盲人が見たと伝えて
盲目の天才鍼医ギョンスは病の弟を救うため、誰にも言えない秘密を抱えながら宮廷で働いている。ある夜、ギョンスは王の子の死を“目撃”してしまったことで、おぞましい真実に直面する事態に。
追われる身となった彼は、朝日が昇るまでという限られた時間のなか、謎を暴くため闇を駆けるが。(「作品資料」より)
17世紀の朝鮮王朝時代の記録「仁祖実録」に記された怪奇の死にまつわる謎を基に、盲目の鍼医師が殺人事件に巻き込まれる様を描いた時代劇サスペンス。
盲目の鍼医師、ギョンスはその腕前を買われ、宮廷医師として働くことになる。
しかし、清国から戻ったばかりの王の息子が、謎の死を遂げる。
治療に居合わせたギョンスは、世子が毒殺されたことを知るが、自分が犯人として追われる身となってしまう。
果たして、ギョンスは自らの身の潔白を晴らせるのか。
宮廷の中で繰り広げられる陰謀。
それに巻き込まれることになるギョンス。
盲人であるが、ある秘密を抱えるギョンス。
その秘密がゆえ、世子の死に直面することになる。
黒幕が思わぬ人物であり、果たしてギョンスの主張が受け入れられるのかも疑問な状況。
犯人に疑われ、それを晴らすために奔走するが、危機を乗り越えたかと思ったら、更なる危機に陥るという展開。
緊迫感もあり、果たして話の行き着く先がどうなるのか、惹き込まれていく展開だった。
ラストは実録に則しながら、溜飲下げる終わりだったな。
/5
監督:アン・テジン
出演:リュ・ジュンヨル、ユ・へジン
於:新宿武蔵野館
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