のびたとブレイク

生き生きと第三の人生を歩んでいます
うたごえ ウォーキング ボランティア 時々花と金魚

想い出の 深夜に巡る 聖歌隊  クリスマスキャロル

2021年12月13日 09時14分21秒 | うたごえ

人って弱いもんだね 健康な日々でも ちょっと痛むことがあれば病気かな

内臓が病んでいるか がんかな 今の時代は コロナ感染かなと つい考える

私の様に 物忘れがひどいと認知症かなと思ってしまう 認知症適齢期だから

 

心が弱くなると 神仏に頼る 寂聴さんの法話も聞きたくなる

健康な日々では 神社仏閣は観光的見方が多い 畏怖感はあるけれど

この時期は クリスマスモード 信者でなくても 華やかに行事として楽しむ

 

 

私の小学6年頃だった 兄が何故か教会に通うようになった

この縁で 父母も熱心なクリスチャンとなって行く 

私の中では 母は優しかったが 父に良い思い出が殆ど無い

 

貧しい家庭 食べることも精一杯 出稼ぎ 鉄くず拾いなど荒れた日々

当然 酒に溺れ 母に乱暴することも多く 止めに入って殴られ顔にあざ

学校に行って みんなに笑われる 街で一緒に歩いていれば 他人と喧嘩

 

私は 早暁暗いうちに起きて 納豆売りをして生活を僅かに助けた

冬は寒さが厳しく売れない時もある 売り切らないと負担 学校は休む

修学旅行は自分から行かないと母に告げる そんな酒乱な父しかない

 

その父が 教会に行くようになって 酒を止めた 煙草も苦労して止めた

道に落ちているたばこの吸い殻 拾っても吸っていた 紙だけを巻いて吸う

そんな父の顔が 穏やかになって行った なんだか 家庭 らしくなる

 

教会には日曜学校があった たまに行ったが雰囲気は良かったと思う

念のため言うと 兄はまだ生きて居て 以前には 牧師にもなったほど

父母は熱心な信者となり 亡くなる近くまで教会へ奉仕 雑用一切を受けた

 

クリスマスイブ 教会の聖歌隊に加わった 10人ほどだったか

深夜 信者の家の軒下や道に佇み 静かに聖歌を歌う 数曲歌って離れる

信者の家の窓にうっすらと人の影 私たちの手のひらにローソクが揺れる

 

手のひらサイズの紙の中心にロウソクを通し 灯をつけても熱くはならない

歌が終わると信者さんとは挨拶も無し 窓も開かない 静かな夜更け

あの時 覚えた讃美歌は今でも歌える クリスマスキャロル 遠い遥かな幻

 

讃美歌103  ♪牧人ひつじを

 

ああ,ベツレヘムよ

 

きよしこの夜

 

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コメント (6)
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