三菱ジープ互助会

全国の三菱ジーパーとの連携の輪を拡大しよう。
≪設立の趣旨≫
①修理情報の共有
②J3等車両研究
③部品調達他

極めても究めても奥が深い幌骨について その⑯

2019-01-30 20:52:34 | 日記
昨日の続きです。三菱ジープで何年型といってもあまりピンときませんが、いくつか大切な年式切り替え時期がありました。一番大きな変更は77.5型で実行されました。本日はこの後の2回の年式変更の内容です。ここでもう一度、昨日の表を掲載します。
 
この表でいうと77.5型の右隣の78年10月というところです。79年型と呼ばれています。当時のプレスリリースには以下のような具体的な記述がありました。少々長いですが引用してみます。1978年10月20日のものです。

『我が国のジープタイプの四輪駆動車は非常に好調な売れ行きを示し、現在月販1200台以上、この5年間で1.7倍以上の急成長ぶりを見せている。これは四輪駆動車の用途の広さが次第に広く認識され、かつて業務用の作業専用車として使われていたものが、最近では商店の配送用、業務・レジャー兼用車などにも大いにもてはやされるようになってきたためである。ジープは1953年に発売以来、需要家の強い支持を受け、我が国のジープタイプ車の中で25年間連続トップのシェアを確保している。特に1975年8月にガソリン・2L・4ナンバーのH-J58を発売して以来、事業用としてだけでなく、カーライフを楽しむ個人需要層にも圧倒的支持を受けるに至っている。今回のジープのマイナーチェンジは、こうした最近の市場動向に対応し、当社の主力車種であるJ50系と、需要が急伸しているメタルトップ車J20H系を中心に、一層の商品改良、商品力アップを図ったものである。全車に、四輪駆動作動表示灯を装備したほか。積み荷から室内燃料タンクを保護するプロテクターの装着、幌の視界向上、気密性の向上、シートの改良、ヒーター能力の向上など、各車種に次のような改良を実施した。

【J50系】
①フロントドア窓とサイドカーテン窓を拡大、さらにデッキトップ後面に窓を追加し、視界を大幅に向上させた。
②マスターバック(ブレーキ倍力装置)を採用、ブレーキフィーリングを大幅に高め、安全性を向上させた。
③幌と幌の合わせ部にジッパーを採用、また幌とボディの合わせ部にウエザーストリップを追加し、室内の気密性を一層高めた。

【J20H系】
①業務・レジャー兼用可能な真の多用途車であることを強調するため、ボディー色を新鮮なツートンカラーとした。また室内もH-J58と同じブラウン基調とした。
②シートをバケットシートに変更し、居住性を大幅に向上させた。

【その他】
①J20系、J40系にJ20H系と同じバケットシートを採用
②室内燃料タンクに、積荷などによる万一の損傷を防ぐプロテクターを装備し、安全性を高めた。(除くJ30系)
③ウオッシャ―液の着水性向上のため、ウオッシャ―ノズル位置をボンネットからフロントウインドーシールド上部に変更。(除くJ30系)
などの商品改良を実施し、ワゴンタイプのJ30系のボディー下部とルーフの色を落ち着きのあるパールホワイトに変更するなどの改良も実施した。国内販売計画は、三菱ジープ全体で900台/月。』

明日は、翌年の1979年10月30日に発表された80年型の主要変更点を今回同様に、当時のプレスリリースから押さえておきたいと思います。明日はサッカーです。


★三菱ジープ互助会★
 代表発起人J57改@日野市
 当方へのアクセスは、jeep-gojyokai@crux.ocn.ne.jp
塩井まで。

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