心の音

日々感じたこと、思ったことなど、心の中で音を奏でたことや、心に残っている言葉等を書いてみたいと思います。

快晴の霧島連山は最高でしたー野生の鹿にも会えますよ

2004-11-29 18:59:21 | Weblog
 昨日は快晴の日曜日ということで、家族で霧島に行きました。鹿児島の自宅から国道223号線を北上、この道はもみじロードとして有名なこともあって、紅葉がとてもきれいでしたよ。坂本龍馬が妻のお龍と共に、日本で初めての新婚旅行に訪れたとして知られる塩浸温泉(先日の「旅サラダ」で紹介されていました)を横目に見ながら、約1時間半で、天孫降臨の山として知られる高千穂峰(1574m)の登山口、高千穂河原に到着。昨日はここから中岳(1345m)に登ることとする。
 今まで家族4人で山歩きをしたことはあるものの、山登りは初めてでした。小2の息子は、街中に行くのよりずっと楽しいと言い、途中で立ち止まっては「ヤッホー」と大きな声で叫んでこだまが帰ってくるのを楽しんだりしながら、軽い足取りで登っていきます。自分は隊長だからと、出会う人に大きな声で挨拶をしたりして、初めての山登りを心から楽しんでいる様子。小5の娘は先日の校内持久走大会で7位だったから体力には自信があるぞという風情で、これまたすいすいと登って行きます。私たち夫婦はすばらしい霧島連山の景色を堪能しながら、ゆっくりと登って行きました。特に高千穂峰の秀麗さが心に残っています。高千穂峰は霧島連山の主峰の風格を十分に備えた美しさです。
 整備された登山道が険しくなり、岩肌の見える急な坂をしばらく登ると、中岳の頂上でした。ここからは、新燃岳(1421m)や獅子戸岳(1428m)の姿も美しく見えました。桜島の頂上も雲の上に見えました。妻は今まで5回ぐらい霧島登山にきたうちで、最高の天気・眺望だ、夢に出てきそうだと感激していました。このような景色をおかずにしながら、昼食を取り、新燃岳の方に少し歩いてから、下山しました。子どもたちは、何回も転んだりしながら、なんとか無事山を降りました。
 霧島連山で一番高い山は韓国岳(からくにだけ・1700m)ですが、遠く韓国まで見渡せるのでこの名前がついたとか。えびの高原から約1時間30分で頂上です。
 昭和9年、日本で最初の国立公園の一つに指定された霧島は、春のミヤマキリシマ、初夏の新緑、秋の紅葉、冬の樹氷など四季を通じてそのすばらしい景観が楽しめます。多くの鳥もいます。野生の鹿もいます。以前「旅行人山荘」という旅館に行ったことがあります。ここは多くの文人、歌人に親しまれた湯宿として知られ、周囲にはクヌギや赤松林など美しい自然がそのまま残っています。温泉と一緒に森林浴まで楽しめる貸切露天風呂に家族で入っているときに、野生の鹿が現われたことがあります。野生の鹿を見ながら(見られながら)入る露天風呂はなかなかありませんね。えびの高原付近でも野生の鹿がよく見られます。
 登山をした後は、温泉で疲れた体をほぐすに限りますね。昨日は、グリーンヒルウエルネスに行きました。ここの露天風呂からの景色もとても美しかったです。心と体をリフレッシュした一日でした。
 都会で疲れた心と体を癒すのに、霧島は最高だと思いますよ。美しい景色、温泉、おいしい食事、焼酎などを十分に堪能できると思います。鹿児島空港から車で約1時間です。これを読んで興味を持たれた方、時には翼を休めにきませんか。