窓辺の小太郎

野付半島の渡り鳥や動植物の生き生きした「瞬間の美」を目指します。

ァウィーの雄叫び

2023-12-16 14:02:22 | エゾジカの四季
狩猟シーズンになると2000頭以上のエゾジカが逃避してきた野付半島。
 
おばんです。小太郎でごじゃります。
 
 
            ★ ァウィーの雄叫び ★
 
今では10分の1くらいの数になっています。
 
後背地の森や牧草地の環境がエゾジカにとりよき環境であることには違い
ありません。
 
 
ハンティングの狩猟圧が減ってきているのは感じます。
 
この20年、エゾジカたちはハンターの行動を学び、生き抜く知恵を獲得し、
目立たぬように生きていく力を身に付けたようです。
 
少ないとはいえ、メスを求め雄たけびを上げるソリタリー(単独)オスを
見かけます。
 
 
切なく聞こえる甲高い声は良く通ります。頭を上に向け、遠くのメスの匂いを
とらえる仕草が必死さになっています。
 
 
水の中をまっすぐメスに向かっていきます。

チュウヒ、のんびり

2023-12-13 17:18:37 | 山野の鳥
12月に入っても、野付半島の草原をチュウヒが舞っていた。
 
おばんです。小太郎でごじゃります。
 
 
          ★ チュウヒ、のんびり ★
 
これも気温が下がってこないせいだろうか。エゾヤチネズミがまだ活発に
動き回っているせいか。
 
とにかくこれまでの経験と常識が吹っ飛んできている。当てにならん。
 
 
顔面を見るとフクロウっぽい。ネズミを狙う時は地面に顔を向け、必死に
音源をとらえようとしている。そう見える。眼もいいのだろう。
 
 
獲物を見つけると一点でふわふわ、宙に止まるように静止飛行をするが、
それ以外は草地をなでるように、擦るように飛んで行く。
 
警戒心が強く、なかなか近づけない。曲者である。
 

ひと休み

2023-12-11 17:32:03 | オオハクチョウのいる風景
12月10日。例年ならば野付湾の内湾は凍結が始まっている。
 
おばんです。小太郎でごじゃります。
 
 
             ★ ひと休み ★
 
なのに、全く凍ってこない。いったいオホーツクの寒気団は何してんだ。
愚痴をこぼしたくなるほど温暖だ。
 
1万羽以上はいたオオハクチョウは、それでも大半は南下して行った。
 
 
残っているのは200羽以下か。カモ達もほとんど渡って行った。
もぬけの殻か。静かなもんだ。
 
家族のオオハクチョウがいた。親子が4羽。成鳥が1羽。
 
 
アマモが大量に打ち上げられている砂浜に上がってきた。
人がいるのに上がってくることはめったにない。稀有な風景だ。
 
 
のんびり感が伝染してくる。これからこの家族はどうすんだろ。
 
渡って行くか、居残るか。
 

羽と滴

2023-12-08 17:15:22 | カモメ類
12月になり、強い寒波が降りてきたので、ホッとした。
 
おばんです。小太郎でごじゃります。
 
 
             ★ 羽と滴 ★
 
例年なら根室地方全体が凍り出し、揺るぎのない冷凍庫になっている。
はずだった。
 
なんという暖気だ。凍っていた大地は解凍して行った。
 
海岸に落ちていた羽。付着していた滴の氷。
見事に融けて「しずく」になっていた。
 
 
じっくり見ると拡大鏡になり、羽の細部が浮き上がって見える。
 
これはこれで味わいがある。
 

北極圏からようこそ

2023-12-07 12:45:57 | 山野の鳥
1羽ですが、テトラポットの上にユキホオジロ。
 
おばんです。小太郎でごじゃります。 
 
 
 
          ★ 北極圏からようこそ ★
 
今季初めての出会い。すぐに飛んでしまう。
 
シマエナガの人気が上昇しましたが、ユキホオジロはバードウッチャーの
一部の人に大人気。
 
全国から多くのファンがやってこられます。だが・・・・・。
 
野付半島の植物環境が今年の温暖化と爆弾低気圧のせいで随分変化した。
 
彼らが好きなハマニンニクが減った。そのため広範囲に飛びまわり、神出鬼没。
 
一所に集まらず、広範囲に行動している。
 
 
遠くから起こしになるユキホオジロファンのみなさま、出会いに恵まれます
ように。                        
 
ご苦労さま。