CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

24-063「THE WILD 修羅の拳」(韓国)

2024年02月27日 00時08分11秒 | 韓国映画

静かに暮らしたいんだ

 違法賭博場での試合中に相手を誤って殺害したことによる8年の刑を終えた元ボクシング選手のウチョル。

 釈放後は静かに暮らしたいと考えていた彼を待ち受けていたのは、古くからの友人で犯罪組織の首領ドシクからの仕事の誘いだった。ドシクの誘いを断るウチョルだったが、偶然出会ったコールガールのミョンジュを守るため、汚職刑事のジョンゴンに拳を振るってしまう。

 ドシクとジョンゴンの取引によりウチョルは逮捕を免れるが、脱北者によって構成された麻薬密売組織を仕切るガクスを消すことを命じられてしまう。(「作品資料」より)

 

 違法賭博のボクシングで相手を殺してしまったウチョル。

 8年の刑期を終え、出所したウチョルは、友人であり犯罪組織のボス、ドシクから仕事の誘いを受けるが、静かに生きたいと考えるウチョルはその誘いを断る。

 しかし、コールガールのミョンジュを護るため拳を振るってしまったことから組織に関わらざるを得なくなる。

 出所後は組織から離れたいと思いながら、1人の女性を護るために奮闘するという話は、多少設定は違えど、「ザ・ガーディアン 守護者」に似ていたな。

 その後は、麻薬の金を巡るドシクそして汚職刑事のジョンゴン、密売人のガクスの思惑に巻き込まれていく。

 そんな中で、ウチョルはどのような方法でこのしがらみから抜け出し、そしてミョンジュを救い出すのか。

 先行きに気になるサスペンス・ノワールであった。

 バイオレンス・シーンも激しいもので、ウチョルが元ボクサーということもあり、彼が感情に任せて拳を振るうと凄惨な展開になる。

 若干それぞれの思惑が判りにくい部分もあったが、クライマックスは緊張感高まった。

 ラストは必ずしもハッピー・エンドというわけでもなかったが、予想される展開でもあったかな。

/5

監督:キム・ボンハン

出演:パク・ソンウン、オ・デファン、オ・ダルス、チュ・ソクテ、ソ・ジヘ

於:シネマート新宿


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 24-062「ザ・パイロット」(... | トップ | 24-064「梟 フクロウ」(韓国) »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

韓国映画」カテゴリの最新記事