、実は子供と会うと言って、浮気をしていた過去がある模様。

 しかも、綿子との関係も不倫から始まったようなことを仄めかされる。

 正直、あまり共感できるような話ではないのだが、一人の女性の想いとしては、納得させられるものがあるかな。

 悲しい気持ちのまま行動してしまう綿子であるが、やがて二人の秘密が徐々に様々な人たちに明らかになっていってしまう。

 果たして、綿子の心の行き着く先はどこなのか。

 多分そういう決断になるんだろうという結末であったな。

 一人の女性の心を描いた話としては興味深い展開であったな。

/5

監督:加藤拓也
出演:門脇麦,田村健太郎、黒木華、古舘寛治、安藤聖、佐藤ケイ、秋元龍太朗、金子岳憲、安川まり、染谷将太
於:新宿ピカデリー

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