９年という月日。

春の訪れが早いと感じる今年、　ばっけ（ふきのとう）の天ぷらを揚げました。

十二指腸潰瘍持ちのワタシは　ばんぼり部分の苦みが体に合わないので　邪道ですがぼんぼり部分を取り除きます。

サクッとふわっと青い香り・・・。　春やぁ・・・。　





そんな本日　３月１１日。　東日本大震災があった日です。

あれから９年という月日が流れました。

復興のために・・・　　　　　　一日も早い復興を・・・。

日本中の声は　被災者にどんな風に届いていたんだろう・・・。

今朝のテレビを観て、被災者の方の言葉を聞いて考えてしまいました・・。



「　何をもって　復興が終わった　と　するんだ？　」

「　建物が建ち並んだ時か？　」　

「　気持ちの復興は終わらないんだ・・・。　」

その方は　波が大きく盛り上がってくるようで、今でも水平線を見てられない

海が怖いと漁師を辞めたそうです。



９年という月日は　それぞれの中で流れる速度が違う・・・。

分かっていたようで　分かっていなかったんだなぁ・・・。


周りの景色が元に戻ったり　変化して行く中で、

他の人の目には見えない　自分の気持ちが付いて行かない・・。

心の傷は癒えない・・　更に　深く深くなっているのかもしれません。






ワタシ達に出来る事・・・。


震災の事を忘れないでいる事。

心残りのままで逝ってしまった沢山の犠牲者の方と　そのご家族の気持ちに寄り添う事。

掌を合わせる事・・・。

被災地へ足を運ぶ事・・。


一人一人が出来る事は小さくても、ゼロではない・・。


まだまだあの日から前に進めない人達が　無理をしないで日々を過ごせるように・・。

頑張らなくて良いんだよ・・・。

ゆっくりで良いんだよ・・・。

傷付いた方々を無理に追い詰めたりしないように、静かに応援して行こう・・。




この先の未来に　同じ悲しみを繰り返さないように・・・。


改めて想う・・・　３月１１日はそんな日になりました。




今日は一日　テレビを観て、泣いて過ごしてると思います。



残された者たちの努めかな・・・。




今日は泣いて、明日からまた頑張ろう！！



そんな日です。




ではまたね。






ばっけ味噌も作りました。