思いつくままに書くブログ

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ばんえい競馬職員の雇用問題

2006-12-19 00:52:11 | 競馬
北海道新聞から

【旭川】ばんえい競馬を運営する北海道市営競馬組合の本年度いっぱいでの解散が正式に決まったが、組合職員の雇用問題は全く白紙の状態だ。砂川敏文帯広市長は十七日の会見で、新設されるばんえい競馬運営会社に雇用を要請していく考えを明らかにしたものの、人数や条件は未定。各市派遣の職員を除く三十六人は、先の見えない状況に不安を募らせている。
~中略~
 組合は四市に対し市職員としての雇用を要請しているが、四市とも財政状況は極めて厳しく「四市で全員を雇用するのは難しい」(旭川市)状況。
~中略~
 このため運営会社に雇用してもらうのが最も現実的といえるが、組合幹部は「新体制は現組合より小規模になる。新会社の職員も開催に必要な最低限の人数になるのではないか」と懸念する。また新体制で雇用されても、これまでより賃金が低下することもあり得る。


まあこれは避けて通れない問題ですね。経費を圧縮して黒字化を目指すなら当然の行為でもあります。しかもばんえい競馬は職員数が多いような、公式サイトを見ますと50人。TCK大井競馬の特別区競馬組合で98人なんですから、収益や来場者数などを勘案しても…といった気がします。また1人当たりの職員給与費が680万円になるのはどう考えても高すぎる。景気回復と叫ばれても、北海道じゃあ民間企業の不況が尾を引いているような状態で、私の知っている人などそこそこ名の知れた会社に10年勤続していても300万円弱なのはいいほう。仮に私が実家に戻って地元企業に再就職したものなら、250万円にも届きません。どこかのウェブニュースで見たのですが、調教師の岩本氏ですら380万円ほど。騎手時代の蓄えを切り崩していると書いてあったように思います。

ともあれ、プロパーがいないと競馬も開催できないので新会社が現職員を何人か採用するのは間違いないですが、400万円前後という条件になるのではと思います。それが気に入らない人は去ってゆくだけで、逆に一般からも若干名募集するかもしれません。しがらみが無い分、これくらいの金額なら応募殺到になるかもしれません。