周平の『コトノハノハコ』

作詞家・周平の作詞作品や歌詞提供作品の告知、オリジナル曲、小説、制作日誌などを公開しております☆

経歴【2018年】

2018年12月27日 | 経歴
【2018年】

1月13日 むかしのかし~其の十四~『silver moon』アップ。

1月27日 むかしのかし~其の十五~『Escape』アップ。

2月8日 #196『地図なき旅~喜びも悲しみも…~』アップ。

2月21日 むかしのかし~其の十六~『ハッピーエンド』アップ。

3月7日 むかしのかし~其の十七~『トラブル・トラベル』アップ。

3月20日 音楽配信サイトmusictrackに周平のページを開設。→http://musictrack.jp/user/22036

4月2日 #197『桜道~Branch Road~』アップ。

4月18日 むかしのかし~其の十八~『Orange Shine』アップ。

5月2日 むかしのかし~其の十九~『秋風~忘れさられた夢~』アップ。

5月17日 ネット配信オリジナル曲第16弾『まだ何も知らない僕へ』公開。その歌詞を#198としてアップ。

6月1日 むかしのかし~其の二十~『I'm a soldier』アップ。

6月15日 むかしのかし~其の二十一~『夢への階段~春夏秋冬、雨の日も、風の日も~』アップ。

7月12日 むかしのかし~其の二十二~『RED ZONE』アップ。

7月25日 むかしのかし~其の二十三~『夢の翼』アップ。

8月9日 むかしのかし~其の最期~『bitter memories cafe』アップ。「むかしのかし」が最終回を迎える。

9月28日 当ブログが開設8周年を迎える。

10月11日 新企画「コトノハラビリンス」がスタート。『コトノハラビリンス~prologue~』アップ。

10月23日 『コトノハラビリンス~1st question~』アップ。

11月5日 ネット配信オリジナル曲第17弾『Are modame,Core modame』公開。その歌詞を#199としてアップ。

11月18日 『コトノハラビリンス~2nd question~』アップ。

12月1日 『コトノハラビリンス~3rd question~』アップ。

12月14日 『コトノハラビリンス~4th question~』アップ。

コトノハラビリンス~4th question~

2018年12月14日 | コトノハラビリンス
イベント2日目の朝、参加者達は2人目の犠牲者を発見した者の悲鳴で目を覚ます事もなく、それぞれが目覚まし時計で目を覚まし、午前9時に食堂に集合した。

松居「結局何も起きませんでしたね。」

金田一「どうやら二瓶君殺しの動機はライバルを減らすためではなさそうですね。」

南門「ライバルを減らすためなら、わざわざ二瓶を殺さへんやろ? もし俺なら… 金田一さん、あんたを殺してまうかもな。冗談やけど。」

村山「じゃあ、犯人の狙いは二瓶君だけで他には誰も殺すつもりはないって事?」

金田一「どうでしょうね…。でもこの一晩チャンスは十分にあったはずなのに何も起きなかったという事はそういう事かもしれませんね。」

南門「もしくは犯人は部外者で、目的は二瓶が持っていた幾らか分からんような金銭で、それを持ってもうどこか遠くへ逃げてしもうたかやな。」

松居「彼はこの中で一番お金は持っていなさそうだったけれども、部屋に侵入しても一番平気そうだったのもまた彼という事か。」

村山「なるほどね。」

周平「さて皆様、今から第4問の紙をお配りしますね。」



松居「あなたは相変わらず何もなかったかのように…。」

金田一「周平さん、あなたが犯人という可能性もありますので、極力我々と一緒に行動していただきたいのですが。」

周平「もちろんです。でも私には全く動機がございません。私はただ皆様にメッセージを受け取っていただきたい、ただその思いだけで此処におります。」

南門「いったいどれほど重要なメッセージやねん。かなりのお宝の隠し場所でも書いとるんか?」

周平「それは第10問を解けた方のみが知る事ができるのです。」

コトノハラビリンス~3rd question~

2018年12月01日 | コトノハラビリンス
一同は食堂へと戻った。

松居「とりあえず警察に連絡しましょう。」

村山「無駄よ!こういう時は大抵、犯人の手によって電話線が切られてて電話は使えず、携帯電話も圏外って決まってるのよ。」

松居「たしかに。」

金田一「では時間はちょっとかかりますが、周平さんの車で直接…」

村山「それも無駄よ!こういう時は大抵、犯人の手によって大きな木が切断されていて道に横たわっていて車は通行できないし、そもそも車のタイヤも全部パンクさせられているのよ。」

金田一「たしかにありがちですね。」

南門「ほんならどうしようもないわな。俺は部屋に戻って次の問題の時間まで寝させてもらうわ。」

村山「ダメよ!こういう時は大抵、最初に勝手な行動をとった金髪の若い男か、性格の悪い女が次に殺されるのよ。それに犯人は合鍵を持ってるのよ?」

南門「ほんまやな。じゃあ、そこのソファーでちょっと寝させてもらうわ。」

次の犠牲者が出ないとも限らないため、4人は食堂で午後6時まで過ごした。
そして周平から第3問の紙が配られた。



南門「おっ、今度のはちょっと難しそうやなぁ。」

金田一「俺はもう解けましたので二瓶君殺しの犯人探しに集中しますね。」

村山「ねぇ、本当にこの中に犯人がいるの?私達に合鍵を盗む隙なんてあったかしら?」

南門「そんな事を言うてはるあんたが一番怪しそうやな。」

村山「何ですって? あ、でもたしかに真犯人が言いそうなセリフね。」

松居「周平君、合鍵はまだ見つからないかね?」

周平「えぇ、残念ながら…」

参加者4人と周平は夕食をとった後、結局それぞれの部屋に戻り、十分に警戒しながら翌朝まで過ごした。

全ての部屋の合鍵を握っている人間がその中にいるにも関わらず…