らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

「アセビ(馬酔木)」の花

2011-03-31 | 

長池公園の散歩コース沿いには、薄紅色と白色の2種類の「アセビ(馬酔木)」の木が植えてあります。先日、これらの「アセビ(馬酔木)」が満開となっていました。
今日はその「アセビ(馬酔木)」の花をご紹介します。

・長池公園の薄紅色の「アセビ(馬酔木)」です。


アセビはツツジ科の常緑低木で、本州、四国、九州の山地に自生し、春には、つぼ型の小白花を下垂して咲かせます。
漢字で「馬酔木」と書くのはアセボトキシンという有毒成分をもち、馬が食べると神経が麻痺し酔ったような状態になるところに由来しています。



嘗(かつ)ては、葉を煮出して殺虫剤として利用されていたようですが、近年では、殺虫効果を利用して自然農薬としての試みがなされているそうです。



「アセビ(馬酔木)」の品種には、白い花を咲かせるものの他に、鉢植えにも適した紅色の花を咲かせる「クリスマス・チア」など数種類があるようです。



“綺麗な花には棘がある”と言いますが、「アセビ(馬酔木)」については、差し詰め “可愛い花には毒がある” と言うところでしょうか。


コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「アーモンド」の花

2011-03-30 | 地元紹介

今日は、私が住まいしている大阪南部・熊取町の山の手台住宅地内の公園に植栽されている「アーモンド」の花をご紹介します。

住宅地内の公園や遊歩道に植栽されている草花や花木の管理は主に “山の手台フラワーの会” と言うボランティアグループがされていますが、この「アーモンド」も会の皆さんが日頃お世話をされているものの一つです。
毎年きれいな花を咲かせることから住民の方たちに喜ばれています。

・満開になったアーモンドの木です。


アーモンドはバラ科サクラ属の落葉高木で、中央アジアが原産地です。
葉、花、果実共に桃に似ています。しかし果肉は薄く、熟すと裂開します。
果肉の中には平たい種子があり、果肉と種子の殻を取り除いた仁(生アーモンド)は、から煎りしたり、揚げたりして食用にされます。



日本では果実が熟す時期が梅雨時に重なるため、果肉が割れた時点で収穫を行わないと腐敗したり虫に食べられたりするようです。
山の手台フラワーの会の皆さん、入梅時期には実の管理を十分行い、そして、たくさん収穫してくださいね。

・桃によく似た、淡いピンクの綺麗な花です。


コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ハコベ(繁縷)」の花

2011-03-29 | 

春の七草の一つに「ハコベ(繁縷:ハコベラ)」があります。
今、畑の畦道には、この「ハコベ(繁縷)」の花が咲き乱れていますのでご紹介します。

「ハコベ(繁縷)」はナデシコ科の越年草で、野道や田畑に自生しており、3月~4月にかけて花径5㎜くらいの白い小さな花を咲かせる野草です。



この野草は小鳥やヒヨコが喜んで食べることからヒヨコ草とも呼ばれているようです。
子供の頃、ヒヨコやカナリヤの餌にするために田んぼによく取りに行ったことを思い出します。
 
・正岡子規がハコベを詠ん句をご紹介します。
   『カナリヤの  餌に束ねたる  はこべかな』  正岡子規



島崎藤村の「小諸なる古城のほとり」にも「ハコベ(繁縷)」が詠われています。          
     
         「小諸なる古城のほとり」 -落梅集より-
                                             島崎藤村
           小諸なる古城のほとり                雲白く遊子(ゆうし)悲しむ                        
            緑なすはこべ(繁縷)は萌えず           若草も藉(し)くによしなし
         しろがねの衾(ふすま)の岡辺(おかべ)  日に溶けて淡雪流る

      
                             

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

長池公園の「ユキヤナギ(雪柳)」

2011-03-28 | 

今日はユキヤナギ(雪柳)をご紹介します。

大阪府熊取町・長池公園のユキヤナギが10日ほど前から咲き始めました。まだ、満開には程遠い状態でしたが、花が鮮やかだったので撮影してきました。

・3月22日に撮影したものです。


ユキヤナギは、日本では古くから庭木として馴染みの深い花木です。

・花は葉腋に2~7個ずつつき1個の花径は7~10㎜の小さな花です。


枝は地際から群れて弓なりに伸び、細い枝に小さな白い花(品種によっては薄紅色)を密に咲かせます。



・長池公園のユキヤナギは大きく枝を張って見応えがありります。


薄紅色のユキヤナギも綺麗ですが、白色のユキヤナギはそれにも増して素晴らしいです。
満開の枝先は枝垂れし、まるで白い雪に覆われたような姿になります。

・これは昨日撮影した熊取・山の手台住宅の遊歩道に植栽されているユキヤナギです。
 1週間ほど前はまだ蕾が目立っていましたが、今ちょうど見頃となりました。


ユキヤナギは、春には花が、夏には青葉が、そして秋には紅葉と、一年中楽しめる花木です。

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

長池公園の水鳥

2011-03-27 | 地元紹介

今日は大阪府南部の熊取町・長池公園の長池に遊ぶ水鳥をご紹介します。
先日、いつものように散歩をしていると、長池公園の長池に水鳥が5羽飛来して泳いでいました。

この5羽の水鳥は散歩コースのすぐ傍を優雅に泳いでいたので写真に撮ったものですが、カメラを向けると次第に池の中央寄りに離れていきました。



5羽の内3羽は嘴(くちばし)が白く、2羽はオレンジ色の嘴でした。
一時、5羽一緒に泳いでいましたが、そのうち2羽と3羽に分かれて別行動をとっているように見えました。

・この水鳥の名前はカイツブリかと思いますが、正確なことは分かりません。頭から突っ込んでは餌の小魚を食べていました。


当地では鳥インフルエンザも発生していないし、天敵もいないので安心して泳げるのでしょう。

・嘴がオレンジ色のこの水鳥の名前も分かりません。ご存知の方はお知らせください。


池の水も温んできたのか、気持ち良さそうに泳いでいました。
すぐ傍で見る水鳥は可愛いものです。


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

沈丁花

2011-03-26 | 

大阪府熊取町の長池公園の散歩コースに春の花が咲き始めました。
今日はその中から「沈丁花」の花をご紹介します。

「沈丁花」はジンチョウゲ科ジンチョウゲ属の常緑低木で、チンチョウゲとも言われています。
原産地は中国南部で、日本には室町時代頃には既に栽培されていたとされています。
日本にある木はなぜか殆どが雄株で雌株は見られないそうです。

・長池公園には赤と白の2種類の「沈丁花」が植えられていました。


「沈丁花」と言う名前は、香木の沈香のような良い匂いがあり、丁子(ちょうじ)のような花をつける木と云う意味でつけられました。
 (参考)丁子(ちょうじ)とは、フトモモ科の熱帯常緑高木で、アフリカや西インド諸島で栽培され、生薬や香辛料に使用されるようです。

・赤色の「沈丁花」です。


沈丁花は庭木や植え込みとして馴染みの深い常緑性の花木で、秋頃に枝先に付くつぼみが春先に花を咲かせます。
花は春分前後に15~16花を球形に配列して開き、花には花びらがなく、白や淡い紅色に色づく部分はがくが変化したものだそうです。

・白の品種は純白がとてもきれいです。


「沈丁花」は、少し離れたところからでも漂ってくる芳香が特徴的な花です。





コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ボケ(木瓜)」の花

2011-03-25 | 

今日は我が家の鉢植えの「ボケ(木瓜)」の花をご紹介します。
先日、いつもコメントを頂いているミミロルさんが枝ぶりの良い見応えのある「ボケ(木瓜)」の花を紹介されていました。
それに比べ、我が家のは鉢植えで木が小さく、枝も花も少ない、すっきりとした「ボケ(木瓜)」の木です。

・鉢の周りに他の花を持ってくれば、生け花風に仕立てられるような枝ぶりの「ボケ(木瓜)」です。


「ボケ(木瓜)」は鋭い刺を突き出した枝にふっくらとした五弁の花を点々と咲かせ、花径は2~3㎝、花色は淡紅、緋紅が殆どですが、白や白と紅の斑入りなどもあるようです。



名前の由来は、実が瓜に似ており、木になる瓜で「木瓜(もけ)」と呼ばれたものが「ぼけ」に転訛したしたとか、木瓜(ぼっくわ)」から「ぼけ」に転訛したとか言われています。



この時期に真っ赤な花は存在感があります。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サクランボの開花

2011-03-24 | 家庭果樹

私は三年前から「暖地」という品種のサクランボを鉢植え栽培しています。
今、そのサクランボが丁度満開となっていますのでご紹介します。

このサクランボの木は南側の日当たりのよい場所に置いているためなのか、2月下旬から蕾が徐々に膨らみ、3月10日には開き始めました。

・3月14日時点のサクランボ「暖地」です。


3月14日以降は一転冬を思わせる寒さに逆戻りして開花は足踏み状態となり、20日になって漸く6~7分咲きとなりました。

・3月20日時点の開花です。


サクランボの名前の由来は、桜の実を指す「桜ん坊」からきたといわれています。
サクランボは基本的に異なる品種の木を2本植えて受粉樹とする必要がありますが、この「暖地(桜桃:おうとう)」という品種は自家受粉するので1本だけで結実します。

・昨年は15~6個のサクランボが収穫できましたが、今年は40~50個くらい実って欲しいと思っているところです。


ソメイヨシノと同じように「暖地」の花もきれいです。
このサクランボ「暖地」は、花がきれいなことや1本の木で結実することなどから、家庭果樹として楽しむにはお奨めの品種だそうです。

・ひと足早く桜の花を楽しんでいます。


・3月22日に漸く満開になりました。昨年、主幹が害虫の被害に遭って枯れたため、物足りない枝ぶりとなっています。


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サルスベリの実殻

2011-03-23 | 

サルスベリの実が割れると綺麗な花のように見えるのをご存知でしょうか?
今日はサルスベリの“ナチュラル ドライフラワー”(私が勝手につけた呼び名)をご紹介します。

サルスベリは花後に早めに花茎の元の方から切りますが、放っておくと実がなり、この実が熟すと中に種が出来ます。
株を増やす場合は、この種を翌年4月頃に蒔くか挿木をします。

・サルスベリの実です。乾燥して茶色くなった実は、深く六つに割れて開いてきます。


実の中は六つの部屋に分かれていて、それぞれの部屋に片側だけに薄い膜の様な翼が付いた種が入っており、翼は凹んで少し反っています。
種は風に流されて飛んでいき、そこで芽を出すこともあるようです。

・乾燥して開いたサルスベリの実は、まるで花が咲いたように見えます。


これは空っぽになった実殻です。
この花のように見える実殻を私はサルスベリの “ナチュラル ドライフラワー” と呼ぶことにしました。
           


この鉢植えのサルスベリ、いつもは剪定しているのでこのような実殻を見ることはありませんが、今年はそのままにしていたため 余り見慣れない“ナチュラル ドライフラワー” にお目にかかることが出来ました。



ずぼらをすると思わぬことを発見するものですね。

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ナズナ(薺)」の花

2011-03-22 | 

春の七草の一つに「ナズナ(薺)」があります。
この草はアブラナ科の越年草で、野道や田畑にごく普通に生えている雑草です。
この「ナズナ(薺)」が開花の時期を迎え、畑の畦道一面に白い小花を咲かせていますのでご紹介します。

・畦道一面に咲いている「ナズナ(薺)」の花です。


「ナズナ(薺)」の花は5㎜くらいの小さなものです。色は白色で、花弁は4枚の小十字をしており、花後にできる果実は扁平で三角形をしています。

・花の下に見える三角形の果実が三味線の撥(ばち)に似ていると言われているものです。


「ナズナ(薺)」は別名をペンペン草と言い、三角形の果実が三味線の撥(ばち)に似ていることからこのように呼ばれています。
なお、春の七草として食用にされるのは早春の若芽であり、その効果は利尿、解熱、止血作用などが期待できるようです。

・畦道一面に咲いているペンペン草です。


慣用句に「ペンペン草も生えない」がありますが、これは、荒廃した場所で育つ「ナズナ(薺)」でさえも生育しない様子から、転じて、何も残っていない状態や、一切合財が残らない状態を揶揄した表現で用いられるものです。
昔、収益至上主義を徹底していた ライバル行のS 銀行を指して、「S銀行が開拓した後は、ペンペン草も生えない」とよく揶揄した事が思い出されます。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする