海辺の町から

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紫蘇の実の香りを嗅ぎながら

2023-09-30 11:37:21 | 日記

  白菜が芽を出してきました


  玉葱畑の草が伸び放題 届いたばかりの草刈り機 上手く使えるかしら


  桃山御陵近くの下宿の軒先に咲いていた朱色のガーベラ 拙作のカップに入れて
  半世紀をとうに過ぎてもあのガーベラが忘れられない

昨日早朝対サモア戦を観た。 
厳つい身体同士のスクラムは見応えがあった。
柔な身体にも力が入ってスクラムを組んだ気になっている。

柔道をしていた息子達 試合があると言っては夫と二人追っかけをしていた。
ルールも分からぬまま追っかけをしていたが不思議と覚えるもので
怪我はつきものと練習しながら怪我を治していた昔 強くなりたいと練習に励んだ過去が美しく
今大会の柔道も選ばれし人のみが舞台に立てることに幸せを感じているのだろう。

暑さを言い訳にして何をするのも億劫になっていた。
遅れてしまった種蒔き 小さなポットの中で白菜が芽を出した。
上から覆いをしていた中にバッタが入り込んで出られない。ソッとつまんで出している。
畑は苗を待っているけれどこう暑くては移植もままならなず
時間差で収穫する為に白菜とブロッコリーの苗を求めたが思いつかないでいる。

己映えの青紫蘇が畑のあちこちから芽を出して夏場には食卓を賑わせてくれた。
乾燥した畑に水遣りをすると此所かしこと青紫蘇に隠れていたバッタが飛び出して。 
面白がって水を掛けてやる バッタはいい迷惑かも知れない。
紫蘇の実を1本手折り 鼻を抜ける香しい匂いを何度も嗅いでいる。

季節が変ると

2023-09-27 12:53:42 | 日記

  夜が明けるのが少しずつ遅くなってきました


  イカも選手交代 右剣先イカから 左モイカに


定期船当番日の朝 少し早めに起床。 
2~3種類の虫の音が聞こえる 秋なのだ。

海の中の生き物も秋へと変りつつある。
当地で呼ばれている夏イカ(呼子のイカで有名な剣先イカ)唯一私が食べられるお刺身
夏に産卵していたモイカの卵がかえり少しずつ見え出して群れをなし泳いでいるが
年を追う毎に数が減り海の中の生き物も環境の変化を如実に受けている。

旬を迎えたイカを有り難く頂いている お刺身は勿論一夜干しに輪切りにしたイカを
バター醤油で炒め 旬の里芋との炊き合わせも欠かせない。
月を愛でながら囲む鍋はイカに里芋にコンニャク大根とであいものである。


当地はコロナからインフルエンザA型の感染者が凄まじく息子家族も孫娘が学校から感染
40度の高熱が続いていたらしい 順送りで家族共々撃沈。
コロナかインフルエンザかの判定をするため両方の検査をさせられたと話していた息子。

日本財団からの依頼で先日に引き続き今日島嶼部の環境調査のため船を出した。
感染が心配で断りを入れたが熱も下がりマスク越しででもと言うことで船を出した。

昨晩から海辺の町に泊まる予定だったが私がアナフィラキシー体質のため
注射の類いは一切しておらず薬とも無縁の生活をしている。
感染させてはとの思いもあってか今朝やって来た。
お昼用にとおにぎりと果物を添えて着替え用の部屋に置いておく。
互いにマスク越しの会話に話が聞こえにくいのは致し方ない。
 
夕飯のおかずを沢山作って持たせてあげよう元気になりますようにと願いつつ
さあ取りかかるとしましょうか。 




農民作家山下惣一

2023-09-24 09:12:58 | 日記

  今日も暑くなりそうな朝です


  Fさんの遺したレモンが枝先までたわわに


日本人は農なき国を望むのか ~農民作家山下惣一の生涯~を観た。
名前は知っていたがここまでの思いの人とは知らずに来た。
玄界灘に面した土地でミカンを作りながら物書きと二足のわらじを履き
物言う百姓の86歳の生涯を昨年閉じた。

1960年 当時の池田勇人は所得倍増計画を打ち出し翌年には農業基本法が制定された。
自給自足型農業から選択的拡大へとスローガンを掲げ機械化へと大幅収量UPを目指した。
八郎潟干拓の稲作同様 国が奨励結果生産過剰に陥りオレンジの自由化も相まって価格が暴落
国は指導はしても強制はしていないと冷たい。

ミカンの木全てを切って米作に切り替えた。
ある年死米(精米した際お米の形が崩れ白濁している。)が出た。
肥沃な土は微生物の働きで稲わらなどの養分を食べ収量にも大きな差が出ていた。
田んぼの生き物調査をしたところ無数の命が田んぼの中に育まれ鳥や虫蛙が其れを餌として
多くの生き物を生産し食物連鎖の基本を作っていた。

「商品としての米は輸入できるけれどこの様な環境は輸入できない 食べると言うことと
環境と地域社会は密接に繋がっていることを分かって欲しい」と話していた。
「小さな農業は残ると思うんです 強い農業と言うけれども強い農業が残るんではなくて
残った農業が強いんですよね。」と

日本経済が高度成長を遂げて農業の輸入自由化が加速し出した頃「日本農業不要論」が
巷で叫ばれ出した そんな中「食と農の大切さ」を訴え続け
「農業は成長よりも安定 拡大よりも持続 競争よりも共生」と唱えた。

道の駅が賑わっている。その地に根を張る家族農業は大規模農業と違って
身近に消費者がいることかも知れない そして目に見える安心安全な食べ物を求めていると言うことも。



老いに甘えてはいけない

2023-09-19 22:02:29 | 日記

  湿気を含んだ蒸し暑い朝


  敬老の日を喜んで良いのやら地区から商品券が届いた


  この時季が来ると届く定期便の柿


ラグビーを観ながら相撲を観ながら心ここにあらず。
設えた仏壇に写真にお花果物を供えFさんの遺骨の前でお線香を上げる日々
明日は彼岸の入り大きなぼた餅を作って お花で一杯にしよう。

ブログ訪問していたら昔兄弟で山登りをされていた話がUPされていた。
話さなくても意思の疎通が図れるのはやはり兄弟だからこそと。

会いたいねーって言っているのにちっとも前に進まない
言い出しっぺの長姉 散歩中に転んで手首を骨折後腕が上がりにくくなったという。
「心筋梗塞で入院していたんよ」と弟が 次姉は腰が悪く妹も薬を飲んでいる。
私以外皆其れ其れに病を抱えてしまった。
皆元気だとばかり思っていたけれど 皆の口から出てくる言葉は病気の話ばかりになっていた。

83の兄を筆頭に71の妹まで兄弟姉妹6人各地に散らばって
「一人で出掛けるには最後かも知れないよ」って音頭を取ったが次姉を除いて即OKの返事。
身体の弱った次姉は体調に自信が持てないという。

皆が落ち合える場所でと 後はレンタカーでの観光を予定しているが
次姉の予定が定まらず決めきれない 昔だったら強引に誘ったけれど過ごして来た環境が
違いすぎている。
泥臭く生きて来た私には不甲斐なく思えるけれどそうも行かない。
優しい旦那さんに甘え自分を甘やかして来たようだ。
痛いと言っては医者通い薬漬け医者に委ねる生活をしてきた。

少々のことなら其れを跳ね返す位の馬力が欲しい。
年相応の老いは仕方が無いけれど甘んじてはいけないと思う もっと自分に厳しく生きて行かねば。




カスタード入りのお饅頭

2023-09-14 10:21:48 | 日記

  降り続いていた雨も漸くあがりそうな朝


「じいちゃんまんじゅう食べたかな」 修学旅行で買ったお土産が気になっていたようだ。
小麦アレルギーのママのため自宅には自分の嫌いなお煎餅をお土産にして。
材料に小麦が入っていないのを確認して購入したのだという。

7千円のお小遣いのうち千円を残して。
孫が買いたかったのは我が家に買ってくれたカスタード入りお饅頭
残りの千円でお饅頭を買えば良かったと息子に話していたという。
心残りのお饅頭 残っていたお饅頭を息子に持ち帰って貰った。美味しかった?

お小遣いは自分の為に使いなさいと念を押していたけれど
お土産選びを楽しんでいたのか 苦労していたのか友達と相談していたのか
想像するとそんな時間も大切に思えてくる。
孫が選んでくれたお土産を夫と二人食べながら 大きくなったものだと感慨深い。

小6と小4の男の子と女の子。
生まれてからズッとお年玉を貯金して 7桁をゆうに超えたというから驚きで。
スマホを買って貰った後だけに「おれ旅行の小遣い自分で出すよ」と。
そんな殊勝な話を聞いた爺婆はお小遣いを上乗せしている。

九州~四国までの帰りのフェリーでのこと 
最後の最後にデッキで眼鏡を飛ばしたという落ちが付き
「じいちゃん眼鏡買ってやろうか」とニヤリとしていた孫の顔が浮かんでくる。