山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

牡蠣も大好き!けど・・

2022年02月28日 | 日記とレシピ

 さあ、今回届いた『石巻からの挑戦状』の中に、超久しぶりの食材が入っていました。それは、

       これです!(画像、右上ね)

 何てったって、宮城県は牡蠣の本場。嬉しいことこの上なし、のハズなんだけど、浮かない顔をしている人が一名います。妻です。

 このお方、牡蠣を食べると必ずアタるんだそうです。

「若いときに、食べ過ぎたの。一生分食べちゃったせいかも。」

 つまり、牡蠣の祟りってことか?まあ、しょうがねえべ。牡蠣がなくても、海産物には、美味しいものがいくらでもあるんだから。

 そんなわけで、我が家では、長いこと牡蠣を食べていなかったんですよ。ところが、今回、牡蠣が届いた。当然、料理しなければ、送ってくれた叔母様にも牡蠣にも申し訳が立たない。どうする?

  ポクポクポクポク チ~ン

   ≪海の幸のフライ定食≫

 パックには、『生食用』と書いてあるんだけど、フライにしてしまいましょう。もしかしたら、妻も手を出すかもしれない。もし、食べないとしても、一緒に送られてきたタラもフライにしてしまえば、おかずには困らないよね。決まり!

 下ごしらえの部

 まず、タルタルソースを作ってしまいました。

 ・固茹で卵+タマネギみじん切り1/4+酢大さじ1+砂糖小さじ1+マヨ半カップぐらい+塩少々

       混ぜて、冷蔵庫で待機

 ・タラは、ハラスの部分を食べやすい大きさに切って軽く塩コショウ

 ・牡蠣は、さっと水洗いしました

 ・それぞれ、キッチンペーパーで挟んで水気を拭きます

 ・溶き卵1個分に、薄力粉1カップを入れて混ぜます

 ※程よい粘りになるように水をちょっとだけ入れて微調整

       準備が出来ました

 調理の部

 ・バッタ液⇒パン粉と塗していきます

       ここまで来たら出来たも同然

 ・食事のタイミングに合わせて揚げ始めます

    170℃のつもりだったんだけど・・・。ちょっと派手ですね

 ・浮いてきて、泡が小さくなってきたらひっくり返します

 ※中のホクホク感を残したいので、そんなに長くは加熱しません

       ここまでの画像は、牡蠣フライです

 タラも揚げたら、出来上がり。

       2種のフライでございます

 同時進行で『どんがら汁』(画像の右)も作ったので、左の『炒り鱈子』も加えて鱈尽くしと、紅一点の牡蠣フライをあわせて、『海の幸定食』になりました(妻は、完全に『鱈尽くし定食』)。

 感想は省略。字にもかけない美味しさ。

 ひたすら石巻の叔母に感謝あるのみであります。

 ご馳走様でした!


久しぶりの料理なんだけど

2022年02月27日 | 日記とレシピ

 「お魚、送るわよ。タラとかいろいろ。何とかなる?」

「もちろんです。ありがとうございます!」

「そう言って貰えると、こちらも送り甲斐があるのよね。」

「こちらも、楽しみです!」

 石巻の叔母からの電話である。恒例の『石巻からの挑戦状』だ。

 そうして翌朝、雪かきが終わって一息ついているところに、クール便が届いた。

       デーンとマダラ

       これは、ヤナギガレイというやつか?いつもより大きい

 さあ、今年もたくさん届きましたよ。さっそく腕をふるいましょう!

 魚介料理の厄介なところは、鮮度。時間の経過に伴って、せっかくの美味しさが、刻一刻と落ち込んでいってしまうのだ。ただ、この時期は、外気が冷凍庫状態なので救われる。そんな中で、いの一番にやっておきたいのが、タラの下ごしらえ。真っ先にワタと血合いを外してしまえば、ひと安心だ。この辺の細部は省略。とりあえず、今夜と明日の準備まで済ませた。

 さて、次だ。

 やっぱり、マダラのタラコ、真子さんでしょうな。とにかく、大きいから。

       800gほどありました

 どうする?と言っておきながら、実は、もう見たときから決まっています。

   ≪炒り鱈子≫

 このところ、タラコを調理する機会は、結構あったんだけど、振り返ってみると、この定番とも言える料理を長いことやっていなかったことが理由だ。常備菜を、もうひと品増やしておきたいという思いもある。

 下ごしらえの部

 ・タラコの皮に切れ目を入れて、酒とみりん各1/2カップを加えてほぐします

 ※タラコは800gほどあったので、それに合わせた分量です

       箸で混ぜていくと

       いい感じに膨らみます。皮は、後ほど千切りにしました

 ・糸コン1袋を湯がいて、適当な長さに切ってみた。全然足りない!

 ・油揚げ3枚を油抜きして短冊に

       予定外の追加です。まだ足りない!!

 ・太めの大根10㎝ほどを千切りに

       やっと釣り合った。これで準備OK

 ※全く予定外で油揚げと大根を加えることになりました。思いの外、タラコが大きかったので仕方なかろう

 調理の部

 ・鍋にオリーブオイルを敷いて、糸コンと油揚げを炒めます

       こんな感じ

 ・大根も加えて更に炒めます

 ・タラコと醤油1/2カップを加えてひたすら混ぜ続けます

 ※中火で10分以上かな?水分が飛ぶまで、かなり時間がかかりました

       いい香りです

 いつもだと、摺り下ろしのショウガを加えるんですけど、今回は、大量の大根を入れたので、不要と考えました。

 試食してみると、うんまい!

 文句なしですね、味の方は。ただ・・・

 ちょっと多すぎないか?しかも、・・・。

 更に、もう一腹の真子様が待っている。どのように調理いたしましょうか。

 深い悩みに沈むマタギなのでした。


鶏がネギとナメコ背負ってきた

2022年02月26日 | 日記とレシピ

 本日も、いい汗かいたぜ。やっぱり、クロカンは面白い。なんてったって、自然のまっただ中に入り込んでいる感覚が、ゲレンデスキーとは一線を画す楽しさだ。

 リフトもロープウェイもないから、上りも下りも自力で進むしかないけれど、その分、自然との一体感が深まる感じ。

 さて、いい汗かいた後は、旨いものでしょう。山からの帰り道にスーパーに立ち寄る。

 まずは、晩酌用のお酒を買って、それからお昼は、・・・あれれれ?ないですよ。いくら探しても置いてない。

 仕方があるまい、代用品だ。そうして買って帰ったのは、

こちら様

 当初予定では、鴨肉で鴨南蛮だったんだけど、ないものは仕方がない。本日のランチは、これでいきましょう。

   ≪鶏南蛮+何か≫

 妻が出掛けてくると言っていたので帰ってくるまで、やれることをやっておきます。

 下ごしらえ・調理の部

 ・水750mlに買ってきた鶏肉を丸ごと入れて茹でました

 ・浮いてくるアクを丁寧にすくいます

 ※これが、そのままだし汁になります

       鶏肉が冷めたら、食べやすい大きさに削ぎ切り

 再び鍋に戻すんだけど、何となく物足りないので冷凍庫を調査。いいもの見つけた!

       冷凍ナメコです

 ・だし汁に出汁醤油(2倍濃縮)250mlと、みりん50mlに顆粒出汁少々を入れます

 ・一緒に、切った鶏肉とナメコも合流

       凍ったままドボーン

 ※またアクが出てくるので、取り除きます

    ナメコは、下ごしらえしてあるから勝手に出来上がります

 ※岩手の地鶏と山形の天然ナメコのコラボですよ!

 さて、南蛮(ネギ)です。

 ・寸切りにしたネギをわたし網に並べて超弱火で焼きながら回していきます

 ※それでも焦げるけど、いい味出ます

 ・今回は、早めに汁と合流させてみました。

       あとは、寝て待て

 妻が帰ってきたので、蕎麦を茹でて、つゆを再加熱。

       どうぞ、召し上がれ

 これが、超旨かったんだなあ。

 多分、鶏肉とナメコとをケチらなかったおかげ。そして、焼きネギの香ばしさとエキスも効いてます。すごく出汁のきいた鶏ナメコ南蛮になりました。

 お腹を空かせてくれた冬山の神様にも感謝なんだけど、たまたま手にした鶏肉さんにも感謝です。

 ありがとうね。ご馳走様でした!


本日もアウトドア日和

2022年02月25日 | 日記

 ウクライナ、すごく心配。だけど、日記は続きます。

 明日、お休み。降水確率20%。予報、曇りのち雪か雨。じゃあ、降り出す前に出掛けましょう!もちろん、クロカンです。

 前回、久しぶりにクロスカントリースキーで滑ってみたら、冬の雪山散策のおもしろさを思い出した。

 始め、おっかなびっくりだったスキー操作も思い出してきたので、忘れないうちに遊びに行きたいと思っていたところだった。

 実は、クロカンのスキーコースは、山形市で整備してくれているようで、調べてみると、今シーズンは3つのコースが開設されていることがわかった。

 少し自信が出てきたので、今回は一番長いコースを滑ってみましょう。出発!

       青空と日差しが嬉しい

       うっすらと新雪。これも嬉しい

だって、

       これは、鳥ですよね

       こちらは、どなた様?

    動物の足跡と、マタギのスキーの跡だけが刻まれている世界

       儚くも美しい造形

 最初の1㎞は、自然を独占している気分でした。間もなく、

       今日はテントの数が多いですね

 ワカサギ釣りの沼です。一般の方々もホリデイなので、釣り人も多いみたいです。

 ここから、ぐっと距離を伸ばしてみました。

       カラマツは一年中美しい

 天気がいいせいか、シジュウカラの群れ(だと思う)が元気に飛び交っていた。残念ながら、カメラに収める余裕はありませんね。

 それにしても気持ちが良い。身体の内側から湧き上がってくる熱と、外側から寄せくる冷気とが、いいバランスで全身を包んでいる。

 このまま雪の上にひっくり返ってしまいたい衝動に駆られるんだけど、ちょっと大人のマタギは、止めておきます。装備不足なので、あとが面倒だからね。

 代わりに、澄んだ空気で深呼吸。

 これで十分です。

 ああ、気持ちよかった!

 冬山の神様、また遊びに来てもいいですか?と言うか、ぜひ、遊ばせて下さい。

 よろしくお願いします。

 もう一つ。世界の平和が保たれますように。


雪、多すぎね?

2022年02月24日 | 日記

 昨夜、帰宅したのが9時少し過ぎ。その後、なんだかんだやってるうちに日付が替わってしまって、床についたのが2時頃。

 ぐっすり眠っていたハズなんだけど、ゴゴゴゴゴゴゴ・・・という音に目が覚める。除雪車ですね。時計を見ると、午前5時。夜明けには、まだ早い。もう一眠りしてから雪を片付けましょう。

 そして、6時過ぎ。起き出して窓の外を見ると、

       メリークリスマス!じゃないよね

 またまた、ドーンと雪が増えている。身支度を整え、表に出てみた。

       除雪車の置き土産

       我が愛車にも数時間のうちに積雪

 本格的な豪雪地帯では、ロータリー車と言う奴で雪を飛ばしながら除雪してくれるから、道路脇に雪が残らないんですよ。だから、家や車庫から道路までの間を掘れば、支障なく暮らせる。

 でも、半端に雪の多い当地みたいな所では、ブルドーザーが道路の真ん中の雪を削って両脇に置いていってしまうんです。これが、厄介。

 新雪と違って、押し固めた雪だから重たいんだなあ。これを寄せないと、道路幅が狭くなってしまって、歩くにしても運転するにしても難渋するんです。だから、みんなで頑張る!

 本日も、ご近所さん、全員集合!

「いやあ、まいったずねえ。」

「ちょっと多すぎっず。」

「捨てっどごないは。」

「まあ、体力づくり!」

・・・・・・

「ご苦労さん!」

「ありがと様!」

似たような内容なのだが、この会話が、ご近所の連帯感を高めるのだ。

       道路が広くなった。満足満足!

 マタギは、本日休みだからいいけど、職場に出掛ける人達は、少し早めに切り上げる。間もなく、出勤のための車移動と、学校に向かう子どもたちの移動が始まる。

「おはよう。行ってらっしゃい。」

「おはようっす。」

こんな会話を交わして、朝仕事も終了。

 クロカンとは違った意味で爽やかな運動になった(運動量は遜色ないかも)。

 それにしても、今年の雪、多すぎね?

 部屋に戻って、気象庁のデータを調べてみると、

       例年になく多いです(紫ゾーンがすごく広い)

 更に、『各種データ』を検索してみたら、やっぱり。この10年間で最大、40年間でも2番目に多い積雪深であることが分かりました。

 これは、久しぶりに『雪下ろし』が必要になるかなとも考えたんだけど、それより気になるのは、山菜ですよ。ここからは、天気の神様の匙加減で決まります。これから3月4月と、どんな天候になるのか、心配でもあり、楽しみでもあるマタギなのでした。

 天気の神様、よろしくお願いしますね。