らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

クマモト・オイスター

2022-03-31 | 雑学

今年も実家の隣町に住む妹が岡山県の寄島牡蠣を送ってくれました。
岡山では牛窓の牡蠣が有名ですが、最近では寄島牡蠣も県内でのシェアを伸ばしてきているようです。
岡山の牡蠣と言ってもご存じない方が多いかと思いますが、国内の収穫量では1位の広島県、2位の宮城県に次いで第3位が岡山県なのです。
(参考)
 農林水産省の資料によると、平成30年のカキ類の養殖収穫量は全国で17万6698トンで、その内、上位3県の県別収穫量は次のようになっています。
 1位 広島県(10万4014トン)
 2位 宮城県(2万6086トン)
 3位 岡山県(1万5510トン)

日本では牡蠣と言えば広島県、宮城県が知られているところですが、アメリカで日本の牡蠣と言えば「KUMAMOTO(熊本)」なのだそうです。
何故なのでしょうか?

「クマモト・オイスター」
アメリカは牡蠣の一大消費国で、戦前も日本から輸入していた実績がありました。
しかし、太平洋戦争中に輸入が途絶えたことから、昭和20年(1945年)GHQは、日本国政府に種牡蠣の対米輸出を再開するよう命じました。
ところが牡蠣の産地である広島市は被爆しており、それどころではありませんでした。
宮城産では到底数が足りなく、そこで目を付けたのが、当時、牡蠣の養殖が盛んにおこなわれていた熊本県でした。
熊本の牡蠣は小ぶりですが、クリーミーで濃厚な味はマッカーサーもお気に入りだったと言われています。

当時、指導にあたっていた元熊本県職員の太田氏は、小粒な牡蠣が欧米では好まれることから、シカメガキを中心に輸出を行ったところ大成功しました。
その味に惚れ込んだアメリカ人が自国でその種牡蠣を使い、見事に養殖に成功したのです。
それからというもの、熊本生まれの牡蠣はアメリカで「KUMAMOTO」の名で人気を博したということです。

その後、アメリカでは、これら熊本県からの輸出種ガキに含まれていたと考えられる小型で殻幅が大きいシカメガキが「熊本産カキ・Kumamoto Oyster」としてブランド化され、アメリカで高い評価を得て、今日に至っているという事です。

・クマモト・オイスターです。


「オリジナルの熊本オイスター」
「Kumamoto Oyster」の名前がブランドとして確立されている一方、発祥の地・熊本県では、シカメガキが生産されていませんでした。
そこで、平成15年(2005年)絶滅したと考えられていたシカメガキを県水産研究センターが県内をくまなく調査し、DNA分析によって八代市鏡町で再発見しました。
そして、正真正銘の「クマモト・オイスター」の養殖に向けて研究を重ね、平成23年(2011年)に半世紀ぶりの出荷にこぎつけることができたという事です。

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パクチーの育て方

2022-03-29 | 家庭菜園

パクチーと言う野菜をご存じでしょうか?
ご存じない方が多いかも知れません。
また、ご存知の方でも「カメムシのような臭いがするので嫌いだ」と言う人も多いのではないでしょうか?

そのパクチーについて、先日、NHKが「パクチー調理法で大変身」と題して放送していたのです。
そこでパクチーについて調べてみました。

「パクチー」
パクチーは、地中海東部が原産とされるセリ科コエンドロ属の一年草で、日本には10世紀ごろに渡来したと言われています。
名称の「パクチー」はタイ語で、英語では「コリアンダー」、中国語では「香菜(シャンツァイ)」と言い、世界各地で愛されている野菜という事でした。

そして、日本ではパクチーは生の状態を指し、コリアンダーは英語圏で使われるスパイスとして、種子や葉を乾燥させてパウダー状にしたものを言います。
そのパクチーですが、日本でも、ここ数年で専門店が次々と登場するほど人気が急上昇中とのことです。

・パクチーの苗を定植したところです。


「育て方」
育て方について放送では、生産者の方が次のように言っていました。
パクチーの植え付けは、水をたっぷり与えた柔らかい土に間隔を広く取って植え、ストレスを与えないように伸び伸びと育てること。
こうすることで美味しいパクチーが栽培できるとのことでした。

パクチーは私も少し植えているので、放送後、畑に行ってみると、専門家の育て方と逆でした。
即ち、固い土に植えており、株間が狭く、土も乾いていて水もあまり与えていませんでした。
これでは美味しいパクチーは育たないですよね。
反省しています。

・伸びてきたパクチーです。


「好き嫌いが分かれる野菜」
パクチーといえば、その強烈な香りから好き嫌いが分かれるようです。
カメムシのような強烈な香りから拒否感が先行して嫌いになるのだと思います。
しかし、そんなクセの強いパクチーですが、タイやベトナムなどでは食欲増進、消化促進効果やデトックス(毒素を排出=解毒)、殺菌作用のほか高い栄養価が評価され、多くの料理に利用されています。
そして栄養価については、とくにビタミン類を豊富に含んでいるのが特徴のようです。

更に、肌の健康維持や活性酸素の抑制、皮膚や細胞のコラーゲン合成などの効果が期待でき、またパクチーの香り成分に含まれる「ゲラニオール」は、女性ホルモンの一種「エストロゲン」の分泌を助ける作用があるともいわれています。

・密集している我が家のパクチーです。


「家庭でできる簡単レシピ」
テレビでは家庭でできるパクチーの簡単レシピを3種紹介していました。
興味のある方はお試しください。

①だし巻き卵・・・・・(材料)卵、出し汁、パクチーの軟らかい葉の部分

②ネパールの家庭料理 (国民食)「サディコ」
 ・胡瓜を小さく切って赤玉ねぎと青唐辛子を混ぜる
 ・インスタントラーメンを砕いて入れる
 ・パクチー(生)をたっぷり入れる
 ・味付けはレモンだけ
 以上を混ぜるだけ

③初心者向けネパールカレー
 ・玉ねぎと鶏もも肉をしっかり炒める
 ・ニンジンと生姜で香りとコクをプラス
 ・青唐辛子を加える(辛さを出すため)
 ・3つのスパイスを入れる
  ・コリアンダーパウダー
  ・クミンパウダー
  ・ターメリックパウダー
  香辛料を入れたら火を小さくする(焦げるから)
 ・トマトの水煮を加え、塩で味を調えたら生パクチーを入れる
 ・しっかり火を通す
 ・そして火を止める直前に追加のパクチーを入れる(最後に入れることでいい香りが出てくる)

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美しい「ハナニラ」の花

2022-03-27 | 

「ハナニラ」の花をご存じでしょうか?
星形をした綺麗な花です。

葉を食用とする野菜のニラの花茎とその先に付く袋状の蕾の部分も「花ニラ」と呼ばれますが、今日ご紹介する「ハナニラ」はその花ではありません。
今では雑草化した植物です。
そのハナニラが我が家の庭に咲いているのでご紹介します。

・これがトウ立ちして咲いた野菜のニラの花です。


「ハナニラ」
「ハナニラ」は、ユリ科ハナニラ属の多年草で、道端などに生えて雑草化した植物です。
(なお、食用の野菜の「花ニラ」は別属の「ネギ属」になります。)
原産地はアルゼンチンからウルグアイにかけての南米で、日本には明治中期に観賞用として入ってきましたが、今では広く野生化しているようです。
春になると、薄いブルーやピンク、白の星形の花を咲かせる植物です。

我が家では植えた記憶がないのですが、「リュウノヒゲ(龍のヒゲ)」の中から生えてきて綺麗な花を咲かせています。
葉は広線形で直立せずに地面を這い、草丈は10㎝~15㎝ほど、花径は3.5㎝、葉や茎には「ニラ」のにおいがあります。

・リュウノヒゲの中から伸びてきて、花を咲かせた「ハナニラ」です。


「名前の由来」
「ハナニラ」は、葉にニラの臭いがあることにちなみます。
その名前の通り、葉っぱと球根をこするとニラの臭いがしますが、葉をちぎったり、カットしたりしない限り臭いません。
英語では「Spring starflower(春の星形の花)」と呼ばれます。

・ハナニラをアップした画像です。綺麗でしょう。


「リュウノヒゲ」の中に生えてくるので、花が咲く前に見つけ次第抜いているのですが、抜いても抜いても生えてきます。
こんなにきれいな花を咲かせるのなら、もう少し大事にしてもいいかも知れませんね。

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桃も開花しました

2022-03-25 | 家庭果樹

各地からの桜の開花発表が相次いでいます。
最初に発表されたのは3月17日の福岡で、昨年より5日遅く、平年より5日早い開花となりました。
次いで18日には宮崎で発表され、更に19日には佐賀、高知で、20日には鹿児島、熊本、東京と続きました。

「大阪の発表はいつだろう?」と待っていたところ、22日のTVニュースで開花の目安となる大阪城公園の標本木の枝が折られていることが報じられ、開花発表が遅れるのではないかと案じられていました。
しかし、翌23日午後に6輪の開花が確認されて、大阪も開花を発表しました。
昨年より4日遅く、平年より4日早い開花となりました。

「我が家の桃の開花」
大阪の桜の開花発表と同じ23日に、我が家の桃が7~8輪咲いているのを確認しました。
我が家の桃と大阪の桜の開花時期を比較すると、例年、桃の方が数日早く咲くのですが、今年は同じ日となりました。
桃が遅かったのか、それとも桜が早くなったのでしょうか?
大阪城公園と熊取の気象状況によって、開花時期が微妙にずれてくるのでしょうね。

・23日に7~8輪咲いた桃の開花です。


桃の花を一輪ごとによく見ると桜より美しく感じます。
薄いピンク色がとてもきれいです。



桃の木の全体では、蕾が膨らんでピンク色になったところです。満開までには未だ1週間くらいかかりそうです。



「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」
ところで、諺に「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」があります。
これは、桜と梅の剪定方法について述べている諺で、その意味は、桜は切り口から菌が入りやすく、上手に切らないとそこから腐り始めることを言っており、梅は無駄な枝を切ってやらないと、よい花や実がつかなくなってしまうという事を言っています。

そして、桜は主に枝の先端に花芽が多く付きやすいため、剪定した後の新たに伸びた枝の途中には花がつきません。
一方、梅は伸びた枝全体に枝から直接花が咲くため、小枝を刈り込んで新しい枝を伸ばした方が多くの花が咲いてくれます。

このことから、桜は古い枝を大切にしていないと全く花が咲かず(桜切る馬鹿)、梅は古い枝はすぐに枯れてしまうので、積極的に剪定し新しい枝を伸ばした方が良い(梅切らぬ馬鹿)という事を表した諺となっています。

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里芋植え付け

2022-03-23 | 家庭菜園

大阪南部の泉州地方は、3月中旬から1週間ほど暖かい日が続きました。
この暖かさに誘われるかのように、懇意にしている地元の農家の人や菜園仲間がサトイモの植え付けを済ませたと言うので、我が家でも13日に植え付けました。

「種芋」
植え付ける芋は、昨年栽培した赤芽里芋を10株ほど、白芽の里芋も10株ほど畝に残して越冬させていたものを掘り起こして種芋としました。
冬越しの方法は、残した株の茎を切り、その上に稲わらを敷いて寒さ除けとし、更に、雨除けと寒さ対策も兼ねてブルーシートで覆って冬越させました。

・これが冬越しした赤芽芋(手前)と白芽芋(奥の籠に入っている芋)の畝です。


下の画像は、越冬させた株を掘り起こして取り出した白芽芋です。
この中から種芋用として腐敗や傷のない、50~60g以上の大きさの芋を32個、手前の畝の赤芽芋は36個選びました。
植え付けには十分な種芋が確保できました。

・掘り出した白芽芋です。


「植え付け方法」
・植え付けの1週間ほど前に石灰と堆肥を入れてよく混和して畝を作っておきます。
・60㎝幅の畝に15㎝ほどの深さの溝を2筋掘ります。
・その溝に40センチ間隔で種イモの芽を上向きにして千鳥掛けに置きます。
・更に株間に化成肥料を一握りずつ置きます。

・左側の畝が白芽芋、右側が赤芽芋の畝です。


種芋の芽の上に5センチくらい覆うように土を戻し、畝を作り直して完了です。
この後、一度雨に充てて畝を湿らせてから、畝全体に黒マルチ(黒色のポリフィルム)で覆います。

・これが植え付けの終わった畝です。

「栽培管理」
サトイモ栽培では次の2点が重要です。
・畝に水分を十分確保し、乾燥させないこと。
 夏の水遣りが大変ですが、隣の田んぼのモグラの穴から水が漏れてくれるのでそれを無駄にすることなく活用しています。
・更に、6月上旬、7月上旬、8月上旬に追肥を行い、土寄せをするのですが、この作業が出来ていません。
 子イモは種イモの上方につくので、土寄せが足りないと子芋の芽が地上に伸びて太りが悪くなり、孫イモの数が増えて小さな芋になるようです。
今年はできるだけ追肥と土寄せをしてみようと思っています。

・植え付けの二日後に雨が降ったのでマルチを張りました。使用する黒ビニールは昨年イチゴに使用したものを使っています。


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キュウリグサ(胡瓜草)

2022-03-21 | 

いま畑の畔道には名も知らない小さな花がたくさん咲いています。
そんな雑草の中から、先日NHKの天気予報コーナーでキュウリグサの花を取り上げていたので、私もあぜ道を探してみることにしました。
テレビの画面では比較的大きな花に見えましたが、実際は直径2mmほどの小さい花で、見つけるのに苦労しました。
今日は苦労して見つけた「キュウリグサ」をご紹介します。

「キュウリグサ」
キュウリグサ(胡瓜草)はムラサキ科キュウリグサ属の雑草です。
この花は日本在来と考えられており、身近な場所のいたるところに、ごく普通に見られる1年から越年する雑草です。
生育サイクルは、秋に発芽し、ロゼットの状態で越冬し、春に開花結実して枯れるというサイクルを繰り返しています。



「花」
花は直径2ミリメートル程度と小さく、花びらは水色で、中心付近はほんのり黄色になっています。



「サソリ状花序」
穂の先は少し巻いたような形をしており、花が咲き進むにつれて巻きがほどけるようにしてのび、最終的には20cm~30cmほどの草丈になります。
このような穂のつきかたを「サソリ状花序」または「巻散花序」と言います。

・サソリ花序(ネットより)
キュウリグサの画像その2。つぼみはピンク色。花は水色で真ん中が黄色い。穂の先はサソリの尾のようにくるんと巻く。

蕾の先端(サソリ花序)の部分も開花しています。


「名前の由来」
名前の由来は、葉を揉んで匂いを嗅ぐと胡瓜のような臭いがすることからつけられました。



スマホで撮影したので画像が不鮮明ですが、実際の花は小さくて可愛い花でした。(最初の画像をご参照ください)
畦道に咲いている名もなき小さな花たちも、傍でよく見ると可愛くて綺麗ですね。

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泡盛のルーツ

2022-03-19 | 雑学

私は秋から春の汗をかかなくなる時期での晩酌は焼酎のお湯割りを呑む焼酎派ですが、皆様はビール派でしょうか?
それとも日本酒派ですか?
もしかすると、洋酒派なのかな?

「泡盛と焼酎の違い」
ところで、焼酎と言えば、沖縄では地酒の「泡盛」が多くの人に愛されているようです。
この「泡盛」は無色透明で、芳醇な香りと深いコクが特徴で、焼酎のルーツと言われています。

・「黒麹菌の使用」
しかし、焼酎との決定的な違いは黒麹菌が使われていることだそうです。
黒麹菌は焼酎で使われている白麹菌よりもクエン酸を多く生成するため、殺菌力に富み、高温多湿の沖縄でもろみを腐敗させることなく、独特な味を持つ泡盛を仕上げるのに重要なポイントとなっているそうです。

・「タイ米を使用」
もう一つ特徴的なことは、もろみを作る麹の原料にタイ米が使われていることです。
タイ米は大正の末期に輸入され始め、昭和になって泡盛の原料として定着したそうです。
その主な理由は、
・硬質米のためさらさらしていて、米麹にしたときに作業がしやすいこと。
・水や酵母を加えてアルコール発酵させるときの温度管理がしやすいこと。
・当時使っていた他の米に比べ、アルコールの収穫量が多いことなどです。
このような事情から、タイ米は昭和初期以降、現在でも泡盛を造るのに最適な米として、全酒造所で使われているということです。

「泡盛のルーツ」
沖縄で泡盛が作られ始めたのは、沖縄がまだ琉球王国と呼ばれていた1470年頃と言われています。
琉球はその頃から中国や東南アジアと貿易を行っており、様々なものを輸入していました。
その中の一つにシャム王国(現在のタイ)の蒸留酒があったのです。
その蒸留法を習って国内で作り出したのが現在の泡盛のルーツとなっています。

「泡盛の語源」
泡盛の名称の由来については諸説あります。
・「泡説」
 蒸留したてのアルコール度数を調べるために、昔は器から器へ酒を落とし、その泡立ち具合を見たと言われており、強い酒ほどよく泡立つことから「泡盛」と名が付いたという説。

・「薩摩命名説」
 薩摩藩が琉球の焼酎を特に強調し、商品価値を高めるために「泡盛」と命名したとされ、1671年から「泡盛」と記されるようになったとする説。

・「原料起源説」
 今では、ほとんどタイ米を使っていますが、かつては粟でも作られていました。
 粟で作った焼酎なので「粟盛り」といい、転じて「泡盛」になったとする説。

・「梵語由来説」
 梵語(サンスクリット語)でお酒を意味する「アワムリ」が転じたという説。

などの諸説がありますが、その内の「泡説」が有力ではないかと言われています。

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久しぶりのソラマメ栽培(2)

2022-03-17 | 家庭菜園

5~6年間栽培していなかったソラマメを、昨年12月8日に、久しぶりに再開しました。
しかし、今回の植え付けでは、以前の時と比べて半月ほど遅れたことと、冬が寒かったことから生育が思わしくありませんでした。
その寒さも今月に入って漸く平年以上の暖かさとなり、気温の上昇と共に見る見る大きくなってきました。
そして、花も咲き始めたことから、先日、中心芽の摘除と追肥を行いました。

「ポット植えで芽出し」

今年は種豆1袋をホームセンターで購入したのですが、その袋には11個しか入っていませんでした。
数が少ないので、鳩に食べられないようにポットに植えて防鳥網で覆い、芽が出た後、本葉が3~4枚の頃に定植しました。

・本葉が4枚ほど出て定植の適期となった苗です。


「定植」
定植は60㎝幅の畝に株間50㎝で2条の千鳥植えにしました。

・定植した11株の苗です。


「寒さ対策」
今年の冬は寒かったため、生育が思わしくありませんでした。
そのため、カットした稲わらを敷いて防寒対策をしましたが、効果があったのでしょうか?

ネットによれば、小さい苗で冬越しをさせると冬の間に根を張って、春先からどんどん生長するという事です。
また、冬の寒さに合わせて根の張りが良くなることで花芽のつきも良くなり、収量もアップすると書かれていました。



「芽かき・土寄せ・追肥」
3月に入ると茎から枝分かれした新芽がたくさん出てきたので、成長の良い芽を5〜7本残し、他は摘み取りました。
同時に、中心の芽を摘み取り、その痕に株を安定させるために土をかけ、更に、株の周りに化成肥料を追肥して土寄せしました。
放任しておくと、草丈が伸びたときに倒れやすくなります。



「支柱立て」
この後、草丈が伸びてきたら、成長に合わせて株を囲うような形で支柱を立て、テープやひもを張って倒伏を防ぎます。

「摘芯」
更に、花が咲いて、草丈が70cm〜80cmになったら、茎の先端(成長点)を刈り取って生長を押さえます。
先端部分につく花は、実になっても収穫には至らないので、刈り取っても収量に影響はありません。



「収穫」
ソラマメは上を向いて開花・結実しますが、莢の中のマメが肥大してくるとサヤが下向きに垂れてきます。
そして、マメが十分に肥大すると背筋が黒褐色になって光沢が出始めます。
これが収穫適期の目安です。

ネットに書かれているように、今回は小さい苗で冬越ししたので、冬の間に根を張って春先からどんどん生長してくれると良いのですが・・・。

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ヒヤシンスとその伝説

2022-03-15 | 

今日は、庭に咲いている「ローマンヒヤシンス」の花をご紹介します。

ヒヤシンスはキジカクシ科 、 ヒヤシンス属に分類される球根草花です。
草丈は20㎝~大きいもので30cmほど、3月~4月に咲く花は花茎2㎝~3㎝の漏斗状、筒部の長さは1.5㎝、ピンクや白、青色をした香りのよい花を茎の先端に総状に7~10輪咲かせ、穂のような形を作ります。
原産地はトルコ、地中海東部沿岸で、日本には1863年にフランスからチューリップと共に渡来しました。

・ローマンヒヤシンスは草丈が低いこと、花が小さくまばらにつくことなどが特徴です。


ヒヤシンスにはダッチ系とローマン系があり、単にヒヤシンスと言えばダッチ系を指します。
各々の特徴は、
・ダッチ系・・・・一本の茎にたくさんの花が付き、ボリューム感があって豪華ですが、球根は自然に分球しにくく増えにくい品種です。
・ローマン系・・・一本の茎に付く花の数は少ないですが、ひとつの球根から数本の花茎が出て、球根は自然分球しやすくよく増えます。

「花後の管理
花が枯れてきたら花がらを手でつみ取ります。
花がらを摘むのはタネができて球根を弱らせないためです。
花茎を切ると切り口から雑菌が入って腐ってしまうことがあるので、面倒でも花がらだけつみ取るようにします。

・ローマンヒヤシンスは草丈が低いこと、花が小さくまばらにつくことなどが特徴です。


我が家のローマンヒヤシンスは、一本の茎に付く花の数は少ないですが、ひとつの球根から数本の花茎がでてます。
球根は自然分球しているようであり、株が増えます。

・固まった株のところの球根1個から数株が発芽しています。
         

「伝説」
ヒヤシンスの名前は、ギリシャ神話に登場する美少年・ヒュアキントスの逸話が由来となっています。
美青年ヒュアキントスは、太陽神アポロンと西風の神ゼピュロスの寵愛を受けていました。
ある日、ヒュアキントスとアポロンが円盤投げをしていると、その親しげな様子を見た風の神ゼピュロスが嫉妬して冷静ではいられなくなりました。
そして、あまりにも二人の仲の良さに嫉妬して突風を吹かせたところ、アポロンの投げた円盤は軌道を変えヒュアキントスの額に激突したのです。
アポロンの必死の手当の甲斐なくヒュアキントスは大量の血を流して死んでしまいました。
そのとき流れた血から咲いた花がヒヤシンスだといわれています。

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レスキュー商法に注意

2022-03-13 | 消費者問題

いま、レスキュー商法に関する被害が広がっているようです。
トイレ修理、水漏れ修理、鍵の修理、害虫の駆除等、日常生活でのトラブルに事業者が対処する、いわゆる「暮らしのレスキューサービス」は、専門的な技術や知識がない消費者が困ったときの手助けとなりますが、一方で、全国の消費生活センター等には、料金や作業内容等で事業者とトラブルになったという相談が多数寄せられているようです。

「レスキュー商法の手口」
レスキュー商法の手口は、トイレの修理や鍵の解錠など、暮らしの緊急事態で出張訪問を受けた業者から法外な代金を請求されるという悪質な手口です。

「事例」
先日の新聞記事では、大阪市城東区の28歳の男性が昨年1月、一人で暮らす自宅マンションの玄関ドアを開けようとした際、鍵がないことに気づき、慌ててスマートフォンで「鍵 紛失」と入力し、ネット検索しました。
<早い!安い!>の宣伝文句で、最上位に表示された業者に電話すると「代金は8000円。火災保険で返金もされる」と言われた。
現れた男から「この鍵は特殊」と10万円を請求され、クレジットカード払いで解錠してもらった。



「相談事例」
他にも国民生活センターのHPでは、自宅の鍵を紛失したことに気づき、インターネット検索で「○千円~」と表示する事業者に連絡した。
自宅に来た作業員から「特殊な鍵だから」と7万円以上の料金を請求された。支払わなければならないか?
と言う相談が掲載されていました。

「対応」
上記の相談に対し、請求額に納得できない場合は、後日納得した金額で支払う意思があることを示しつつ、その場での支払いはきっぱり断りましょう。
支払ってしまった後でも、広告等の表示額と実際の請求額が大きく異なる場合などは、クーリング・オフできる可能性があります。
もし支払いを断った後の事業者の態度に身の危険を感じることがあれば、警察に連絡するのも一法です。

なお、料金を支払ってしまった後でも、以下のような場合は、特定商取引法の訪問販売によるクーリング・オフ等が適用できる可能性があります。
・見積もりのために呼んだ事業者とその場で契約した場合。
・広告等の表示額と実際の請求額が大きく異なっている場合。



「消費者へのアドバイス」
(1)広告の表示や電話で説明された料金を鵜呑みにしないようにしましょう
 「業界最安値」等と広告に記載されていても、安易に飛びつかないようにしましょう。

(2)契約する場合は複数社から見積もりを取り、サービス内容や料金を十分に検討しましょう
 事業者によってサービス内容や料金は異なるため、必ず複数社から見積もりを取り、事業者の選定は慎重に行いましょう。

(3)緊急を要するトラブルの発生に備え、事前に情報を収集しましょう
 トラブルが起こったときの初期対応や安心して修理を依頼できる事業者について事前に情報を集めておきましょう。

(4)料金やサービス内容に納得できない場合は、きっぱりと契約を断りましょう
 事業者によっては見積もり時の金額と異なる料金を請求する場合や、実際の料金・サービス内容が広告の記載や電話での説明と異なる場合があります。事業者に「今修理しなければならない」等と契約を急がされても、一旦冷静になり料金やサービス内容を確認し、納得できない場合は、その場で契約しないようにしましょう。

(5)トラブルになったときには消費生活センター等に相談しましょう
 事業者に不十分な作業をされたが、対応してもらえない、説明されていない、キャンセル料や出張料の請求等で事業者とトラブルになった場合等は、すぐに最寄りの消費生活センター等に相談してください。

 消費者ホットライン:「188(いやや!)」番

 

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