山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

牛丼お久しぶり!

2024年01月31日 | 日記とレシピ

 仕事から帰って、ふと冷蔵庫を覗くと、やたらお肉がある。

 鶏・豚・牛にブロック肉やひき肉と、普通の肉料理ならなんでもござれという状況。

「お肉が安かったのよ。」

「それって、肉(29)の日だがからじゃね?」

「なるほど。それに、オーバ〇では、『琴ノ若おめでとうセール』やってるから対抗しないと客とられるもんね。」

 今回大相撲で活躍した琴ノ若の父、佐渡ヶ嶽親方が山形出身なものだから、琴ノ若を応援する企業が少なからずあるんだけど、オーバ〇と言う名のスーパーもその一つ。

 今回は、13勝したから13%引きセールを実施するんだって。

 ヨー🄫だって負けられないもんね。

「何作るか決まってる?」

「まだ決めてない。」

「じゃあ、俺作っていい?」

ってなことで、マタギが担当することになりました。

 確かに、「決まってない」と言うのも分かる。

何でも作れる状態だ。

 えーと、そんな中で最近作ってなくて簡単な料理と申しますと・・・。

 決めた、久しぶりに牛丼で行ってみましょう!

 ネットを覗くと、あるわあるわ、牛丼のレシピが溢れかえっている。

 そんな中で、やっぱりベースにするのは『栄養士のレシピ』さんですかね。

 読み返してみると、『出来上がってから一度冷ますと味がしみて美味しい』と書いてある。

 なるほど、じゃあ早めに作ってしまいましょう。

 すぐに取り掛かることにした。

 下ごしらえ・調理の部

 レシピには、4人分で牛肉500gと書いてあるけど、240gしかない。

「冷凍庫にもあるわよ。」

と言われたけど、そんなに頑張らずに、糸コンでかさましして何とかすることにした。

 ・糸コンは半分の長さに切って湯がいておきました

 ・牛の薄切りは食べやすい大きさに切って

 ・タマネギ1個をくし切りに

       これで、コアの部分はOK.

続いて調味料

 ・醤油大さじ4、酒3、砂糖3、みりん2、顆粒出汁小さじ2と

 ・しょうが適量だって

 この辺は、『栄養士のレシピ』さんの分量に従いました。

 ※液体と固体は分けて準備しました。その方が簡単

 ・500mlの水に調味料全てを入れたら

 ・タマネギを入れて加熱

 ・沸騰したら中火で5分間煮て、牛肉投入

 ・再沸騰するとアクが出るので掬い取って

 ・最後に糸コンを加えて弱火で10分

 ※レシピでは15分でしたが、冷まして再加熱するので、時間を詰めました

 食事の時間に合わせて再加熱して、

       はい、出来上がり!

 あとは、お好みの食べ方になります。

       マタギはご飯に乗せて食べたんだけど

ツユをたっぷりかけた方が美味しいですね。と言うか、おかず、何もいらなくなってしまいます

 久しぶりに食べる牛丼、やっぱり旨いっス!

 ご馳走様でした!

 これは簡単で美味しくて、時々は食べたい料理ですね。

 また、機会があったら作ろう!

 それにしても、冷蔵庫に残る肉類、ちょっと気になります。

 可能なら、もう一つ二つ、面白くて美味しいもの作りたいですね。


みるめが かわるぜ(さんぽうた?213)

2024年01月30日 | いきもの

  みるめが かわるぜ   さばとら まんたろう

 

たまにな

おれをみると

いやなかおするやつが いるんだよ

 

「またか。」

なんていってよ

 

けっこう

おれとの ふぁいとを

たのしんだくせによ

 

まあ

みるめが ないってことだな

 

おれのねうちは

くってみりゃ わかるのによ

 

なんだかんだいうまえに

ちゃんと くってみろって

 

おれさまを

みるめが かわるぜ

 

       その昔、マタギが太平洋側に釣りに通っていたころ

       『金華サバ』と呼ばれる

       いとやんごとなきサバが釣れたんですよ

 震災以来、立ち入り禁止区域も増えてしまい、足が遠のいてしまったんですけど、

       時々、素晴らしいサバが送られてきたり

 店頭に並んでいるのを見たりすると、あのサバの強烈な引きが蘇ってきます。

 同時に、釣れたてをその場で下ごしらえして、クーラーボックスに入れて持ち帰った時の美味しさも・・・。

 この素晴らしいお魚を、「またサバかよ。」と言ってさげすむ方々がおります。

 多分、群れに当たると嫌でも釣れてきてしまうことと、小ぶりのサバだと料理のしようがなくなること。そして、サバの生腐れと言われるように、鮮度が落ちやすいところあたりが理由だと思います。

 でもね、いいサバは煮ても焼いても揚げても美味しい。そして、締めサバはもちろん刺身でも超美味しいんです。

       脂がのって超美味しい金華サバ

 そんなサバ君のつぶやきを、うたにさせてもらいました。

 

 なんて言って、実は、本日のブログネタを『サバの棒寿司』にするつもりでいたのが、締めサバがあまりにも美味しくて、そのまま戴くことになってしまったためにネタがなくなったので、代わりに、うたってもらったところであります。

 これからも、マタギのサバ愛は変わりません。

 そんな気持ちも込められていますので、悪しからず。


締めサバに感謝感激

2024年01月29日 | 日記とレシピ

 先日の魚の買い出しの時、どうしても欲しくなって連れ帰ったのが二品。

 一つが砂肝なのだが、もう一つとは目があってしまったんですよ。

       わたしを連れて行って!

 きれいな目をしたサバでした。

 これは連れ帰るべきだ!

 そう考えてカゴに入れました。

 ただねえ、いかにも鮮度が良さそうなのに、『生食用』とは書いてありません。

 これは、今般のアニサキス事情によるものだと思う。

 海水温の上昇に伴って、「このサバは大丈夫!」と言い切れなくなってきてるんですね。

 これは仕方がないことですかね。

 ちょっと残念な気もしますが、冷凍締めサバにしていただくことにしましょう。

 下ごしらえ・調理の部

 ・サバを三枚に下ろして、塩を塗しておきます

       1時間ほど置くとドリップが出てきます

 ・酢で塩を洗い落としたら

 ・ヒタヒタの酢で8分

 ・裏返してもう8分

 ・酢を軽く拭き取ってラップしたら丸2日間冷凍しておきました

       さあ、お待たせしました!

 ・冷凍庫から出したら数時間廊下(寒い)で解凍

 ・腹骨をすきとって、血合い骨を1本ずつ抜いたら皮を丁寧に剥きます

 ※慌てると身が崩れるので注意

 ・とりあえず八重造りにしてから

 ・青、赤、白身を添えて盛り付けてみました

 そして夕食。

       こんな感じ

 一口食べると、うめえええ!!!

 脂がしっかりのってて、サバの癖のある味を酢と塩が程よく締めて、絶妙なバランスです。

 まずは、なんと言ってもサバの品質でしょう。

 そして、締めサバという料理法。

 これが、他の鮮魚料理と一線を画すサバの美味しさを引き出してくれる。

「これは、お店の味だ。」

「〇太郎寿司を思い出すわね。」

 実は、残りの半身は、棒寿司にする予定でいたんだけど、やめた。

 このまま食べて、サバの美味しさを堪能した方が良い。

 家族一同、賛成のようです。

 先ずは、鮮度の良いままお店に届けてくれた皆さんに感謝。

 そして、この食べ方を考えだした先人に感謝。

 更に、昨近の環境事情にもかかわらず調理を可能にしてくれる台所の機器たちに感謝ですね。

 極めて美味しかったです。

 ご馳走様でした!


フィナンシェに浮気

2024年01月28日 | 日記とレシピ

 事の始まりは、去年のこと。

 懐かしのお菓子『たまごボーロ』を作ろうとして失敗したことがあった。

 このままではいけないと思って、レシピを調べていくと、なかなか良さそうなものを見つけた。

 これで行ってみましょう!

 決めて、材料の点検を始めると、

「卵白を入れると、ボーロが固くなってしまうので、卵黄だけがお勧めです。」

と書いてある。

 そういうものなのか。なかなかデリケートだな。

 だとすると卵白が余るね。どうしましょうか。

そうして、卵白だけを使ったレシピを探し始めたんです。

で、辿り着いたのが今回のフィナンシェというお菓子。

お店ではよく見かけるけど、作ったことがない。

なんとかなるさ、当たって砕けろだ。とにかく、これで卵白が消費できる!

そう考えて、先ずこちらから作ることにしました。

 下ごしらえ・調理の部

 LLの卵の卵白を量ってみたら45gあったので、そこに合わせて材料を調節することにしました。

 ・グラニュー糖35g、はちみつ10gを卵白に入れて溶かそうとしたんだけど、なかなか溶けない

 ・少し温度を上げるためにぬるま湯で湯煎にしたら溶けました

 ※北国の台所は冷蔵庫状態なので必要な措置だと思う

 ※メレンゲの逆で泡立てないように混ぜるそうです

 ・薄力粉とアーモンドプードル各20gとベーキングパウダー1.5gも混ぜます

 ※電子天秤の上で作業すると楽ちん

 ・無塩バター45gを弱火で加熱していくと

 ・焦げ始めて色が変わってくるのでコンロから下ろして冷まします

       始め100℃近くあったのが徐々に下がってきました

 ※ここまで下がれば卵白が固まってしまうこともないでしょう

 ・先に作っておいた卵白液と合流させます

 ・あらかじめバターを塗っておいたケーキ型に流し入れて、180℃のオーブンへ

 ※予熱したオーブンに天板を入れたら2分ほど予熱を追加してから加熱開始

 ・レシピには15分と書いてあったんだけど、量が少なかったせいか、10分で

       出来てしまいました

       1個だけみんなで試食したら

 旨いんだわ。

 バニラみたいな香味料が入っているわけではないのに、非常に魅惑的な香りと甘味。

「これは、焦がしバターの効果ね。」

と妻。

なるほど。面倒なひと手間だと思ったけど、こういうところに生きてくるわけね。

 それにしても、作って面白く、食べて美味しい。

 余は満足じゃ!

 たまごボーロは、そのうち作ればいいさ。

 ということで、移り気なマタギは、完全にフィナンシェに乗り換えてしまったのです。

 たまごボーロちゃん、ごめんね。

  そのうちに作ると思うから、その日まで待っていておくれ。

 で、残ってしまった卵黄はと言うと、

       お昼のうどんに乗って

マタギの胃袋を満たしてくれたとさ。

 

 チャンチャン


やっぱり砂肝

2024年01月27日 | 日記とレシピ

 鮮魚を目的に、近所のスーパーを訪れた。

 ただ、本日のこのスーパーは、寒ダラが『売り』らしく、鮮魚売り場の半分以上が『タラバ』になっている。

 残念ながら、我が家の食卓の流れでは、タラの出番ではない(アンコウ鍋の直後)。

 別の魚をかごに入れて売り場を巡ると、

 おおおおおっ、

 これは、買いですよ!

 並んでいた2パックを2つともカゴに入れてしまった。

 世間では、これを買い占めというみたいです。

 それは、砂肝

 見つけたからには、買わねばならないのだ。

 そして、買い手がつかずに残ってもかわいそうじゃないのと、自分に言い訳をする。

 まあ、実のところ、常備菜としては色々あると言えばあるんだけど、やっぱりこれよねえ。

 下ごしらえ・調理の部

 

       幅5mmぐらいに切って

       ショウガは千切りにして

       茹でて沸騰させると

       アクが浮いてくるので丁寧に掬ったら

       ザルに取って水分と汚れを落とし

       ごま油で炒めます

       味付けは、醤油小さじ2、顆粒出汁小さじ1と、塩と粗挽き胡椒少々

       あっという間に出来上がり

 前回の記録を紐解くと、タマネギ炒めを加えていたんですけど、なんだかいらない気がしたので抜いてみました。

 これが美味しいかどうかって、通りすがりの皆さんがどんどん摘んでいくので明らか。

 やっぱり、我が家の食卓と砂肝の相性は、抜群にいいみたいですね。

 『買い占め』の誹りを受けても、こうして喜んで消費出来るんだからいいよね。

 どのぐらい保つか分からないけど(日持ちじゃないよ、消費だよ)、しばらく楽しませてもらいましょう。