CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

23-130「フリークスアウト」(イタリア・ベルギー)

2023年06月02日 00時27分18秒 | イタリア映画
何も怖がらなくていい
 第2次世界大戦下のイタリア。ユダヤ人の団長・イスラエルが率いる小さなサーカス団には、光と電気を操る少女、虫使い、多毛症の怪力男、磁石人間の道化師と、その特殊な能力のせいで普通に暮らすことができない団員たちが肩を寄せ合いながら暮らしていた。
 イタリア国内でもナチス・ドイツの影響が強まる中、戦火を逃がれてサーカス団ごとアメリカへの脱出を考えていた団長のイスラエルが、突然姿を消してしまう。光と電気を操るマティルデは団長探しに奔走するが、怪力男のフルヴィオら3人は仕事を求め、ド派手なパフォーマンスが話題のベルリン・サーカス団の門を叩く。
 しかし、団長のフランツはナチスを勝利に導く異能力者を探し出し、人体実験を繰り返すという裏の顔を持つ男だった。(「作品資料」より)


 ユダヤ人の団長イスラエルが率いる、4人の異形の力を持つ者が所属するサーカス団。

 時は第二次世界大戦によって、イタリアもナチス・ドイツの影響を受け始めており、ユダヤ人のイスラエルはドイツ軍に捕らわれてしまう。

 電気を操る少女、マティルデは、イスラエルを捜し始め、怪力男のフルヴィオら3人は、ベルリン・サーカス団へ仕事を求めて入っていく。

 しかし、ベルリン・サーカス団の団長、フランツは、異形の者たちがナチス・ドイツを救うという信念を持ち、異形の者たちに人体実験を繰り返している男であった。

 このフランツは、エーテルで酔うと未来を目にするという。

 ヒトラーが拳銃自殺をする様を目撃し、更にスマホまで目にする。

 そんなフランツは4人の異形の者たちを目にし、ナチス・ドイツを救うと信じる。

 果たして、マティルデたちは、ナチスの救世主となるのか、それともナチスに敵対する存在となるのか。

 最終的には、強制収容所へ連行されようとするイスラエルを救い出すために立ち上がる4人の戦いが描かれる。

 更に、そんなマティルデたちを捕らえようとするフランツが、彼女たちに迫り来る。

 4人の異形の者たちが、最終的にはヒーローになろうかという話で、作中に台詞もあったが、「ファンタスティック・フォー」であり、ヒーローものとして面白い展開であった。

/5

監督:ガブリエーレ・マイネッティ
出演:クラウディオ・サンタマリア、アウロラ・ジョヴィナッツォ、ピエトロ・カステリット
   ジャンカルロ・マルティーニ、ジョルジョ・ティラバッシ、フランツ・ロゴフスキ、マックス・マッツォッタ
於:池袋シネマ・ロサ

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 23-129「シャークネード4(... | トップ | 23-131「MEMORY メモ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

イタリア映画」カテゴリの最新記事