窓辺の小太郎

野付半島の渡り鳥や動植物の生き生きした「瞬間の美」を目指します。

干潟のタンチョウ

2021-11-30 21:12:26 | タンチョウのいる風景
干潮で潮が引くとタンチョウが水路をうろつく小魚を捕りにやって来る。
 
おばんです。小太郎でごじゃります。
 
 
            ★ 干潟のタンチョウ ★
 
晩秋。
シギやアオサギのいなくなった水路はタンチョウだけの食事場だ。
 
 
泥炭が削ぎ取られた水路の底は砂地。群れになって移動してくる小魚の群れ。
 
 
それを目当てにタンチョウが草原を横切ってタンチョウの夫婦がやって来る。
水路に入りゆっくりと歩き回り、魚を狙う。
 
 
くちばしを水に入れ、カチカチとくちばしを小刻みに動かし魚を捕って行く。
 
慌てることなく、おおらかな食事をしていく。
 
 
お腹が減っているのか、私がじっとしていると次第に近寄ってくる。

ミユビシギが来ると寒さが来る

2021-11-29 21:33:31 | シギ・チドリ
ミユビシギが来ると凍れてくるぞ。季節感を感じさせるシギだ。
 
今季は暖かいせいか、北極圏で繁殖するミユビシギに出会えなかった。
 
おばんです。小太郎でごじゃります。
 
 
          ★ ミユビシギが来ると寒さが来る ★
 
ようやく見つけたのは3羽のミユビシギ。こいつに会わないと凍れが来ない。
ほっとしてる。
 
 
潮流に削られる砂浜をちょこまかと歩き回る姿はいい。引く波を追いかけ、
押し寄せる波と鬼ごっこ。
 
波で砂がさらわれると小さな貝が出てくる。ゴカイの頭も出るみたい。
それを見つけては忙しく走り回る。
 
 
波ぎわで遊ぶシギはミユビシギ。ハマシギも歩き回るがミユビシギほど忙しく
走らない。もっとのんびりだ。
 
 
追いかけると逃げるのでやって来るのを待つ方が、近くで見やすい。神になり
仏になり、じっと待つことが彼らに近寄れる。
 
 
質素で美しい姿。絵になるシギだ。

 


近所の森のフクロウ

2021-11-28 19:55:52 | 山野の鳥

じわじわ凍ってきています。タワラマップ川の森はすっかり明るくなりました。

おばんです。小太郎でごじゃります。

 

            ★ 近所の森のフクロウ ★

夏鳥が消えて1カ月以上が経ちます。寂しい森ですが、シジュウカラやハシブト

ガラゴジュウカラ、エナガ、コゲラ、キバシリなど渡りをしない小鳥たちが群

れを作って移動してくると急ににぎやかになります。

彼らは天敵対策のために群れを作っているのです。

枯れ葉が落ちてしまった森。空間が広々としてきて見通しが良くなります。

それを見越し現れるフクロウ。

ニレの木の樹洞に休みに来る季節だ。どういうわけかこの時期にしか使いません。

夜中にネズミが活発に動くときに枯れ葉から発せられる足音に反応し、彼らが

獲りやすい時期なのです。

雪が降るまで楽しめそうだ。


コクガン、ねぐらへ

2021-11-26 17:37:32 | コクガン・ヒシクイ・ガン類
コクガンが野付湾から飛んで行く。水面すれすれに黒い軍団が羽音も立てず
通過して行く。
 
おばんです。小太郎でごじゃります。
 
 
            ★ コクガン、ねぐらへ ★
 
正確な個体数は分からないけど、写真を撮りまくり数えると少なくとも1万羽
は超える。
 
 
以前は3000羽ほどと言われていた。鵜呑みにするといけない。言ったもの勝ち
といった風潮がある。適当な発言がそのまままかり通る世界もある。
 
 
日中、湾内で過ごしたコクガンたちが太陽が西の地平線に沈むころそれぞれが
過ごした場所から飛び上がり、態勢が整うと水面すれすれに今宵のねぐらに飛
び出して行く。
 
 
根室半島の方へ向かう。風蓮湖の方へ行くのか、国後島の方へ向かうのか、暗
闇に消えていくので何とも言えない。
 

 


ミンクが・・・。

2021-11-23 13:02:29 | 根室の風景
ミンクが川岸を移動してきた。いつも草陰に隠れつつ、移動して行くので
なかなか撮らえられない。偶然、日向に出てきて周囲を窺っているところを
キャッチ。
おばんです。小太郎でごじゃります。
 
 
             ★ ミンクが・・・ ★
 
北米産のミンクは根室地域では普通に生息する動物になっています。毛皮をとる
ために一時大量に飼われていた時期があります。
 
 
そこから逃げたミンクが繁殖し、いつの間にか生態系の一部になり、生息域を広
げています。
 
 
秋も深くなると止が上がるのでサケが少なからず上がってきます。ヤマメや
アメマスの1年子がうろうろしている。
 
 
ミンクにとり水温が下がってくる時期は魚が捕りやすくなります。
厳しい冬を乗り切るには豊富な魚は体力づくりにいい時期なのだ。