4月15日(日)河北新報に掲載されました。
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/04/20120415t15009.htm
東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県石巻市十八成浜で、地域のシンボルとなっている白山神社の鳥居が14日、再建された。
十八成浜地区で支援活動を続けるボランティア団体「愛知ボランティアセンター」(名古屋市)の寄付金を活用した。
海岸線から100メートルほどの高台にある神社の鳥居は、海沿いを通る県道に面した参道入り口に立っていた。
震災の津波で、神社の建物は無事だったが、石造りの鳥居は倒壊した。
新たな鳥居は杉材を使った。高さは約6メートルで以前の形状を忠実に再現したが、設置場所は神社寄りに数十メートル移した。
今月中に基礎部分を固定し、朱色に塗る予定。
費用はボランティアセンターから贈られた100万円で賄った。
センターの活動に参加している愛知県豊田市前林中の生徒たちも9万円余りを寄せ、神社の備品購入に充てられる
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十八成浜行政区の後藤正信区長(81)は「神社は地域の守り神。5月3日の例祭に間に合うように、鳥居を建立できて良かった」と感謝する。
センターは昨年6月からボランティアツアーバスを仕立て、阿部栄悦さん(60)ら地元の世話役と連携し、毎週土曜日にがれき撤去や昼食提供などに取り組んできた。
センターの久田光政代表(55)は「ボランティア活動は継続することが大事。被災者と信頼関係を築き、住民同士がつながりを深める活動も展開したい」と話した。
※今回鳥居再建のために愛知ボラセンがお贈りした100万円は、義援金としてお寄せ頂いたお金です。活動支援金や震災孤児遺児応援金としてお寄せ頂いたお金は、その目的以外には一切使用しておりません。