海辺の町から

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身構えながら

2022-11-30 12:47:26 | 日記

  雨が止んだら風が出て来ました


  息子の学生時代友人の親御さんから 和歌山で脱サラされて農園をしています


足踏みしていた季節がここにきて一気に動き出した。
遅かった紅葉も色を変えることなく夜来の風雨で落ち葉になって
丁度良い季節は呆気なく過ぎてしまう。

寒い試練の季節がやって来た。 
人間も自然界も試練の季節を経るたびに逞しくなっていく。

桟橋で身構えながら西風に堪え 乗船客に悟られないよう
踏ん張って立っている。
季節風が吹き始めると船を越す波は容赦なく 横波を受けると一溜りも無い。
大きな波を乗り越えるように舵を切りウワアウワアと叩きつけられる度に声を出していた。
島に住む人達にとっては生活の足 病院通いや街に住み中高に通う寮生の帰宅と
無くては成らない足となっている。

大師堂の当番月 最後のお掃除に出掛けた。
夜来の風雨に散った葉が箒に掛かりにくい
眼前の海は今朝よりも一層時化てきた うねる音が風の音と相まって
強まってきている。鳥たちは呑気なものである。

幾度となく入退院を繰り返して逝った義父。
手術の成功を祈って大師堂に籠り念仏を唱えてくれた海辺の町の女性達。
人生の節目には家族の安寧を願ってお参りしていた。

賑やかだったあの頃が嘘のように静まりかえって
掃き清めた後の清々しさを身体で感じながら大師堂を後にした。

和食と長寿

2022-11-28 11:51:22 | 日記

  6時前


  7時前


  お薄のお供に みちのく煎餅を頂きました


世界各地の長寿地域の長寿食の不思議解明を求めて研究されている家森幸男氏。
その不思議の一つに中国新疆ウイグル自治区に住んでいるカザフ族とウイグル族
短命と長命が共存しているのです。

カザフ族  羊の放牧で生活し畑を持たない為野菜は全く食べず
      放牧している羊の肉や脂を食べ日常的に飲む飲料は塩茶にバター茶という
      「塩と脂」を日常的に摂取し野菜を摂っていないので塩の害を打ち消す
      カリウムが摂れていないのです。

ウイグル族 タクラマカン砂漠のオアシスに定住する農耕民。
      天山山脈の雪解け水が流れオアシスは豊富な農産物が作られている。
      マグネシウムを多く含む水はカザフ族の飲料水の8倍という。

マグネシウムの摂取と健康についても書かれていて
マグネシウムを多く摂っている人達は肥満や高脂血症が少ないという。

世界の長寿食のもう一つに地中海食があり魚を多く摂取しているのでタウリンが多く
ナッツや乳製品でマグネシウムを摂っています。
欠点として西欧食に比べると塩分量が多いので本来血圧が高くなるはずが
西欧食地域よりも血圧が低く 理由として地中海食はカリウムが多く含まれる野菜や果物を
摂っている為塩の害が消されているのです。

しかし和食は地中海食や西欧食に比べるとカリウムは少なく
塩の害を抑えてくれているのはタウリンとマグネシウムなのです。
和食の長寿の秘訣が魚のタウリンと大豆のイソフラボンにあり
魚と大豆はマグネシウムも多いのでそれらを摂り入れている和食はマグネシウムも多いのです。

お米が主食の和食は脂肪分のカロリーが低く大豆イソフラボンの摂取が多い。
更年期に女性ホルモンの減少から間食が増えたり甘い物に手を出しやすくなる傾向があるらしく
大豆を食べることで抑えられる可能性があるというのです。

世界は和食の良さに気付き出しているけれど当の日本人はどうだろうか。
昔ながらの日本食が長寿に大いに関係していると知った今
お米とお味噌汁を摂り入れた生活が如何に豊であるかを再認識したのです。




自家発電

2022-11-26 11:18:31 | 日記

  小さな雨が降っている


  夕べの水遣りをしていなかった 小松菜が喜んでいる


さりとて用事の無い朝は呑気な者である。
定期船の汽笛に起されて ハテと今日は当番で無いことに安堵して
8時前だというのに雨が降っているせいか辺りは薄暗く
ここ数日の睡眠不足は解消されすこぶる目ざめが良い。

サッカー観戦の余韻が残っている。
普段のサッカーは余り観ることも無いけれどワールドカップは違う。
ラグビーの時もそうだったけれど従兄弟が遣っていたので少し違う
でもいい加減なにわかファンだけは確かだ。

連日の睡眠不足での今朝
「おはようさん よう寝ますなー。」「よう寝ますねー。」とかえす
早くから起きていても「はい朝食出来てますよ」なんて事は絶対に無く
新聞を取りに言って欲しいと再度のたまう。

仕方なく朝食が出来るまでの間に定期船から降ろされた新聞を置き場に
取りに行く 新聞が一つだけ残っていた。

幼なじみの住む群馬では暖房を付けたと言っていたけれど
此方は未だフローリングのまま 12月が来ようとしているのに今年は暖かい。
電力会社のエコポイントに釣らされて無理なく電力を減らせるかと
その思いもあって面白がっている 絨毯は出番を待っているけれど。

身体を動かして自家発電これって立派なエコでしょう!?


真珠の貝柱

2022-11-24 07:24:50 | 日記

  昨日と打って変わり晴れの予報です


  丁寧に処理されたシダーローズに甘味処が届きました クリスマスに向けてリースを孫と作りたいと


  真珠の貝柱


当市は日本有数の魚類養殖と真珠養殖の産地です。
今 浜は真珠の浜揚げ作業の真っ最中
アコヤ貝の中に核(真珠の元になる6ミリ前後の白い球体)をうえつけ
海中に沈めて1~2年置くと真珠層が核に巻き付いて真珠が生まれます。
真珠層の色によって微妙に色の変化があるらしいのです。
近郷近在から真珠漁家へ応援に行くのは年中行事になっています。

真珠御殿ハマチ御殿が建ったほどの景気は無く
経済の変動に左右され環境の変化を真っ先に感じる仕事でもあるのです。
ミカン農家にのも言えることですが 其れでも後継者が育っているのには
地域の産業を残したい残さねばと言う若者が仕事に誇りを感じているからだと思うのです。
次男坊の同級生宅が内閣総理大臣賞を受賞したとかで
一層活気が出てくるのではないかと互いに切磋琢磨しながら 活気を取り戻して欲しいと。

海辺の町からも球はぎにで掛け定期船の当番を今日も昨日に引き続出ていました。
アコヤ貝から真珠を取り出す作業の時の副産物として貝柱があります。
絶対数が少ないために一般市場には出回らず残念ですが
ホタテの貝柱とは異なり歯ごたえが良くホタテ以上に旨味のある貝柱です。
昨年の貝の斃死でアコヤ貝自体が少なく数も限られて希少価値が高まっていますが
この時季になると無性に食べたくなるのです。

お刺身やバター炒めフライに炊き込みご飯と利用の範囲が広く
なんと言っても美味です。
頂いた貝柱を使って今朝は早速炊き込みご飯でした。

  

高齢者ドライバー

2022-11-22 09:23:59 | 日記

  穏やかな一日の始まり


  サッシ戸袋で赤銅色に成っていたのに 七変化中の蛙です


高齢者ドライバーの人身事故があった 又かという思いだった。
年齢を知って更に驚いた。
命を落とされた方の事を思うと何とも遣りきれない。

一方的に悪いと思いつつも高齢者がこの歳になっても免許返納に
至らなかったのには事情があるようで成らない。
妻に先立たれ家事一切が年齢に関わらず付いてくる。
近所付き合いの少ない男性は女性ほど選手交代するように上手くはいかない。
人生の最後の最後になってこの結末は余りにも哀れで成らない。

遠隔地に住み何れは車を手放さなければ成らない時が来る。
免許返納を考えても交通の手段を持たなくなった時の
不便さを考えると葛藤がある。

核家族化が進み65歳人口の5人に1人が一人暮らし(女性が男性の約2倍)
65歳以上人口に占める割合は男性15%女性22.1%で7人に1人5人に1人が
一人暮らしをしているという(令和3年内閣府統計局の発表)

最早く免許返納をしておけば良かったのにと言う思いと
買い物難民 高齢者の病院通いには便利な乗り物です。便利さの裏返しが
この様な結果を招いてしまい他人事とは思えず考えさせられる問題でした。