海辺の町から

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夢枕獏

2023-06-30 17:17:21 | 日記

  時折ゴオーッという風の音が


  ピノガールという品種のスイカ種が殆ど無く


  幼なじみから 京懐石も懐かしく戴きました


見上げる先の空は一面灰色。
強弱を伴った雨音を聴きながら本を読んでいた。
夢枕獏の「神々の山嶺」の上巻を読み終え下巻の中程を 550ページを超える長編小説だ。

エベレストの未踏壁に命を掛けた男の物語で
山に取り憑かれてしまった男の性とでも言うのだろうか
小説家を書きたいと知らしめた気迫の籠もった山岳小説だ。

先日の暑さと疲れから身体は弛緩しきってしまったけれど
一時でもその様な状況下に身を置ける嬉しさを感じながら想いを馳せている。
本格的な山岳小説とは新田次郎が無くなってからもう読めないだろうと思っていた。

夢枕獏を書きたいことは書き切ったと言わしめているように
読み手も心して読まなければ失礼に当たると思った本である。

「どうだ まいったか。」と。


闘いの日々

2023-06-28 09:07:12 | 日記

  未だ開け遣らぬ海辺の町を出発 街に着く頃には明るくなっていた


  檻に入っていた中くらいのイノシシ


  幼なじみからの戴き物


降る雨は優しくフロント硝子を伝う。
トンネルを抜ける度に景色が変り明るさを帯びていく。

先日の大きなイノシシを写真に撮るために魚市場に付いていく。
塒の見当は付いているのでスタンバイ状態で助手席に座り。
道路の其処彼処イノシシの掘った痕跡が残り石垣は崩され道路に散乱し慎重に進む。
車のスピードを落として貰い辺りを見廻すがうり坊にも出遭えずだった。
一日25㌔の山道を走り回っていると言うから。
なのに寝静まった頃を見計らって毎晩やって来る。

暗がりの中主を亡くしたイノシシの檻が設置されたままになっていた。
その檻が閉ってもしやと頭を過ったものの4~5年放置されたままである。
帰り道 もしやが本当だった 覗きに行くとものすごい勢いで向かってくる
檻の中とは言え興奮してるのか鼻を檻にぶつけて出血していた。
怖い物知らず先日鎌を持って追いかけた行動を反省した 矢張り獣である。

昨日久し振りの晴れ間に 入札の決まった出荷前のテングサ干しに追われていた。
気温32.4度の炎天下 慣れない気温にぐったりして早々に退散
今日も思わしくないお天気明日からは雨が続きそうで今日しかない
湿度が品を悪くしてしまうので除湿のためにクーラーを入れている。
人間様も初めて昨日はクーラーのお世話になった。

あと少しの踏ん張り頑張るしか無い

時を経ても

2023-06-25 15:25:37 | 日記

  朝降っていた雨も午後には漸く上がってきた


  街からの帰り道そこここに合歓の木の花が咲いていた 昔当地では泳ぎ始めに合歓の木の枝を口にくわえて
  泳いだという 安全祈願のオマジナイだろうか


朝の会話は「イノシシに遣られんかった?」で始まる。
昨日今日と街まで出掛けてきたが車を走らせて4~5分のところで昨日は2匹今日は4匹
うり坊に遭遇した 車に気が付いて慌てて道路を渡っていたが先日生協が配送に来た折り
大人のイノシシに出遭ったという。
春先のハクビシンからイノシシに取って代られた。

「食べ物無いのにどうしてくるの-」と独り言 どうも土を掘り起こしてミミズや蛇や作物を食べているようだ。
5~6年前迄は今頃の時季になると蛇を見掛けた このところメッキリ見なくなった。
マムシも生息している地域なので イノシシとマムシを天秤に掛ければカボチャを食べられる方が
未だ良いかも知れない 其れよりも真剣に電気柵での対策を考えねばと思っている。

作っても食べられるその繰り返しをここ何年もやって来た。
心も萎えかけてしまいそうになるけれど萎える前に決行しよう。
あわよくばスイカもサツマイモも植えられるかも知れない。

ミカン農家の友人の山は電気柵の中にイノシシが住んでいる 広い山の中見つけ出すのは大変のようだ。
電気柵を設置した際柵の中のイノシシを知らずにいたためで食べるに任せているという。
半島のミカン山は海から石を人の手で運んで石垣を作り土地の少ない海岸線を段畑に変えた。
段畑に木が植えられ潮風と太陽を浴びながら甘いミカンを育て貧しかった先人達の苦労が
今この地に生きる人達の幸せを築いてくれたのだ。
土地に根付いた先人の思いは今でも脈々と受け継がれている。






















ブログでの出会い

2023-06-22 09:43:48 | 日記

  降り込まない雨は窓を開け放ち


  伸び放題の草には目を瞑り 4~5本収穫出来そうな長なすが何時採ってくれるのか待っています


顔は見えないけれど私に取ってのブログは学びの場であり生身の人の言葉がある。
住んでいる地域も北から南から 職業も様々
置かれた場所で生きている姿に感動しながら刺激を受けながら
日々の暮らしに潤いを与えて貰っている。

好きなブロガーさんがいる。「ベジ村から」の野の花さんだ。
私よりもズッと若くて
八ヶ岳の麓で高原野菜を作っておられる ご主人と東南アジアからの技能実習生2人
そして野の花さんの4人で広大な敷地での高原野菜作りである。

半世紀ほど前のお正月八ヶ岳の最高峰赤岳の山頂にいた。
稜線に出ると激しさを増す吹雪に行く手を阻まれながら新米は苦しめられた。 
あの八ヶ岳を毎日眺めながら仕事をされている羨ましさ今でも恋しくなる。

里山をこよなく愛し雑穀を栽培され「らんまん」のような野の花を愛し
「菌ちゃん農法」を実践されている。
花が好き鳥が好き蝶が好きビーガン生活を実践され
自然と共に自然体で過ごすそんな姿に惹かれている。

経年劣化

2023-06-20 14:42:28 | 日記

  今日も良いお天気です


  たった一つのカボチャイノシシに食べられてプラムはハクビシンとカラスに 生存競争は厳しいです


連日街まで出掛けた。
台所の水漏れが気になって 夫も息子も「業者に頼めばァ-」と取り合ってくれない。
左右に分かれた真ん中の給水栓のパッキンを取り替えたけれど止まらず其の儘にしていた。

40数年間建ててから一度もかえること無く使い続けていた。
此所に来てポタッポタッと気になって仕方が無い ネット検索し私にも出来ると
思い立ってホームセンターに出掛けた。
頭の中に手順を覚え込ませて蛇口を交換 気になっていた水漏れが止まり快感である。
何れは浴室洗面所トイレも 経年劣化は否めない でももう大丈夫任しときなさい。

例年なら梅雨頃からイサキが釣れ出す時季で有る。
市場でも釣具屋さんでも入る情報は姿を余り見ないという。
その代わり鰺が釣れ出して夫は細やかな収入を喜んでいる。
仕切りは何れ孫達に渡るのだろう 私が手を出しても明細書をくれるだけ。
でも時には財布の紐が緩んで食べに行こうと驕ってくれる。

私の寝ている間に釣りに出掛けた夫が「いかんかなァ-」と言っている。
今朝釣りをしていてリールが傷んだという。
昨日は水道屋さんからテングサの片付けと一日動いていた だましだまし膝を使いながら
膝の寿命はとうに過ぎているらしく整形外科で戴いた湿布を貼っている。
階段の上り下りが苦痛だったけれど今動けている ストレッチをしながら筋肉を付けている。
時には自身に負荷を掛ける事って必要かも知れないと。