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今度はもっと暴れていいですか?
岐阜県関市役所の観光課に勤める山田一郎は何をやってもうまくいかず、毎日を淡々と過ごしていた。ある日、彼は市長から地元を盛りあげるためのご当地映画の製作を命じられる。
凡庸なご当地映画を作ることに疑念を抱いた山田は、かねて夢であった怪獣映画の製作を決意するが、そんな彼の思いが、市政を巻き込んだ大事件へと発展していく。(「作品資料」より)
子供の頃から怪獣映画を撮るのが夢であった山田一郎。
しかし、市役所観光課に勤める現在、そんなことも忘れ、市長の言うがままに仕事をこなすが、失敗ばかりの毎日。
そんな折、市長が観光のためのご当地映画の撮影を発案し、山田は監督に名乗りでる。
最初は普通のご当地映画を撮るつもりが、途中で事件が発生し、急遽怪獣映画を撮ることにする。
特撮怪獣映画へのオマージュと、舞台となった岐阜県関市の観光PR映画となっている作品。
子供の頃からの夢を実現しようとする山田の姿と、伝統を重んじ、頭ごなしの市長への山田たちの反発心も描かれる。
果たして山田は、怪獣映画を撮り上げることができるのか、そしてその映画は関市のご当地映画として受け入れられるのか。
夢を叶えようとする姿と困難に立ち向かおうとする姿が惹き込まれる展開。
一度は挫折するものの仲間や街の人々の協力の下、撮影が進んでいく。
昔は特撮モノをよく観ていたが、今や特撮と言えば、コメディかパロディ映画ばかりだな。
本作で撮り上げられた映画もコメディっぽくなっていたが、達成感感じる話であった。
逆境にめげず、進めていく展開が面白い作品だった。
山田たちに手を貸す、岐阜出身の有名特撮監督が本多英二という名前というのは、いかにもな名前だったな。
/5
監督:八木順一朗
出演:ぐんぴぃ、菅井友香、手塚とおる、三戸なつめ、平山浩行、田中要次、麿赤兒、清水ミチコ
於:TOHOシネマズ池袋
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