山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

突然ですが

2020年03月28日 | 日記
 突然で恐縮ですが、『ホリデイマタギ日記』は、しばらくお休みさせて戴きます。
 再開の折には、懲りずに読んで下さると嬉しいです。
 それまでの間、さようなら。

玄関の春

2020年03月27日 | 日記
 休憩時間の散歩で、同じコースを何度も歩いているのに、これまで全く気付かずにいた。

スイセンが咲き始めていました。
 そして、沼の周りに植えられたアセビの色が変わってきていたんですね。



アケボノアセビというやつらしい?いつの間にか、こんなに咲いていたんでいたんですね。可憐で美しい花の房が、満開になろうとしています。この美しさを、より多くの人たちと愛でたいと感じます。
 でも、当地で予定されていた春祭り(知る人ぞ知る『人間将棋』などのイベント)が、中止になってしまいました。
 人が集まることを避けなければならない春。市民に出来ることは、無駄な接触を避けて感染しない、人に感染させないように気を配るということだろう。
 仕方がないといえば仕方がない。
 ただね、ヒトという生き物は、互いに関わり、情緒や知恵を共有することで生き延びてきた種だと思うんですよ。関わること、おしゃべりすること、そこで味わえる情緒の機微、知恵の交流、そして協同。それが人の世界を豊かにし、成長させてきたはずだと思うんだけど・・・。その多くが規制されてしまいつつあります。今回のパンデミックとそれに伴う規制は、人の在り方そのものに対して、すごく大きなストレスになると思います。
 確かに、スマホやパソコンがあるから、コミュニケーションをとれないこともない。しかし、本来の人間は、互いの目を見、表情を感じ取りながら情緒の交流をし合ってきた生き物だったはず、それこそ、顔を寄せ合いながら。

 ・・・ちょっと待った!話が大きすぎるぞ!!
 はい、やっぱり、普段のマタギに戻ります。
 帰宅して妻に、アセビが咲いていたことを話すと、
「うちでも咲いてるわよ。」
との返答。(情緒的でない! 素っ気ない! ・・ま、いいか。お互い様、いつものことだ。)
玄関から表に出てみると、確かに咲いている。

うちのアセビです

 これは、普通のアセビでしょう。こちらも負けず劣らずに可憐で美しいじゃないですか。まさに、灯台もと暗しですね。

 見回すと、フジの実が割れて飛び散ったあと。

ついに割れました

 我が家のフジも、春の準備を始めていたようです。それこそ、同じコースを毎日歩いているのに、アセビにもフジにも気付かずにいた。

 人と人との関わり、人と自然との関わり。目をそらさず、そして、いつもの年よりはちょっと気を配りながら、共に歩んでいけるといいですね、健やかに。

おぬしもワルよのう

2020年03月25日 | 日記
 山菜採りに不安をいだかせるような、季節はずれの積雪。だからと言って、山菜採りの中止や延期はないでしょうね(オリンピックは延期になったけど)。今回の積雪だって、春の淡雪だから、そんなに問題はないとは思うんです。現に、屋根に積もった雪だって、

こんなだったのが


こうなって


昼にはこうです

こんなふうに消えてしまいました。
 しかしですよ、今回の低温が、山菜の成育にとってマイナスに作用することはまちがいない。だとすると、前回収穫してきたあと、新たな山菜が食べ頃に成育しているとは考えづらいじゃないの。う~ん。
「さすれば、お代官様。ちょっとお耳を。」
「越後屋か、いかがした?」
「ゴニョ ゴニョ ゴニョ・・・。」
「なるほど!それはよい!!それならば、山菜が採れなくても満足できる。それで行こう。・・・しかし、越後屋。おぬしもワルよのう。ふっふっふ。」

 心の中に住む越後屋の耳打ちに、すっかり従うことにしてしまった。
 この耳打ちの内容とは、

これです

冷凍庫に残してあったコゴミを戻しておくこと。これを戻しておけば、たとえ収穫がなくても山菜料理が味わえるというわけだ。

解凍開始です

これから水にさらして戻せば、明日か明後日には食べ頃になるはず。
 代官マタギとしては、なんだかずるい気がするんですけど、家族が失望しないための保険としてかけておいた方がいいかなという心情が働いて、越後屋マタギの悪知恵に乗ることにしてしまった。
 季節の変化を予測して、正々堂々と自然に向かい合って収穫できればいい。それでこそ本物のマタギという感じがするんだけど、そう簡単に期日変更はできない。
 この辺がホリデイマタギの限界だろうか。突き詰めるとやっぱり、マタギは物欲優先のワルのようでした。
 仲間との連絡調整の結果、明後日の早朝に出掛けることになりました。越後屋マタギの悪知恵が吉と出るか凶と出るか(凶はないか)。
 冷凍コゴミの解凍と山菜採りと、両方の準備を進めておいて、当日に備えましょう。

 (中途半端に終わった前回の日記の続きでございました)

冬ですか!?

2020年03月25日 | 日記
 夜勤の日の勤務は、昼過ぎに出掛けて仕事を済ませ、午後9時過ぎに帰宅する。出掛けるときの車の温度表示は11℃あったのだが、帰るときには4℃まで下がっていた。午後にしては、結構急な温度変化です。帰りの道すがら、西の空に宵の明星が輝いているのが見えたから、放射冷却というやつかな?ぐらいに考えていた。
 そして、今朝、外の明るさに目を覚ました。「なんだ、この明るさは?」まだ、6時前ですよ。ブラインドを開けて、合点がいった。

雪景色(青空駐車の車も真っ白です)


メジロ君とヒヨちゃんの木も真っ白


 いわゆる、雪明かりというやつだったようです。
 来ましたねえ。『暑さ寒さも彼岸まで』なんて言うけど、こと寒さと積雪に関しては、山形では彼岸過ぎても用心が必要です。
 とりあえず、情報を集めましょう。まずは、気象庁から。

雪の積もり具合(冬型です)

 何を知りたいかというと、次回の山菜採りで出かける場所のあたりがどうなっているかという現状把握ですね。微妙な状況みたいです。
 続いて、今後の見通しを立てていきます。

天気図です(こちらも冬型)

 ゆるい冬型ですけど、すぐに高気圧に覆われますね。後ろに低気圧が控えているので、三寒四温ってな感じかな。
 そして、最大の難関です。豪雪地山形の峠の状態を見てみましょう!今度は、国土交通省河川国道事務所のライブカメラです。

完全に真冬です

 おおっ!さすが月山道。一気に積もったようですね。これだから、山形県民は安直にタイヤ交換は出来ません。
 数日中に仲間と山菜採りに出かけようと予定しているのですが、この状況から考えると・・・。かなり不安が大きくなってしまいました。その時、天候がどうなっているかは、それこそ、運を天に任せましょう。

 それよりも、すっかり時間が空いてしまった本日、何して遊ぼうか。そちらを考えた方が有意義な一日になるかも。
 

おいしくできたかな?

2020年03月24日 | 山菜料理
 冷蔵庫で待機してもらっている『ワサビのフスベ漬け』なんだけど、そろそろ食べ頃かな?と言うよりも、もう我慢できません。食べてしまいましょう。

冷蔵庫に旅立った葉ワサビ

3日過ぎたので、もう食べ頃でしょう。

こんな状態で待っててもらいました


本日の献立です。妻が用意してくれたおかずはいろいろあるんです。

家呑みの準備OK

 でもね・・・。
 本日の主役は、この子達です。

茎と根っこの再会


食べたきおかず、あまた さぶらひ たまひける中に、優れてときめきたまふありけり。

まずは、これですよ


 ワサビ根、やっぱり旨い!
 そして、フスベ漬け。こちらは、口に入れた一瞬あとに、グワッと口から脳天に向かって旨みと辛みとが突き抜けていくんです。
 ああ、今年も美味しく出来た。
 これから暫く、大切に味わっていきたいと思います。
 この料理のすごい所は、旨さはもちろんなんだけど、日持ちのよさ。
 これから2ヶ月あまり楽しませてもらう予定でいます。
 ああ、春だねえ!!

 To be continued!