思いつくままに書くブログ

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マレー鉄道東海岸線 夜行列車乗車記 ~ムンタカブで炊き出し配給

2017-12-21 11:18:29 | 2017年の旅行記
脱線現場を発車したバスは国道10号線を北上、所々カーブはあるものの道幅は広くて快適な道路です。結構スピードを出して走っており鉄道の遅れを少しでも解消できればいいのですがどうでしょう。沿線は特に何もないのだが、ガソリンスタンド併設のKFCを2軒も見つけた。さすがマレーシア、こんな田舎でもあるんだなあ。隣席には高校生くらいのマレー系女子、眠いからか時々私のほうへもたれかかってきてなんだか嬉しい。これがオバサンとかオッサンなら腹も立ってくるのだからスケベ心のなにものでもない。

バスは1時間ほど走って街の中に入った、どうやらこの街の駅に向かっている様子で市街地を抜けたような街外れに駅が見えた。代行バスはここまでで荷物を持って降りるよう指示がある。





ムンタカブという駅のようで時は9時50分。



定刻通りなら3時11分着で、ここで上下列車が行き違うことになっている。なので6時間半以上の遅れに増大しています。



これだけ進んだことになりますが、この場所ならクアラルンプールへ戻るほうが断然近い。



ホームには先ほどと同じ列車が据え付けられており、まさかさっきの列車をすぐに復線して走らせて持ってきた?と思ったがそんなはずもなく、どうやら反対列車はここで打ち切りにしてバス代行でグマスまで行ったようで、その車両が引き返すかたちになったよう。なので編成は一緒ですから同じ寝台に乗り込みます。



ともあれ皆さん一安心という感じですがさすがに腹減りました。同じ編成なら食堂車はといいますと。



隣の車両で絶賛営業中。この時は空いていますがすぐに満席になりました。高校生くらいの姉妹と相席になりました、先ほどのバスの子とは別の子です。余談ながらマレーシアの若い子はニキビ顔が多いなあ。日本じゃ最近ニキビ顔は確実に減ってますから。



RM6のミーゴレンを食べればホッとします。太麺で短い麺を野菜と一緒にケチャップマニスで炒めた焼きそば、最初はオイスターソースかなって思ってしまいました。だがしかし



いったいいつになったら発車するのだろう?

単線で閉塞区間が長すぎるからおいそれと発車できないというのはわからないでもないですが…。そういえば周囲を見ると同じ弁当を食べている人を見かける。これってどこで売っているんだ?もしかして知らない間に炊き出し配給があったのか?と思っているとピックアップトラックがやってきた。荷台を見ると弁当が積んであるではないか。一度に運べないか現地の作っている食堂も大量の急なオーダーに対処できず、出来た順に運んでいたのでしょう。何種類かあるようだが中身は見えないし、だいたい無料なのだからなんでもいただきます。



ナシアヤムでした。これにビニール袋に入った赤いシロップのジュースが一緒に。弁当は昼用にとっておきましょう。ジュースは漏れたら嫌なのですぐに飲みますが、シロップが色づけ程度であまり甘くありません。

そうこうしているうちに列車が動き出しました。時は11時半でした。さて、何時間遅れになるのでしょうか?まだまだこの先400キロくらい残っています。