はなむらさき不定期便

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田仁志からの贈り物~慧に捧げるテニプリ祭~ 劇場版「テニプリ」レポート

2005年02月26日 18時14分12秒 | WJ感想2005


あーん。田仁志様が負けた~!

という訳で、行って来ました劇場版「テニスの王子様」。なんのことやらサッパリかもしれませんが、コレは自分との約束なのです。田仁志様がコートを去る時、私は劇場に足を運ぶと決めたのです。
時は2/26(土曜日)・11:00~の上映(この1回しか無いんです)、友達を誘ったが断られ、たった一人でのチャレンジ。くじけそうになりましたが、頑張りました。記事トップの画像は証拠物件ですよ。「テニスの王子様・ドライバーズ割引」だから「テニ車」。1000円で2本も観れたんだからお得なモンですよ。
相変わらず「テニプリ」に関する知識は

・乾はキモカワイイ。
・橘さん=ザコバナさん。
・リョーマは指6本の新人類。
・結論。跡部はエロイ。
・手塚はゾーン。
・とにかく田仁志様はかっこいい

のみ。話について行けるのか、非常に心配では有りますが、劇場版「テニプリ」レポート行ってみましょう!写真の黒いビニール袋はオマケらしいです。まだ未開封。このレポートの最後に開封してみたいと思います。お楽しみは最後まで取っとかないとね!


まずは、本日の客層から
土曜の昼、という事も有ってか7割方席が埋まっている。上々の入りでしょう。

・小学校低学年の男子+保護者。というのが8割。
・中学生位の女の子2,3人連。1・5割。(腐女子候補生?)
・年齢不詳の女性+その弟?(←顔が似ていた)。1組(なんか腐女子風?)
・25歳女性。たった一人での挑戦。1名

もっと大きいお姉さんがたくさん居ると思ったんです。きっと一人で観に来る勇気あるお姉さんが!
そしたら、お一人様は私だけかよ!?当初の予定よりずっと勇気有る挑戦だったようです。
思ったよりも、本来のターゲット(であろう)小学生男子が多い事に驚き。でも何故に彼らは「テニプリ」を観に来たのか?小学生にテニスは人気なの?ドラゴンボールとかなら判るが…。という疑問は、上映中に吹っ飛ばされる事になります…。



全体のあらすじ(*ネタバレ注意!)
なんか、うさんくさい金持ちのおっさん・桜吹雪彦麿の招待で豪華客船上でエキシビジョンマッチをする事になった青学テニス部の面々。相手チームを率いるのはリョーマの兄?リョーガらしい。
色々あって、この試合は実は賭博テニスだった事が判明。さらに主催者である彦麿は、青学メンバーに八百長試合をしろと迫る。つまりはヤオれと。そんな事はできないと断った手塚ゾーンだったが、部員を人質に取られたりしてさぁ大変!「羆落とし」とか「手塚ゾーンギャラクティカ・マグナム」とかのすったもんだの末、なぜか豪華客船炎上。大パニックの中、平然と進行するリョーマVSリョーガ・運命の対決!水中だろうが、空中だろうがお構いなしの大接戦を繰り広げる。
お互いの命を賭けた真剣勝負の末、わかり合う事のできたリョーマとリョーガ。リョーガは一人「でっかい夢」を求めて大海原へと旅立つのであった。

少ない脳みそがショートする位、破壊力を持った映像群に圧倒され、肝心のストーリー部分を良く憶えていませんが、多分こんな感じで物語は進みました。何故豪華客船なのか?なぜ賭博テニスなのか?そんな疑問はナンセンスなのです。もはや全ては手塚ゾーンギャラクティカ・マグナムを観客に見せ付ける為に存在するのです。そう考えれば、全ての事象に整合性が付くのです。


オレンジこそがこの映画のシンボル
「みかんは愛媛の太陽です。」昔、愛媛出身のミュージシャンがそんな事を言っていました。
それとは全く関係有りませんが、やたらとしつこく出てくるのがオレンジ
冒頭のリョーマとリョーガの思い出からこっち、事あるごとにボールの代わりにラケットで打たれ、あるいは回想シーンへの布石となり、また有る時は、リョーガによって皮ごと美味しく召し上がって頂いたりと、八面六臂の大活躍。

・オレンジ = テニスボール
・オレンジ = 思い出の象徴
・オレンジ = 皮ごとジューシィ
・オレンジ = テニスで掴めるでっかい夢の象徴

なんですよ。この映画的には。何故にオレンジなのか?それは永遠の謎です。


人智を超える
青学レギュラーの名前さえよく判らない私ですが、どうも手塚ゾーン・不二・リョーマ辺りが主力で、後の部員はオマケだよ。的扱いなのがビンビン伝わってくる試合展開。菊丸、乾等の試合など、ものの3分も掛りませんでした。試合相手も名前さえ与えて貰えないモブキャラですよ。
それに比べると、手塚ゾーン・不二は別格ですね。だって敵の声優がインパルスですもの。ちゃんと名前のある敵だもの。名前憶えてないけど。
不二の試合前に、菊丸等青学部員が人質に取られていたのですが、試合中に見事脱出成功。コレを見届けた不二が「羆落とし」を解禁する辺りから、物語は一気にヒートアップ!「羆落とし」のあまりの威力に、インパルスの片割れ(多分堤下の方)が吹っ飛ばされてしまいました!すげぇ!なんだか解らんがスゲェ!

だけどコレはまだ序曲に過ぎなかったのです…


不二の次は手塚の試合。そして…

手塚ゾーン・出てきて早々に発・動!!


ココで不二による解説「手塚ゾーン…。それはどんな球でも必ず手元に戻るようにスピンをかけたショット。」…ふーん。初めて知ったよ。思ったよりもショボ…え!?


手塚ゾーン・宇宙(そら)へ!

どういう訳か、突如テニスボールが太陽系を飛び回るギャラクシィな展開!太陽系を一周し、何故か流星群となってコートに降り注ぐボール。比喩や誇張でなく、無数のボールが火の玉となって降ってきます!そして、これまた何故か恐竜やらマンモスやらが逃げ惑うテニスコートへと到達。その衝撃をモロに受け、まるで元気玉をくらったフリーザ様のようなエフェクトで吹っ飛ばされる、インパルス(多分板倉)!やばいって、絶対死ぬって!すごいよ手塚さん!!

と、ココで劇場内の元気なちびっこから「すげぇ~!」と歓声が!
そうか。子供達は「テニス」を期待してこの映画を観に来たのではない。
彼らはドラゴンボール的要素を求めているんだ!納得!

もうこの時点で、この映画は「カンフーハッスル」なんぞとうに超え、下手すると、ドラゴンボールにも迫る勢いです。人智を超えた展開!!死ぬ!笑い死ぬ!!劇場内も笑ってるっぽい雰囲気が!

私的にこの手塚ゾーンギャラクティカ・マグナムこそがクライマックス!
この後も、リョーマとリョーガによる自然現象(竜巻・津波)をも操る熱きバトル。(もはや試合ではない)水中でも威力を失わないボールとか、もうそれはテニスとは言えないんじゃぁ、という空中での死闘など、見所盛りだくさんでは有りますが、私の笑いの許容量は「手塚ゾーン」で限界突破!まともにスクリーンが見れません!ちびっこどもは相変わらず「すげぇ~」を連発。うん。確かにコレは凄いよ。


フィナーレそして…
すったもんだで、豪華客船沈没!彦麿逮捕でめでたし、めでたし。
無事救援された青学部員。しかしリョーマの姿が無い!と、そこに水上スキーで駆けつけるリョーガとリョーマ。互いの無事を喜びます。
そして、フィナーレは「俺は自分のテニスで、でっかい夢を掴むぜ!!」(うろ憶え)と一人、水上バイクで大海原へと旅立つリョーガ。あのテニスで掴む夢?フランス外人部隊とか!?
今気付いたのですが、結局最後までリョーガの素性が解らなかったよ。義理の兄?ちゃんと養子縁組したの?何故アメリカに居たのか?謎は尽きませんがそんな謎は小さなモノです。手塚ゾーンに比べれば!何故宇宙?何故恐竜?


同時上映の「跡部からの贈り物~キミに捧げるテニプリ祭~」はダイジェスト感想で。
・氷帝学園は跡部を頂点とする体制社会なのか。
・本日一度目の「逝ってヨシ!」を氷帝監督から頂く。
・コレが噂の亜久津ママ?カワイイ!
・不二姉も美人。
・ていうか女性陣(含むスミレちゃん)が皆巨乳。男だらけの本編の反動?
・学校対抗障害物レース。プールで騎馬戦は「アイドル水泳大会」のノリで。
・本日二度目の「逝ってヨシ!」…もう逝ってもいいですカ…。
・もう誰が誰だか。
・ゴール間近でゴールが大破。本編に続きここでも手抜き工事の悲劇が!
・跡部「今夜は帰さないぜ!」確かにエロ過ぎる。
・本日三度目の「逝ってヨシ!」…お言葉に甘えて帰りたい…!
・「かばじいつもありがとう」感動より先に笑いが出た。
・もうツライから帰る。

同時上映はなんか同人的要素満載。テニプリを良く知らない人には笑いのツボが解りません。
でも、テニプリにもちゃんと女性キャラが居た事を知り、安心。

1000円+駐車場代500円払って観に来た価値は有りましたよ。
この迫力はスクリーンでこそ、花開きます。「カンフーハッスル」も「少林サッカー」も映画館で観ましたが、この映画には及ばない!
観といて損は無い映画です!むしろ観て下さい。


あぁ、そうそう。オマケに貰ったビニール袋開封しなきゃ。どれ…



……面白かったよ!後にも先にもこれ以上の傑作は出ないよ!笑いの核弾頭だよ!

余談ですが、この後友人と二人でショッピング。ごっそり服とバッグを買い込んでしまったのは、この映画を観て気持ちがバブリーになったからだと思います。

以上「田仁志サマ敗北で残念!記念・劇場版テニプリレポート」でした。
罰ゲームのつもりが、結構楽しめたよ。ありがとう田仁志。ありがとう許斐先生!

そしてNEC花子様へ。この映画はスゲェ!観た後だからこそ言えるこの言葉。凄かったっす!
コメント (7)
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