手元にある1966年6月版のジープ整備解説書エンジン編をもとに確認をすすめます。まず、エンジン概観をJH4とKE31 で比較してみましょう。
《JH4エンジン》
この整備解説の中にJ3RとJ3RDについて
明確に、その関係が記載されたページが
あります。
そこにはこのように記載されています。
(1)J3R型
J3R型はJ3型を基本として、その使用目的
に応じてステアリングの位置を左側より
右側に変更したもの。エンジンはJH4型で
その懸架方式、出力及び車両性能は全く
変わっておりません。
《KE31エンジン》
(2)J3RD型
J3RD型はJ3R型を基本として、その使用
目的に応じてガソリンエンジンをディーゼル
エンジンに変更したものであり、これに
伴い電装関係、燃料関係及びエンジン
懸架方式の一部に変更が見られます。
その他に関しては殆どJ3R型と異なる
ところはありません。
確かに概観は異なりますが、シリンダーブロックの中身を見ていくと、JH4エンジンをそのまま
ディーゼルエンジンにしたことが分かります。どちらのエンジンも対摩耗性の大きいカッパクローム合金鋳鉄で製作されており、シリンダーブロックの主要寸法も全く同じです。
機関寸法 長さ:ファン前端よりフライホイール後端まで JH4=KE31 669mm
幅 :エンジン フロントプレート両端間 JH4=KE31 524mm
高さ:オイルパン下端よりエアホーン上端まで JH4=KE31 855mm
今日はこのあたりまでにします。
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