撃ち合いになるんなら、休んでおかないとな
凶悪犯エル・インディオが刑務所から脱獄し、1万ドルの賞金が懸けられた。インディオ一味を追う若き賞金稼ぎ・モンコと商売敵のモーティマー大佐は、一味全員の賞金を山分けすることを条件に手を組むことに。
2人は反発し合いながらも次第に絆を深め、インディオを追い詰めていくが、大佐にはある別の目的があった。(「作品資料」より)
1965年製作、日本では1967年に初公開されたマカロニ・ウエスタン。
「荒野の用心棒」に続いて〝ドル3部作〟の4K復元版によるリバイバル上映を鑑賞。
モンコという賞金稼ぎが、脱獄したインディオを追い、エルパソにやって来る。
同じくしてモーティマー大佐という賞金稼ぎもインディオを追ってエルパソに来る。
商売敵である2人は最初は反目し合うが、インディオの手下が10人以上もいることから手を組むことにする。
こうして作戦を立て、インディオとその一味を捕らえようとするモンコとモーティマー大佐の戦いが描かれる。
「荒野の用心棒」と同じくエンニオ・モリコーネによるテーマ音楽が格好良く、印象深い。
モンコを演じるのは、もちろんクリント・イーストウッド。
前作の鑑賞からあまり日にちが経っていないこともあってか、若干既視感ある主人公であったが、タバコを咥えた姿に、早撃ちと格好良いものだったな。
モンコとモーティマー大佐は協力はするものの、微妙に信頼していないところがある。
しかし、戦いを繰り広げるうちに信頼をしていくようになる。
ちなみにインディオを演じた俳優も「荒野の用心棒」でラスボスを演じた俳優と同じだったな。
インディオが常に携帯している懐中時計が、モーティマー大佐が持つ懐中時計と同じであること、そしてインディオを回想することから、2人には因縁があるように推測できる。
そんな中でのモンコとモーティマー大佐の共闘が描かれ、惹き込まれる1本だった。
/5
監督:セルジオ・レオーネ
出演:クリント・イーストウッド、リー・ヴァン・クリーフ、ジャン・マリア・ヴォロンテ、マーラ・クルップ、ルイジ・ピスティッリ、クラウス・キンスキー、ヨゼフ・エッガー
於:グランドシネマサンシャイン池袋
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます