山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

ヨーグルト ア・ラ・カルト

2022年07月31日 | 日記とレシピ

 今年の長い夏は、冷たいスイーツの腕を磨く。そう決めてから、いろいろ試してきた。

 日記に載せなかったものも合わせると、十回以上作っている。その中で、いろんなナンバー1が生まれつつあるんだけど、『お手軽』と言う視点で選ぶと、これでしょうかね。

  ≪フローズンヨーグルト≫

 基本的には、混ぜて冷やすだけ。しかも、ミキサーとかFPみたいな機械に頼る必要もない。そのくせ、美味しさランキングでもかなり上位に顔を出すんだから、ありがたい料理です。そんなものだから、作る頻度も高くなってきてます。

 今回は、作り方に変化を加えて楽しんでみました。

  初日

 ≪トッピングを楽しむ≫

 ・プレーンヨーグルト200gに生クリーム30gとはちみつ42gを加えて

 ・混ぜたら冷凍庫へ

 ※1時間おきに目覚ましを鳴らして、2時間でかなり固まったので、

 ・2時間半でガラス容器に移しました

 ・お好みのジャムを乗せて戴きます!

       イチゴに

       ブルーベリーに

       マーマレード

 マタギは、マーマレードを食べたことがなかったので試してみたんだけど、美味しかった!

 そして、翌日

  ≪下味の変化を楽しむ≫

 ・残りのヨーグルトに、生クリーム30gと、ハチミツも30g入れて

 ・よく混ぜたら2つのボールに半分こ

       何を始めるのでしょう

 ・片方にはブルーベリージャム25g

 ・残り半分にはイチゴジャム25gを入れて混ぜました

 ・冷凍庫へ

 ※今回は半量ずつなので、目覚ましは30分おき

       30分でかなり固まってきましたよ

 ・1時間で器に盛り分けて待機

 ・夕食とともに、冷凍庫から冷蔵庫へ

 食事の終わりに合わせて、

       どうぞ召し上がれ

 これがまた、うまいんですよ。

 今回の料理は、山遊びの日、山菜料理が終わって、夕食の準備をしながら作ったものと、翌日、勤務から帰ってみたら、暑かったので作ったものです。つまり、ほぼ片手間ね。

 前回も書いた気がするけど、すごく簡単で、しかも美味しいのでお勧めです。

 作り方、食べ方は、それこそア・ラ・カルトです。

 まだまだ暑い日が続きそうです。興味を持たれた方は、お試し下さい。


もんく あるか(さんぽうた153)

2022年07月30日 | いきもの

  もんく あるか   さおとめばな おやじ

 

つかれた?

きあいで

なんとかなる

 

つらい?

たいしたことない

おれの わかかったころは

もっとつらいことも あった

 

たすけて?

あまえるな

じぶんのちからで

のりこえるんだ

 

いざとなったら

おれが まもってやる

もんく あるか

 

・・・あるのかも

さいきん

かぞくから

さけられてる きがする

 

       この時期、咲き始めるようです

       旺盛に花を咲かせる夏の花

       可愛くて綺麗な花なんだけど

 本名は、ヘクソカズラ。

 なんとも、可哀想な名前をつけられてしまったものです。

 これは、植物学者さんが意地悪なわけではなく、『もともとそう呼ばれていたから』というのが、理由みたいです。

 何やら、傷つけたり触ったりすると臭いかららしいんだけど、あまりにも可哀想な名前だから調べてみたら、『さおとめばな』という美しい地方名もあるそうなので、そちらの方を名乗ってもらいました。

 ただ、ゴメンなさい。このお方、私も含めて、よくいる『おやじ』なんです。

 このお方のイメージは、花言葉の『人嫌い』に由来しています。

 これじゃいけない。正論だけ述べてないで、もっと、相手の心に寄り添っていかなくては。『人嫌い』と言うよりも、『人から嫌われる』存在になってはいけない。

 そんな自戒の念と願いを込めて書かせて戴きました。

 一人でもいい、この詩を読む『おやじ』に共感していただけますように。


アオミズの摘まみ食い大会

2022年07月29日 | 山菜料理

 今回、山の神様からの頂き物。

       アオミズです

 アカミズとの違いで一番分かりやすいのは、茎の根元の色。こちらは全体が黄緑色ですが、

       アカミズの根元は赤い

 他にも違いは色々あるんだけど、問題は、そっちじゃない。3日前に採ってきたアカミズとの違いをどう楽しむかというのが、最大の課題だろう。

 そもそも、どちらも美味しい山菜だし、食味も調理の仕方もそんなに変わらない。多分、初めて食べた人は、「どっちも美味しい!」で終わりだと思う。

 でも、食べ比べていると、その違いと個性の楽しみ方が少しずつ分かってくるんだよね。マタギが思うに、一番の個性の違いは、

『アカミズはトロリ。アオミズはシャッキリ。』

です。

 したがって、料理の仕方も、違った方向に工夫されていきます。今回は、その一端を紹介したいと思います(正直なところ、難しいんですけど)。試してみるのは、

   ≪アオミズの葉のシーフード炒め≫

 あまり深い考えはなくて、アオミズのシャッキリがオリーブ炒めに合うんじゃないかな、ぐらいの発想で始めました。作ってみたら、大好評だったんですよ。

 下ごしらえの部

 ・アオミズの葉と皮を剥いて先端部分と茎とに分けていきます

 ※最初の画像のようになります

 茎は、2分半ほど茹でると、

       それはそれは美しく変化します(透明感が格別)

 こちらは、おひたし状態にして保存。今後が楽しみです。

 そして、先端部分です。普通は天ぷらにしているのですが、今回は初挑戦。

 ・1分強茹でて水にさらします

 ・半分ぐらい(100gほど)を使いました

 ・水を切って寸切りに

 冷蔵庫を見たら、

       イカがあるじゃない!

 当初はベーコンの予定だったんだけど、急遽シーフードに変更!

 ・フライパンにオリーブオイルを敷いてイカを炒めます

 ・アオミズの葉先も加えて油が回ったら、コショウと塩を一振りずつ加えて

       出来上がり

 食べてみると、イカのモチモチ感とアオミズのシャキシャキ感の絡み合い。そして、イカの海鮮の甘みとアオミズの山の爽やかな風味とが絡み合って、この上ない美味しさ。これは堪りません!

 摘まみ食いを始めたところに家族も集まってきてしまい、摘まみ食い大会になってしまいました。

 ま、これは良いことだ。

 アオミズの料理は、まだ続く予定なんだけど、これで既に満足してしまいました。というか、あっという間になくなってしまいました。本日は、ここまで。

 山の神様、ありがとうございました!!!


アオミズ畑で森林浴

2022年07月28日 | 山菜採り

 夜勤明けの本日は休み。

 天気予報を見ると、日中かなり暑くなりそうだけど、雨は降らないみたい。だったら山に出かけます。

 で、多少仕事の疲れが残っていても朝仕事です。理由は多々あるんですけど、真夏の日中、山を歩き回ることによる疲労とリスクを避けたいというのが一番です。

 前回のキノコ山探訪から4日目だから、同じ場所に行っても仕方がない。本日は、H川のアオミズ畑を目指すことにしましょう。

 前回のミズが、まだ残っているんだけど、あれは『アカミズ』。ウワバミソウという植物です。今回採りに行くのは別物の『アオミズ』。ヤマトキホコリというものです。どちらも『ミズ』だから、共通点は多いんだけど、味わいは違うんですよ。その辺を確かめたいことと、他にもやってみたいことがあるので出かけることにしました。

 例によって夜明けの時刻に合わせて出発です。

       何度訪れても美しい

       渓水が飛び散り

       マイナスイオンの満ちた空間

 ミソサザイが元気に囀っています。これだけで満足。

       この渓でもサルナシが花盛り

       サンカヨウは実をつけていました

 本日のアオミズ畑はどうでしょう?

       なかなかいい感じ

 実のところアオミズは、デリケートな植物らしく、生える場所を選ぶみたいなんです。ですから、アカミズ以上に採るときは気を遣います。

 具体的には、間引くように、そして、群生地の下端を中心に採ります(種は下に落ちる = 生息域は下に広がる)。

 そして、今週食べる分を戴いたら終了。

       本日も楽しかった

       また来るね

 山の神様、ありがとうございました。次に来るときは、別の畑から戴いて帰りますね。

 その時には、また、よろしくお願いいたします。

 あっという間の山仕事というか朝仕事になりました。それでも、十分リフレッシュさせて戴きました。返す返すも、ありがとうございます。


今日のデザートは小倉アイス

2022年07月27日 | 日記とレシピ

 なんだかんだ言っても、夏が長くなりそうな今シーズンは、スイーツをはじめとした冷たい料理の腕を上げるチャンスだと思うんです。何てったって、身体が求めているし、家族も喜んでいるから。

 で、今回の料理の主役は、

       このお方です

 作りたいものは、もう想像がついてるかもしれませんね。

   ≪小倉アイス≫

 アイスクリームを楽しむのなら、フルーツやチョコもいいけど、『和』の味わいも捨てがたい。加えて、前回辿り着いた『ソフト』なアイスの作り方を確かめておきたいのだ。それでは行ってみます。 

 下ごしらえ・調理の部

 ・卵1個を泡立てます

 ※前回は、卵白でメレンゲ。調べたら、卵黄という説もあった。どっちでもいいんだったら、今回は普通に卵で作ってみることにしました。

       こんな感じで始まって

       こんな感じになるまで(はっきり言ってこの方が簡単)

 ・冷蔵庫で待機させているうちに生クリームも泡立てました

 ・9部立てぐらいをめざしました

 ・待機していたメレンゲ(?)を加えて更に撹拌

 ・更に更に、アズキを加えて混ぜると

       意外と白っぽいけど、準備OK

 ※あとは無添加。冷凍庫へ

 ・1時間おきに混ぜて

 ・2時間でまとまりました。(小豆があるから「しぼり器」は難しい)

 ・1時間おきに、冷凍庫 ⇔ チルド を繰り返します

 ※完全に固まらせないため。スマホの『目覚まし機能』を1時間おきに設定しておくと簡単です

 そうして夕食後、

       どうかな?

       おおっ、やっぱり!

 「柔らかくておいしいねえ!」

「うん。」

以降、無言。

 ・・・美味しかったあ!

 ほぼ間違いありませんね。

『完全に固まりきらない程度に冷やすこと』または、『完全に融けきらない程度に戻すこと』

ここが、ポイントみたいです。

 今回は、半分を夕食後に食べました。残り半分を冷凍庫に保管しているんだけど、これを明日以降、一旦冷凍庫から出して食べることになるでしょう。ただ、どのくらい時間をかければよいのかは、まだ、分かりません。実験は続きそうですね。

 なんだか夏休みの自由研究みたい。

 長くなりそうな今年の夏。楽しみが広がります。