のびたとブレイク

生き生きと第三の人生を歩んでいます
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全聾の作曲者が魂のシンフォニー

2013年04月28日 10時35分51秒 | ボランティア

以前にも書いたことがある 全聾の作曲家 佐村河内 守さんの特集が報道された
一昨日の夜 金スマというバラエティに近い番組だが 感動で胸が溢れる想いだった
中途失聴 轟音に近い耳鳴り 音の無い世界で 壮絶な戦いと生き方である

一瞬でも 轟音に近い耳鳴り 音が聴こえなかったら 自分はどんなに不安になるか
それが 時の流れが続く限り 昼も無く夜も無く 無限に襲う世界である
その中で 人々が感動する 珠玉の音楽を作り出す 人の限界を超えた魂が見える



幼少の頃から 母親に厳しく音楽の教育を受け ピアノはもとより他の楽器もこなす
才能と努力の結晶は 作曲の分野まで没頭して 交響曲を作り上げる夢に向かった
しかし 病魔が襲い 若い頃から倒れるほどの耳鳴り 遂には音が聴こえなくなった

外へ出ると 光が魔物のように障害となり 暗い部屋で 過ごすようになる
一時は 夢も諦め 生きていくことも 果てしなく辛く苦しい思いから逃げたかった
ある日 ボランティアで教えていた音楽 自分には聴こえないが 言葉がある

この中のバイオリンを弾く盲目の少女の一言が彼を救った
また会いたい 音楽を教えて欲しい
すべてに見放された日常の中で 愛と希望を見出したのである



作曲活動 とりわけ 交響曲を作り上げる夢が目覚めた
ピアノも楽器も何も無い自分の周りで すべて 自分の頭の中の音を奏でてみる
交響曲は40人ぐらいから120人くらいの人員で演奏する壮大な曲である

このあらゆる楽器の音が 彼の脳の中で糸を紡ぐように 織り込まれていく
絶対音感は 神がかりのような 想像できないものである
幼い時 広島で被爆 テーマは ひろしま である



こうして 完成された交響曲は あまりにも見事で心を打つもの 全世界に広まる
音楽評論家は 彼のことを 日本のベートーベンと尊敬した
完成された曲は 音として自分では聴けない しかし 脳の中に刻み込まれている

第三楽章の 生演奏が交響楽団で演奏された
現代音楽の交響曲は馴染めないものが多いが これは真のシンフォニーだった
どうして 障害がありながら 病魔と闘いながら こんな曲を書けるのか



身震いするような音楽の世界である
言霊と言うものがある これは音の魂 まさしく音霊の世界である
そして 現在も病魔と闘う 聴覚の障害の方 あるいは健常者にも救いの音霊である

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