心の音

日々感じたこと、思ったことなど、心の中で音を奏でたことや、心に残っている言葉等を書いてみたいと思います。

恐るべき15歳の発言、頑張れ辻本賢人

2004-11-18 22:49:59 | Weblog
 今年のドラフト会議が終了しました。投手だけ指名した広島、高校生中心のダイエー、即戦力重視の楽天、12人指名した中日など、それぞれの球団の目指す方向性などが感じられたドラフト会議だったように思います。
 日本ハムに決まった東北高校のダルビッシュ投手、東京大学からの指名選手など色々な話題もありましたが、何といっても史上最年少の15歳で、阪神タイガースから指名された辻本賢人投手に驚きました。指名されたことはもちろんですが、その会見の内容にもびっくりしました。
 駆けつけた大勢の報道陣に緊張した面持ちでしたが、「阪神に行きますか」と聞かれると、「はい」ときっぱり。最年少の指名については、「びっくりしている。僕でいいのかなと思った」と戸惑いは見せたものの、「第一の目標は練習についていくこと。すぐ試合に出るのは無理だと思うが、頑張っていきたい」としっかりとした声で抱負を語っていましたね。
 また史上最年少でプロに指名されながらも、有頂天になることなく「これがゴールではなく、スタートであると思う」とか、「監督になるくらいまで阪神でお世話になりたい」といったようなことも言っていました。
 これらの発言は、もちろん少しは準備していたものもあったでしょうが、両親や関係者などの大人から「言え」と言われたようなものではなく、自分の本音や実感が込められた発言だと感じました。謙虚さと大胆さを兼ね備えた、精神的に自立した「大人」であり、「大人物だ」という印象を持ちました。自分の言葉で自分の考えや意見をしっかりと語っていたからです。
 周囲の期待やマスコミに踊らされることなく、大きく育ってもらいたいと思います。