*「魁!!女塾」*

京都でギターを弾いています。

自転車屋さんにて

2010年11月21日 | ★Life☆
自転車屋さんに、偏屈な白髪の翁アリ。

いつも、あんましこっちの話を聞かずに、
チャリンコについてのうんちくを長々と語り出す。

ときには説教めいていることもある

ので急いでいる時はひじょうに困る

超カラミづらいのだけど、でもすごく親切な翁だ。


このたび、チャイルドシートとヘルメットを購入した。
まだ0才だから早いけど、早期購入


そこの自転車屋さんにはブリジストンのお店なので
結構安くはない。

メ「うしろにカゴもつけたいんですけど」
翁「3500円から高いのは5000円以上ね」

「(高・・・・。)
じゃカゴは今日はイイヤ、また今度にします」

カゴ購入は中止して息子さんとしゃべってたら


翁「・・・・」

翁、使ってないチャリンコから古いカゴ外して
無言でわたしのチャリンコに取りつけてた。

翁ったら・・・アリガトウ…


そして息子さんにお金を払っている間、
翁はマイベビーに

「おまえさんはじぃじはいるのかい?」
と問いかけていた。

マイベビーにじぃじはいない。

「じぃじはいないんです」と答える。


翁「・・・・。」


しばらくあと、背後で翁は
「…じぃじだよ」と
マイベビーを抱きあげてた。

息子さんに
「いやいや、じぃじちゃうやろ
と突っ込まれてた。

たぶんネットとかディスカウントのお店では
メットもシートも格安で買えるだろう。

でも私は、これからもこの店で買い大切に使うと、
チャリ本体を買った日から決めている

レイトショー

2010年11月20日 | ★Life☆

『マザーウォーター』
という映画を観にいきました。


このシリーズの作品、
『かもめ食堂』『めがね』
テレビドラマの『すいか』、
全部大すきです。

小林聡美さん、もたいまさこさんなど、
全シリーズ雰囲気のある人がたくさん出てきます。

マザーはひとりも出てきませんが、
ウォーターは本編中ずっと、
途切れることなくひたひたと
いろんな場面で出てきました。


お豆腐屋さんで、大豆をシャッと洗う清潔な水の音、
お豆腐が沈んでいるショーケースのつめたそうで澄んだ水、
バーで、ウイスキーのショットグラスに入れるまぁるくて透明な氷、
ウイスキーに注がれる純水、
絶え間なく流れる川(ロケは京都で、きっと賀茂川)


特にこれといったストーリー展開もなく
日常を淡々と描いている映画がすきです。

空白が多いというか
説明のないというか
セリフが少ないのも好み。

毎日繰り返す日常のフツーの動作
(珈琲を淹れるとか、お豆腐を切るとか、水割りを作るとか)
極みに極めると凄みが漂うんだなぁと
映画を観ながら思いました。

動作というより、
所作、といった言葉がぴったりきます。


しかしレイトショーというのは良い。

一日朝から体を使って働いて
陽が沈んで寝る前のぜいたくなお楽しみというかんじで。

レイトショーはおひとりさまが多い。
あたしもおひとりさまだったけど。

グダーっと椅子に座ったり
体育ずわりしたりして観ました。


時間軸

2010年11月07日 | ★I Think・・・

同じマンションに大学教授がいて
その人の本をもらった(哲学系)。

読んでいたら、いろいろとおもしろいことが書いてあった。

現代は、時間軸が短い


というような事が書いてあって。

現代人は
便利になって、時間は短縮して、
でも「待つこと」ができなくなってしまってるんだってさ。

読んで、自分にも当てはめて考えてみた。


仕事では早く結果を出さないといけないだろうけど、
すべてにそうなのはちょっとイヤだなと思う。


時間軸を長くすれば、
人生を長いスパンでみれば

必要な「待つ時間」を持てば。
不必要に急がなければ。

今は過渡期だと思えば。

スッゲーヤダ、と思っていたことも
そーではなくなるのではないかしらと。

短い時間軸で考えたら
キリストは何で十字架にかけられて死ななきゃいけなかったのよ?
みたいなことにも
長いスパンでみれば
めちゃめちゃ意味がある。

きっと川みたいに流れがあるのだろう。

一部分だけを切り取って見れば
すごく不可解だったとしても
納得できなくても
しゃーねーよね。

実際には発展途上の過渡期だったとしても、
一部分だけを切り取ったら
ただのサイアクな日々になっちまう。

それがどっちなのかは
長い時間軸で考えないとわからない。

のちに、
「やっぱサイアクだったじゃんか」ってことも
勿論あり得る。

ただ、現時点で
そういうふうに切り取ってしまうのは
すごくもったいない。



で、実際にその教授と会った時には
お互いこういう話には全然触れない。

近所のあそこの店のたまごがすっごく美味しいですよ
とか、そんな話ばっかしてる