らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

「手紙」と「便り」の違いについて

2011-09-30 | 雑学

昔、社会人になりたての頃、筆不精を言い訳にして「便りがないのは無事な証拠」と両親に向かってよく言っていたものです。
先日、ラジオを聴きながら家庭菜園をしていた時、NHKのラジオ番組「気になることば」で、“ことばおじさん”こと梅津アナウンサーが手紙と便りにの違いについて解説していました。

その解説が参考になったので、皆さんにご紹介したいと思います。

“ことばおじさん”の解説によれば、
まず、「手紙」については、諸説ある中で、ひとつには、「手紙」とは元々「手元において雑用に使う紙」のことを言い、もうひとつは、「文字を書いた紙」という意味でも使われていたそうです。
「手」には「文字」「筆跡」の意味があり、文字を書くことを「手」ともいうのだそうで、例えば「手習い」(=習字)ということばがそれに当たります。
「文字を書いた紙」から徐々に「誰かに宛てて送るもの」が手紙となり、現在の「封書」としての「手紙」が手紙として使われるようになったそうです。

一方、「便り」ですが、「便り」は、元々、人を頼るという「頼り」と同じ意味のことばで、身や心を寄せて頼るもの、即ち、よりどころという意味だったようです。
そして、頼りにしている相手に「自分の状況を伝えたり、相手の様子を伺うこと」の意味でも使われるようになりました。つまり、互いに書いたもので伝え合う「近況」や「様子」が「便り」になったそうです。
書いたもの以外にも「サクラ便り」「花便り」「風の便り」といいますが、これらもその様子を伝えている訳です。
このように、「便り」とは、近況や情報、何らかの知らせのことであって、伝える手段は問わない、とのことでした。(NHK“ことばおじさん”より)

現在ではメールが普及しており、若い人も年配の人もメールで便りを出している人が増えている半面、手紙を書く人が減少しているのではないでしょうか?
私のように筆不精を言い訳にしないようにしましょうね。






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万理一空

2011-09-29 | 雑学

昨日、大相撲の琴奨菊が大関に昇進することが正式に決まり、伝達式のニュースが流れていました。
相撲協会使者の「満場一致で大関に推挙されましたことをお伝え致します」の伝達に対して、琴奨菊は口上で宮本武蔵の五輪書から「万理一空(ばんりいっくう)」の四文字引用して、「謹んでお受け致します。大関の地位を汚さぬよう、『万理一空』の境地を求めて精進致します」と述べていました。

そこで今日は「万理一空(ばんりいっくう)」の意味について調べました。

宮本武蔵は著書の「五輪書(ごりんのしょ)」の中で、「山水三千世界を万理(里)一空に入れ、満天地とも攬(まとめ)る」と動揺せずに冷静であることが望ましいという心の持ちようを説いています。
意味は、「どんなに遥か遠くまでいっても、空は1つしかない。すべてのものは1つの世界にとどまっている」の解釈から、現在では「目的、目標、やるべきことを見失わずに励む、頑張り続ける」の意味で使われることが多いそうです。

この四文字は、元プロ野球選手の桑田真澄氏の座右の銘でもあり、日本ハム斎藤佑樹投手に渡した色紙にも書かれていたそうです。

宮本武蔵と言えば佐々木小次郎との決闘の地、“巌流島”が有名ですが、5年前に職場の旅行で訪れた巌流島を思い出したのでご紹介します。
下関から遊覧船に乗って巌流島に渡りましたが、穏やかな小さな島でした。

・正面奥には関門海峡に架かる関門大橋が見えます。


2006年11月の写真です。宮本武蔵と佐々木小次郎の決闘シーンの銅像です。


(参考)
五輪書(ごりんのしょ)は、宮本武蔵の著した兵法書で、武蔵の代表的な著作です。
寛永20年(1643年)から死の直前の正保2年(1645年)にかけて熊本市の近郊の金峰山にある霊巌洞で執筆されたとされています。

書名の由来は密教の五輪(五大)からで、それになぞらえて「地・水・火・風・空」の五巻に分かれています。
地の巻・・・自らの流を二天一流と名付けたこと、これまでの生涯、兵法のあらましが書かれている。
       「まっすぐな道を地面に書く」ということになぞらえて、「地の巻」とされている。
水の巻・・・二天一流での心の持ち方、太刀の持ち方や構えなど、実際の剣術に関することが書かれている。
       「二天一流の水を手本とする」剣さばき、体さばきを例えて、「水の巻」とされている。
火の巻・・・戦いのことについて書かれている。
       個人対個人、集団対集団の戦いも同じであるとし、戦いにおいての心構えなどが書かれている。戦いのことを火の勢いに見立て、「火の巻」とされている。
風の巻・・・他の流派について書かれている。
       「風」というのは、昔風、今風、それぞれの家風などのこととされている。
空の巻・・・兵法の本質としての「空」について書かれている。

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「もったいない」の語源

2011-09-28 | 雑学

「もったいない」と言う日本語を世界的に広めたケニアの環境保護活動家で2004年にノーベル平和賞を受賞したワンガリ・マータイさんが25日に亡くなったというニュースが昨日流れていました。
心からご冥福を祈りたいと思います。
そこで今日はこの「もったいない」と云う言葉の語源について調べる事にしました。

「もったいない(勿体無い)」は和製漢語「勿体(もったい)」を「無し」で否定した仏教用語で、「勿体」の「重々しさ」「威厳さ」などの意味から「妥当でない」「不行届きだ」といった意味で用いられていました。
これが転じて、自分には「不相応である」「ありがたい」「粗末に扱われて惜しい」などの意味に広がっていったようです。

また、「勿体」は本来は「物体」と書き、「もったい」と読むのは呉音だそうで、「物の形」「物の有るべき姿」から派生し、意味が離れてきたため「物」が省略され、「勿」と言う表記で和製漢語の「勿体」が生まれたとされています。
これらの経緯から「惜しい」といった意味で用いられる「もったいない」は、「本来あるべき物がない」と原義に戻ったように思われますが、「もったいないお化けが出るぞ」と言われるように、「神聖な物」「重要な物」を粗末にする意味が含まれるため、「勿体」の意味が転じた流れによるものと考えられているそうです。(言語由来辞典より)

(参考)
*呉音とは、日本漢字音(音読み)の一つで、奈良時代に遣隋使や留学僧が長安から漢音を学び持ち帰る以前にすでに日本に定着していた漢字音の事です。

*広辞苑を調べると、「勿体(もったい)」は物の本体の意で、重々しいさま、物々しいさま。
               「勿体無い(もったいない)」は、 ①神仏、貴人などに対して不都合である。不届きである。
                                    ②過分のことで畏れ多い、かたじけない。
                                    ③そのものの値打ちが生かされず無駄になるのが惜しい。
  

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みょうが栽培

2011-09-27 | 家庭菜園

今日は我が家のミョウガ(茗荷)栽培についてご紹介します。

ミョウガ(茗荷)は草丈50~100cmほどになるショウガ科の多年草で、日本では古くから栽培され、花ミョウガと呼ばれる開花前の蕾と、ミョウガタケと呼ばれる軟化した茎を食用にしています。
私が栽培しているのは花ミョウガで地下茎から花蕾が顔を出したところを収穫するものです。

昨年までは日当たりの良い畝に植えていたことから夏の乾燥に茎が枯れてしまい、全く収穫が出来ませんでした。
このため、今年は夏の乾燥から茎を守るために、梨の木の下に植えてみることにしました。
これが奏功し、今年は梨の木陰に茎が枯れることなく、生き生きとしており、次々と花蕾を出してくれました。

・これが梨の木の下に植替えして生き生きと生長している茗荷の茎です。


ミョウガは地下茎に花蕾ができ、地上に出て開花します。
花蕾の頭が地上にでかけたところを収穫するのが花ミョウガと言われるものです。

・ミョウガの花蕾が2個顔を出しています。収穫は株元の土を少し掘って行います。このまま残しておくと花が咲いて収穫できなくなります。


これが収穫したミョウガです。大きいものや小さいもの、色の濃いものや薄いものなど様々なミョウガが収穫できます。


ミョウガには独特の香りと辛味があり、花ミョウガは薬味、汁の実、漬物などに、ミョウガタケは刺身のつまなどに利用されています。
品種は早生種、中生種、晩生種があり、夏に花蕾が出る早生種を「夏ミョウガ」、秋に花蕾が出る中生・晩生種を「秋ミョウガ」と呼んでいます。

なお、「ミョウガを食べると物忘れをする」というのは全くの迷信で昔から世間話の話題とか楽しみの一つとして言われているようです。
どうぞ安心して召し上がってください。

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秋の彼岸明け

2011-09-26 | 季節

9月20日の彼岸の入りから今日26日まで7日間の「秋の彼岸」が明けました。
昔から、“暑さ寒さも彼岸まで”と言いますが、実によく言ったもので、彼岸に入ると明け方の気温は16~17度、日中の気温も平年並みの25~26度で推移し、すっかり秋の陽気になりました。
今日は彼岸について調べました。

「彼岸」はサンスクリット語の「波羅密多」から来たものといわれ、煩悩と迷いの世界である「此岸(しがん)」にある者が、「六波羅蜜(ろくはらみつ)」の修行をする事で「悟りの世界」すなわち「彼岸(ひがん)」の境地へ到達することが出来るというものです。

彼岸は、浄土思想で信じられている極楽浄土が西方の遥か彼方にあると考えられていることから、太陽が真東から上がって、真西に沈み昼と夜の長さが同じになる春分の日と秋分の日を挟んだ前後3日の計7日間を「彼岸」と呼び、この期間に仏様の供養をする事で極楽浄土へ行くことが出来ると考えられているものです。
なお、単に「彼岸」と言えば春の彼岸のことを指し、秋の彼岸は「秋」の字を入れて「秋彼岸」と言います。



この期間に行われる仏事のことを「彼岸会(ひがんえ)」と言い、その始まりは806年(大同元年)に桓武天皇が日本で最初に「彼岸会」を行ったとされています。
この「彼岸会」が庶民の間に広まるのは江戸時代に入ってからですが、いつしか生を終えて逝った祖先を供養する慣わしとなり、現在のような先祖の霊を敬い、お墓参りする仏教行事になったようです。
この仏教行事は日本独自のもので、他の仏教国にはないそうです。

毎年この時期になると畑の周りに彼岸花(曼珠沙華)が咲きます。
あちらこちらの畦道に真っ赤な花が連なって咲いていると、何か異様な感じがします。



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京都日帰りの旅(その10)京都府立植物園(6)

2011-09-25 | 旅行

現在ご紹介している“京都日帰りの旅”シリーズは、熊取町文化振興連絡協議会が主催した社会見学会に参加して見聞した鞍馬寺、平安神宮、そして京都府立植物園の珍しい花々をご紹介してきました。
今回のこのシリーズは今日の10回目を以って終了しますが、24ヘクタールの広大な敷地の京都府立植物園は、園内に宿根草 有用植物園や“なからぎの森”と呼ばれる自然に近い森を利用した生態植物園などがあるので、時間をかけてゆっくりと散策してみたい場所となりました。

「プラティケリウム・アルキコルネ」
プラティケリウム・アルキコルネはウラボシ科ビカクシダ属の常緑シダ類で、マダガスカル島の東部とアフリカ東岸の諸島に分布しています。
低地の雨林や植林地などの樹木に着生し胞子葉は緑色で長さは30㎝ほどになります。
鹿の角のような形をした珍しい植物です。


「カトレア」
カトレアはよくご存じのように、、もっとも有名な洋ランで、洋ランの女王とも言われているとても美しい花です。
ラン科、カトレア属の非耐寒性常緑多年草で、中南米が原産の着生ランです。
花の色も豊富で、春咲き、夏咲き、秋咲き、冬咲きと四季それぞれに咲く種類があって、植物園では年間を通じてカトレアを見る事が出来ます。
開花したばかりの時は殆ど香らないのですが、日にちが経つにつれて徐々に香りが強くなるようです。



「プロステケア」
プロステケアはラン科プロステケア属の多年草で、アメリカ南部からベネズエラが原産地です。
花の大きさは7cmほどで、唇弁に濃栗色の筋があります。
スルメイカのように見える変わったランです。


「イクソラ」
イクソラはアカネ科サンタン属の常緑低木で、「サンタンカ(山丹花)」、「三段花(さんだんか)」の別名があります。
原産地は中国南部~マレー半島で、マレーシアやインドネシアなどの熱帯地方には自生しているようです。日本には江戸時代中期に渡来し、当初は三段花(さんだんか)と呼ばれていました。
イクソラの葉は先のとがっただ円形で厚みがあり、光沢のある濃緑色です。
花は赤色でやや花びらがとがり、直径2~3cmで数十輪がまとまって半円状に咲きます。



温室を出て、林の中の中央休憩所の池の前で3人のカメラマンが何かを狙って待機していました。聞いてみると、カワセミが木の枝に止まっているとのこと。
教えてもらって早速ズームで撮影しました。
コンパクトデジカメなので10倍ズームでもこの大きさ、しかも三脚を使用していないためブレてぼやけています。
枝に止まっている瑠璃色の鳥がカワセミです。綺麗な鳥でした。



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京都日帰りの旅(その9)京都府立植物園(5)

2011-09-24 | 旅行

“京都日帰りの旅”シリーズは京都府立植物園の温室の花をご紹介しています。
温室には熱帯地方のいろいろな種類の珍しい植物があり、その中には美味しそうな果実が実っている木もありました。
先日はパパイアの果実をご紹介しましたが、他にもバナナやパイナップルなども果実が実っていました。

「パイナップル」
パイナップルは熱帯アメリカ原産のパイナップル科の多年草です。
「パイナップル」 (pineapple) という名前は、本来は松 (pine) の果実 (apple)、即ち、「松かさ(松ぼっくり)」を指していたようですが、18世紀頃に似た外見をもつパイナップルに転用されて呼ばれるようになったようです。



「タイガーオーキッド」
タイガーオーキッドはラン科グラマトフィルム属の常緑多年草です。
黄緑色地に褐色の斑点のある花の模様が虎の縞模様に似ているのでタイガーオーキッドと呼ばれています。
世界で一番大きくなるランとされており、高さが3mを超えるものもあるそうです。


「プロステケア・フラグランス」
「プロステケア・フラグランス」はラン科、プロステケア属の多年草で、原産地はメキシコから熱帯アメリカだそうです。



「ヘリコニア ゴールデントーチ」
ゴールデン・トーチはバショウ科ヘリコニア属の常緑多年草です。
ヒメゴクラクチョウカとヘリコニア・スパソキルキナタとの交配種です。中央アメリカや、南太平洋諸島に約100種が分布しているそうです。



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京都日帰りの旅(その8)京都府立植物園(4)

2011-09-23 | 旅行

今日も京都府立植物園の珍しい植物をご紹介します。

「パキスタキス・コッキネア」
パキスタキス・コッキネアはキツネノゴマ科パキスタキス属の常緑低木で、原産地は中南米、南アメリカ北部および西インド諸島です。
木の高さは1.5~2メートル、葉は大きな卵形の濃い緑色をしており、春から秋まで鮮やかな真紅の花を咲かせます。
和名では「ベニサンゴバナ(紅珊瑚花)」と呼ばれます。



「奇想天外」
「キソウテンガイ(奇想天外)」は、アフリカ南部の西海岸に位置するナイビアからアンゴラにかけ広がっているナミブ砂漠の限られた地域に自生する雌雄異株の裸子植物です。
終生2枚の葉しか出さない奇妙な植物ですが、長寿な植物としても知られており、推定樹齢2000年の固体も知られているそうです。

・2枚の葉しか出さない変な形をした植物でした。この中に雄株があるようですが見分けがつきませんでした。


奇想天外の雌株です。葉の付け根はこのような形をしています。


原産地のナミブ砂漠に自生しているキソウテンガイです。海岸の砂浜に海藻類を積み上げたような奇妙な植物です。(画像提供は赤石幸三氏)


サボテンコーナーには珍しい形のサボテンがたくさんありましたが、そのうちの一つに「白角キリン」と書かれた、初めて見るサボテンがありました。
「白角キリン」
白角キリンはドウダイグサ科ユーフォルビア(Euphorbia)属の常緑多年草で、原産地は北アフリカのモロッコです。
基部からよく分枝して、高さは1.5mほどになり、茎は柱状で4稜があって棘も生えています。

流通名・園芸名には、白角(しろづの)キリン、老(おい)キリン、多角キリン、脂(あぶら)キリンなど、何故か、キリンの名前がついています。
古代ローマ時代には、ヘビに咬まれたとき、この乳汁を治療薬として使用していたと言われており、これを最初に使用したモーリタニアの医師エウポルボス(Euphorbus)に因んで属名のユーフォルビアの名称になったようです。



上の白角キリンはこのサボテンが生長した姿です。



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京都日帰りの旅(その7)京都府立植物園(3)

2011-09-22 | 旅行

“京都日帰りの旅”は7目となりました。今日も京都府立植物園の温室の花をご紹介します。

熱帯植物を育てている温室にはパパイアの果実が黄色に熟していました。
「パパイア」
パパイアはパパイア科の常緑性の小高木で、メキシコ南部が原産とされ、熱帯地方では広く栽培されている果実です。
日本でも沖縄や小笠原諸島、南九州や太平洋側の温暖な地域で栽培されています。
パパイアは別名、「木瓜(もくか)」または「乳瓜(ちちうり)」ともいい、熱帯諸国や沖縄では緑色の未熟な果実を野菜として食べる習慣があるそうです。
なお、別名の「乳瓜」という呼び名は、パパイアの茎や葉、果実などあらゆる場所に「乳液」が多く含まれていることからつけられたと言われています。



「アリストロキア・ギガンティア」
アリストロキア・ギガンティアはウマノスズクサ科アリストロキア属の蔓性常緑低木です。原産地はブラジルで、日本には明治中頃に渡来したようです。
花は大型で、20cm以上になり、広がっている部分の色は赤褐色地に白の網目模様があります。

・温室ではアリストロキアの花が石の上に置かれていました。


木に咲いている「アリストロキア・ギガンティア」はこんな花です。(画像は京都府立植物園のHPから)


「トリコグロッティス アトロプルプレア」
トリコグロッティス・アトロプルプレアはラン科、トリコグロッティス属の植物で、原産地はフィリピンです。
東南アジアからポリネシアの広い地域に約60種が分布するランで樹木などに張り付いて生活する着生種です。
葉は細長く革質で固く、花は直径約3センチで、葉の反対側に咲きます。
花も葉も初めて見るランの仲間です。




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京都日帰りの旅(その6)京都府立植物園(2)

2011-09-21 | 旅行

京都日帰りの旅シリーズは6回目となりました。
昨日から京都府立植物園の珍しい花をご紹介しています。

「ヘリコニア・ロストラタ」
オウムバナ科の多年草で、南米ボリビア、コロンビア、エクアドル、ペルーが原産国です。
ヘリコニア(Heliconia)は、ギリシャ神話の女神 ムーサが住んでいる「ヘリコン山」にちなんだ名前だそうです。
葉はバナナに似て大きく、花は花穂が垂れ下がってオウムの口のような形をしています。



「ネコノヒゲ」
ネコノヒゲはシソ科の多年草で、インドからマレー半島が原産国です。
名前の由来は、長く伸びた雄しべと雌しべがやや上向きにピンと反り、その姿がネコのひげを連想させることからこの名前が付いたようです。
草丈は40~60㎝、春から秋にかけて、白い花を2個から6個、輪生して下部から咲かせます。


「フウリンブッソウゲ(風鈴仏桑華)」
アオイ科ハイビスカス属の常緑低木で、原産地は熱帯アフリカです。
名前の由来は、雄蕊が長く、花が垂れ下がっているところを風鈴に見立ててこの名称になったようです。


「フウリンブッソウゲ(風鈴仏桑華)」は5枚の花弁が反り返り、細く裂けて花全体が球状になり、花柱が非常に長く伸びて、独特の花の姿になっています。




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