CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

23-260「ミステリと言う勿れ」(日本)

2023年10月12日 00時10分50秒 | 日本映画
犯罪は人の努力の裏側が出たもの
 天然パーマでおしゃべりな大学生・久能整は、広島で開催される美術展を訪れるため同地にやってくるが、そこで犬童我路の知人だという女子高生・狩集汐路と出会い、あるバイトを持ちかけられる。
 それは、狩集家の莫大な遺産相続に関するものだった。当主の孫にあたる汐路ら4人の相続候補者は、遺言書に記されたお題に従って謎を解いていく。
 やがて彼らは、時に死者さえ出るという狩集家の遺産相続に隠された衝撃の真実にたどり着く。(「作品資料」より)


 人気コミックを実写ドラマとして放映、その劇場版となるのが本作。

 コミックも未読で、ドラマも未見。

 冒頭、犬堂我路という人物が狩集汐路と話す場面から始まるが、残念ながらドラマを観ていない身としては、我路なる人物が判らなかったな。

 我路は汐路に久能整を推薦する。

 こうして汐路は、整に会い、遺産相続に関し、ボディガードと謎解きを依頼する。

 狩集の遺産相続は必ず死人が出ると言う汐路に無理やり連れていかれ、狩集家の遺産相続に立ち会うことになる。

 相続の対象は、汐路を含め、いとこ同士の四人。

 しかも相続の条件が複雑なもの。

 更に、汐路たちの身に危険な出来事が起こる。

 整のキャラが際立っているのが面白い一つの要因だろうな。

 遺産相続に関するだけでなく、人の想いに関しても語っていく。

 老舗の家での遺産相続となると、劇中でも語っていたが、横溝正史の作品を思い出すが、意識した話ではあったと思う。

 序盤に起こる危険に関しては、もしかするとという要因であった。

 そして、汐路の父親たちが亡くなった事故に関しても、整は殺人ではないかと疑うようになるその理由が、やや自虐的な理由だったな。

 やがて明らかになっていく狩集家の秘密に関しては、やはり横溝正史作品を感じさせるもの。

 そして横溝正史作品を知っていれば、真犯人は推測できるものだったな。

 若干、疑惑の対象としては判りやすかったかなと思うが、整が推理していく展開と明らかになっていく真実に興味惹かれる作品。

 面白い一本であったな。

/5

監督:松山博明
出演:菅田将暉、松下洸平、町田啓太、原菜乃華、萩原利久、鈴木保奈美、滝藤賢一、でんでん、野間口徹、松坂慶子、松嶋菜々子、伊藤沙莉、尾上松也、筒井道隆、永山瑛太、角野卓造、段田安則、柴咲コウ
於:TOHOシネマズ池袋

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