牛乳に殺されかけた
盲目の元新聞記者フランコ・アルノは、幼い姪と一緒に散歩している最中に、路上に駐車した車の中で男が言い争っているのを耳にする。
その日の深夜、アルノの家の近所にある遺伝学研究所に何者かが侵入し、続いてそこの所員である博士が列車にひかれて死亡する事件が発生。
死んだ博士が車内で言い争っていた人物だと気づいたアルノは、若き新聞記者ジョルダーニとともに事件の調査に乗りだすが。(「作品資料」より)
「サスペリア」等のダリオ・アルジェント監督、1970年製作のサスペンス・スリラー。
日本でも1972年に公開されたらしいが、未見。
今回〝ダリオ・アルジェント 動物3部作〟という特集上映の中の1作としてリバイバル公開され、鑑賞。
盲目の元新聞記者、アルノが住む近くにある遺伝子学研究所に侵入者が現れる。
何も盗まれたものがないということであったが、その後すぐに研究所の博士が殺される。
アルノは偶然知り合った新聞記者のジョルダーニと共に事件を調査するが、次々と殺人事件が発生する。
そんな2人が事件を調査する様が描かれている。
殺された博士の恋人や研究所所長、そしてその美しき娘など怪しき人物は多数。
アルノとジョルダーニは彼女らに話を聞いていく。
そんな中、どういうわけか彼らが話を聞いた、あるいは聞こうとした人物が殺されていく。
殺害シーンは、なかなか凄惨である。
スプラッタというわけではないが、針金のようなもので首を絞めるなど過激であったな。
そして暗闇を使うシーンが多く、怪しさとサスペンス感が出ていたな。
最後に明かされた犯人は動機を含めて、あまり驚かされる感じではなかったな。
動物3部作の1本ということであったが、動物が出るわけでもなく、原題が「九尾の猫」のような感じで、何かを比喩したものだったよう。
ちょっと判らなかったが。
/5
監督:ダリオ・アルジェント
出演:ジェームズ・フランシスカス、カール・マルデン、カトリーヌ・スパーク、ピエル・パオロ・カポーニ、ホルスト・フランク
於:新宿シネマカリテ
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