らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

夏越の祓い

2012-06-30 | 季節

時の流れは早いものですね。
今日で平成24年(2012年)も前半の6カ月が終わります。
昔から、6月30日には「夏越の祓い(なごしのはらい)」という行事が有るので、今日はその由来について調べました。

「夏越の祓い(なごしのはらい)」
「夏越の祓い」は、毎年6月の晦日に行われる大祓の神事です。
昔は、十二月の大晦日が新年を迎えるための大切な日であったのと同じように、「六月晦日」も、年の前半の無事を神に感謝し、収穫までの後半年の無事を祈るための物忌みの日、祓いの日と考えていたようです。(物忌みとは、ある期間、飲食・行為をつつしみ、身体を浄め、不浄を避けること)

この為、宮廷では十二月の大晦日と六月晦日の年二回、「大祓い」の神事が行われていました。
十二月の大祓いを「年越し」と呼ぶのに対し、六月の祓いを「名越し」と呼びました。

「ナゴシ」という名称は、邪神を和(なご)めるために行うことからつけられたと言われ、旧暦の六月は夏の終わりの月でもあることから、「名越し」は「夏越し」とも書かれるそうです。

・「茅の輪くぐり」(ネットより)


「夏越の祓の行事」

夏越の祓の行事としてよく見られるものに「茅の輪くぐり」があります。
これは、茅(ちがや)で作った大きな輪を神社の境内に置き、この「茅の輪」をくぐることで病気や禍を免れようと言う神事です。
他にも、神社で紙で作った形代(かたしろ、人形)に姓名・年齢を書いて、これで体を撫でて自分の穢れをこの形代に移し、これを川などに流す行事や、地方によっては、穢れを移すものが藁の人形であるなど、形は多少異なりますが同種の行事があちこちに残っているようです。

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クチナシ(梔子)の花

2012-06-29 | 

熊取の長池公園散歩コースにクチナシの花が咲いていましたのでご紹介します。

クチナシはアカネ科クチナシ属の常緑低木で、日本(本州西部、四国、九州、西南諸島)、台湾、中国、インドシナに広く分布する常緑樹です。
葉は楕円形で先端が少しとがり濃緑色、表面に光沢があり、直径6cm前後の純白の花を咲かせます。
花には甘い芳香があり、花びらは肉厚で、時間の経過とともに黄色っぽくなります。
基本種は、花の基部が筒状で先が裂けて6枚の花びらなる一重咲きですが、八重咲き品種もあります。

・これが一重咲きのクチナシの花です。


・こちらは八重咲きの「クチナシ」です。


名前の由来には諸説あって、その一つは、果実が熟しても実の口が 裂開しないことから、「口が無い」、「口無し」となったとする説。
他には、果実の頂点に残る萼を鳥のくちばしに見立て「クチハシ」から変化したとの説がありますが、一般的には前者が有力のようです。
なお、クチナシの漢字表記に「梔子(しし)」の字を当てていますが、これは漢名に由来するそうです。

・八重咲きの蕾(右)と花です。


開花時期は6月中頃から7月末頃で、 一重ものは早咲き、八重ものはやや遅咲きと云われています。
初夏に涼しげな白い花を咲かせるクチナシは、春のジンチョウゲ、秋のキンモクセイとともに、香りを楽しむ花木の代表と云われています。

・全開前の八重咲きクチナシの花です。


果実は一重咲きものに付きますが、八重咲きには付きません。
また、果実は山梔子(さんしし)と呼ばれ、日本薬局方にも収録された生薬の一つで、煎じて黄疸などに用いられたり、布などの染料として利用されますが、無毒なので、布以外にも、きんとんや沢庵の着色料にもなるそうです。

・秋になると果実がこのように赤く熟します。(ネットより)


「クチナシの花」と言えば、昭和48年(1973年)にレコードの売り上げ枚数が150万枚の大ヒット曲となった渡 哲也の歌がありますが、作詞家の水木かおるさんはこの白い花をイメージして作詞されたのですね。

〽 いまでは指輪も まわるほど
  やせてやつれた おまえのうわさ
  くちなしの花の 花のかおりが
  旅路のはてまで ついてくる
  くちなしの白い花
  おまえのような 花だった

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「YEN(円)」のローマ字表記

2012-06-28 | 雑学

円高がすっかり定着しました。
ドルに対しては1ドル80円を切り、ユーロに対しては1ユーロ100円前後で推移しています。

今年3月末現在における日本の国債と借入金を合わせた国の借金額は約960兆円、GDPに占める割合も200%に近づいており、先進諸国の中では最悪の財政状態に加え、デフレからの脱却が未だにできず、景気低迷が続く日本の円が何故こうまで買われなければならないのか。

しかし、今日は国家財政のような難しいことではなく、強い円のローマ字表記について調べました。

円をローマ字で書けば「en」ですが、実際に使用されている表記は「yen」となっていますが何故なのでしょうか?
その理由は幾つか想定されるそうですが、最大の理由は、幕末から明治にかけての英米国人が「yen」と綴り、それが国際化したためと考えられているそうです。
外国の人が「en」を発音すると、Englandを「“イン”グランド」と読むように「イン」に近いものになります。そこで「えん」と読むために「yen」にしたのではないかと云われています。
他にも、「en」はオランダ語では「~と」「そして」、フランス語では「~に」「~で」などの意味で使われるので、誤解を避けるために「yen」としたのではという説もあるようです。

なお、円マークの「¥」は、ドル「$」の習慣に合わせて、その頭文字「Y」に二重線を入れたのだそうです。

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「君の名は」第一部

2012-06-27 | 趣味

先日、ブルーレイレコーダーに撮り溜めていた映画、「君の名は」の第一部を観ました。
この映画は、昨年12月18日にNHKBSシネマで放送された「山田洋次監督が選んだ日本の名作100本ー家族編」の中の一つです。
この作品は大庭秀雄が監督した昭和28年(1953年)の松竹映画で、主演の佐田啓二が後宮春樹(あとみやはるき)を、ヒロインの岸恵子は氏家真知子(うじいえまちこ)を演じるメロドラマです。

映画が公開される前年の昭和27年(1952年)4月10日にNHKラジオで放送が始まり、昭和29年(1954年)4月10日まで続いた脚本家・菊田一夫の代表作で、当時は大変な人気を博したものです。
ラジオ・ドラマの冒頭には毎回『忘却とは忘れ去ることなり。忘れ得ずして忘却を誓(ちこ)う心の悲しさよ』と言うナレーションが入り、今でも「君の名は」と聞けばこのナレーションがすぐに思い出されるほど有名なフレーズとなっています。
また、当時、「番組が始まる時間になると、銭湯の女湯から人が消える」と言われたほどの人気を博した番組でもありました。

・映画の一場面、数寄屋橋での佐田啓二と岸恵子です。


あらすじは次のようなものです。
昭和20年5月24日の空襲の中、出会った若い男女が炎の中を抱き合って逃げ惑い、防空壕で一夜を明かしました。
銀座の数寄屋橋で別れる時、男性から「もし生きていたら半年後の11月24日ここでお逢いしませんか」と聞き、女性も笑顔で「ええ、もし生きていたら・・・」と応え、名残を惜しみながら去っていく女性の後ろ姿に『君の名は?』と聞き、女性が立ち止まった時、また、空襲のサイレンが鳴り、名前を聞けないまま別れました。

半年後の再会の日に、女性は空襲で親を亡くして親戚の叔父を頼って佐渡へ行くことになり、船から遠い東京を見つめていました。
一方の男性は万難を排して約束の数寄屋橋へ行き、女性を待っていましたが、あの人は現れませんでした。

女性は友人たちの協力で間もなく彼の本名と、彼が真剣に自分を探していることを知りました。しかし、親代わりの叔父の勧める縁談にノーと言えません。
1年半後、彼女は数寄屋橋で自分を待っていてくれた彼と出逢い、「私は氏家真知子(うじいえまちこ)です」「僕は後宮春樹(あとみやはるき)です」と正式に名乗り合いますが、真知子は婚約していることを春樹に告げます。
「あなたの幸せを祈っています」と云う春樹の切ない祝福の言葉を聞いて、熱い想いを振り切るように真知子は去っていきました。

こうして真知子は涙の別れをして、別の男性と結婚しましたが、夫は妻の真知子が別の男性を心から愛していると気づいてからは嫉妬に狂います。
そして遂に真知子は離婚を決意して、また佐渡へ戻ってきました。

友人たちの助けもあって春樹も駆けつけてきますが、真知子は夫の子を身ごもっている事を知ります。
進退窮まって自殺を図った真知子に春樹は「生まれてくる子の為に、夫の元へ帰りなさい」と諭します。
そして、傷心の思いを抱いて、春樹は佐渡を去っていきました。
これが第1部のあらすじです。

2部、3部はテレビ放送が無かったので観ていませんが、機会があれば是非とも観てみたい映画です。

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玉虫色

2012-06-26 | 雑学

政治の世界ではよく玉虫色の決着と云うことが言われます。
特に今の民主党は寄せ集め所帯であることから、党内の意見集約ができず、両院議員総会や懇談会、或いは野党との協議において玉虫色の決着を図りたいとの思惑がよく見られます。
この玉虫色と云う言葉は「玉虫」が由来となっていることをご存知でしょうか?
そこで、今日はこの「玉虫」について調べました。

タマムシ(玉虫)はコウチュウ目タマムシ科に属する昆虫の総称で、日本にも多くの種類がいるそうです。
一般的に思い浮かべるヤマトタマムシは細長い米型の甲虫で、全体に緑色の金属光沢があって、背中に虹のような赤と緑の縦じまがあるとても美しい昆虫です。

・これがヤマトタマムシです。(ウィキペディアより)


玉虫色と云うのは、この虫に因んでつけられた色のことです。
玉虫の翅(はね)は、一見したところ緑色に見えますが、光を当てる角度によって色彩が変化します。
これは、タマムシの翅がもつ本来の色素の色が変化しているのではなくて、特定の波長の光同士が互いに強まったり、弱まったりすることで目に見える色が変化しているのだそうです。

光の干渉によって起こる金緑から金紫の色調変化をする染色や織色(おりいろ)は、特定の色彩名を当てられないことから、どちらつかずの状態の事を慣用句的に「玉虫色~」と呼ぶようになりました。

今日の衆議院本会議では「社会保障と税の一体改革」の採決が行われますが、与党民主党では小沢グル―プを中心に60名近くが反対投票すると伝えられています。
その場合の処分について、離党者をできるだけ抑えるために見送るとか軽微なものにするとか報道されていますが、党の代表である首相が不退転の決意で提出し、加えて、党議拘束がかかった法案の採決において党内で堂々と反対しても、党内事情を重視して毅然とした態度がとれない今の民主党はそれでも政党なのでしょうか?
正に、どっちつかずの玉虫色決着が党是である党のような気がします。

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「一粒万倍日」とは

2012-06-25 | 雑学

今日の暦を見ると「一粒万倍日」と記されています。
先日、畑で作業をしながらラジオを聞いていたら、俳句の選者の先生が「一粒万倍」について解説していました。
その中で『一粒万倍」とは、一粒の籾(もみ)が万倍にも実って稲穂になるという意味であり、商売始めや開店等によい日とされている』と言っていました。
そこで今日は「一粒万倍」についてもう少し調べてみました。

高島易断所本部編纂による福寿暦によると、『一粒万倍とは、一粒の種が万倍にも増える日とされ、古来から事始めに用いられ、特に商売始め、開店などに吉日とされています。反面、増えて多くなる意味から、人から物を借りたり借金するには不向きの日です。』と説明しています。

ウィキペディアでも、この日は何事を始めるにも良い日とされ、特に仕事始め、開店、種まき、お金を出すことに吉であるとされ、反対に、借金をしたり人から物を借りたりすることは苦労の種が万倍になるので凶とされる、と説明しています。
更に、吉日と重なったら一粒万倍日の効果が倍増し、凶日と重なったら半減するとも書いていました。

そこで、開店や種まきなどをする時の参考として、今年12月末までの吉日と凶日に重なる日を調べてみました。
・吉日(大安)と重なって一粒万倍日の効果が倍増する日は、
 6月26日、7月8日、9月15日、11月21日、12月3日です。
・同じく、凶日(仏滅)と重なって半減する日は、
 7月23日、8月4日、9月8日、10月12日、11月9日、11月20日、12月2日です。

 

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ズッキーニ栽培

2012-06-24 | 家庭菜園

ズッキーニをご存知でしょうか?
イタリアや南フランスでは一般的な食材であり、特に南フランスの代表的な野菜料理「ラタトゥィユ」やイタリア料理の「カポナータ」には欠かせない食材と云われています。

今日はそのズッキーニをご紹介します。

ズッキーニはウリ科カボチャ属の一年生の果菜で、外見はキュウリに似ていますが、アメリカ南部やメキシコ原産のペポカボチャの仲間です。
ズッキーニとは、イタリア語で「小さなカボチャ」を意味し、つるが伸びず、葉腋に連続して雄花、雌花がつくことから、別名つるなしカボチャと呼ばれています。

下の画像は私の畑に植えているズッキーニです。
茎は地を這うように伸び、模様がついた大きな葉っぱが特徴で、葉腋には連続して雄花、雌花が咲きます。

・これがズッキーニの茎と花です。


花は「花ズッキーニ」と呼ばれ、通常は花の中に具材を詰めて揚げるか炒めて調理されるようですが、イタリアでは揚げ物にして食べるそうです。

・これは雌花です。花の下にはズッキーニの幼果がついています。


雄花の花粉を受粉した雌花は4~5日後に長さ20㎝程度になって収穫適期となりますが、受粉が成功しないと数日後には枯れてきます。

・下の画像では3本のズッキーニが生っていますが、中央の枯れた花が付いている幼果は受粉ができてないので数日後には枯れてきます。
 既に先端が黄色に変色し始めました。この時点での収穫することも可能です。


栄養素はカロテン、ビタミンCが豊富でデンプンが少なく低カロリーであることからダイエットにはお奨めの食材のようです。
オリーブ油など油との相性がよく、油炒めや鉄板焼き、スープ、煮ものなどで美味しくいただけます。

・受粉ができていない幼果はこのように枯れてきます。



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「ひょんな」の語源

2012-06-23 | 雑学

「ひょんなことから知り合った」とか、「ひょんな縁で」のように「思いがけず」或いは「意外な」という時に使う『ひょんな』と云う言葉があります。
今日はこの語源について調べました。

『ひょんな』は、室町時代のことばを集めた「日葡(にちぼ)辞書(日本語をポルトガル語で解説した辞書)」には、【服装や、やり方などが奇異で突飛な(人)】という解説があって、元々はちょっと奇妙なことをいう言葉だったようです。

一方、江戸中期の儒学者・新井白石は著書「同文通考」の中で、“不吉なことをいう「凶」の中国語の読みの一つに「ひょん」があり、そこから「ひょんなこと」というようになった”と説明しているそうです。

また、江戸時代の方言と俗語の辞典「かた言」では、“ひょんという木の実に由来する”といっています。
「ひょんの木」とは「イスノキ」の別名で、大きいものでは高さ15メートルほどになり、この木の葉には小さな虫が作った大小さまざまな虫こぶができ、大きいものでは5センチほどの丸くて堅いこぶになって、秋になると虫が穴をあけて中から飛び出すようです。
その空洞になった虫こぶに口をあてて吹くと「ひょうひょう」と鳴るところから「ひょんの木」と呼ぶようになったそうです。

他にも、宿り木に由来するという説をあげている言語学者の方がおり、その方は、他の樹木に寄生して育つ宿り木は東北地方の方言で「ひょー」というところがあって、そこから「ひょんな」というようになったと説明しているそうです。

ひょんなことからこの言葉の語源を調べてみましたが、ひょんな結末になりましたね。

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ブドウ栽培(袋掛け)

2012-06-22 | 家庭果樹

先日、ブドウの袋掛けを行いました。
今年はブドウの開花日が揃わなかったため、種なしブドウを作るジベレリン処理を開花前に行った房や複数回以上行った房があることから間の延びた房が目立っています。
通常ジベレリン処理は、巨峰の場合、1回目を開花日から4日目までに、それから10日後に2回目の処理を行います。
そして2回目の処理から数日後にはブドウの粒が1㎝くらいまで肥大するので、その頃に袋掛けをします。

・これが2回のジベレリン処理後の房です。小さな粒や成長遅れの粒などがあって均一に肥大していません。


上の画像のように小さな粒や成長遅れの粒などがあるので、袋掛けの前にはこれらの粒を取り除いておきます。
更に、1房に35~40粒くらいになるように摘粒を行いますが、今年は粒の数が10~20粒程度のバラバラ房がたくさんでき、摘粒する房は殆どない状態です。

・摘粒後の房です。


袋掛けは、野鳥と害虫からの被害防止を目的に行います。
この後、1~2回病害虫予防の薬剤散布を行って、8月中旬以降の収穫を待ちます。
それにしても、果樹栽培や野菜栽培は難しですね。




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「メロメロ」の語源

2012-06-21 | 雑学

読者のみなさんは今までにメロメロな気分になったことはありませんか?
このメロメロという言葉は、「態度にしまりがなくなること」を言う時に使われますが、昔は今とは全く違う意味で、擬音・擬態語として使われていたそうです。
そこで今日はその語源について調べました。

メロメロは鎌倉時代から使われており、当時は現在よりも多様な用いられ方をしていたようです。
泣く様子を表す「めそめそ」や、炎が激しく燃えることをいう「めらめら」と同じような意味で使われ、鎌倉時代には、薄いものを剥ぐ様子を表す語として「めろめろとはぐる」との記載があるそうです。
江戸時代には、浄瑠璃では「めそめそ」に当たる意味で用いられており、明治に入ってからは炎が燃え広がる様を表す「めらめら」と同義語として使われていました。
そして、現在では異性や孫に対して「メロメロになる」などと使われます。

このように『めろめろ』は「めそめそ」「めらめら」「めろめろ」と同義語で使われており、「たやすく泣く・たやすく燃える・たやすく剥がれる」様子から「態度にしまりがなくなること」を言うようになったようです。

この他にも、英語で「円熟したさま」や「豊潤なさま」を意味する「mellow」が転じたとする説もあるようですが、鎌倉時代に「めろめろ」が使われていたことからこの説は考えにくいと言われています。

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