*「魁!!女塾」*

京都でギターを弾いています。

夏の終わり

2013年08月28日 | blog

 もう秋の気配ですね。
夏が終わるのはやっぱり切ないのです。


高校1年から3年まで
毎年夏休みに
八瀬にあったスポーツバレー京都という遊園地で夏期バイトをしてて、
毎年8月31日がラストの日でした。



8月25日過ぎるくらいからやたらと切ないあの感覚、
9月になったら日差しが変わって、
プールも閉鎖して、急に静かになる八瀬。
今は夏休みなんて関係ない生活してるし、
スポーツバレーなんてとっくにもう存在しないのに、
夏の終わりはやっぱり切ないのです。


しかしそんなの一瞬の感傷。
今年は夏の終わりに楽しみがあります


8月31日から
京都シネマで、映画「夏の終り」がはじまります。

「夏の終り」は原作を5年くらい前に読んでいて
好きな小説なので(著者は瀬戸内寂聴さん)
きっと観に行こうとおもいます。

綾野剛さんも出はるし

内容はけっこう背徳なんだけど、
文体がとても端整だからか美しく思えてしまうところが文学の甘く危険な罠。。。


おともだちも綾野剛さんを好きなので
映画誘おうかと思ったんだけど、

いちおう愛の話だし、
女ふたりで並んで鑑賞するのも・・・なんか照れるので
やっぱりひとりで。。。


芸術方面

2013年08月24日 | blog

今日は、女子校時代の同級生2人と会いました。

偶然、全員に3才の子供がいます(私も)。

当時から、
放課後は個人行動ばかりの
つるまない私たちでしたが
やはり今でもそれは変わらず
とっても大好きなんだけど集まるのは年に1回くらいです。


勉強のデキるワンレンボディコンギャル、
通学電車で告白されまくる清純派、
夏休みを境に別人になった反逆のロッカー(私ですが)


高校の頃から三者三様で
みんな違うタイプだから
今でも考え方が全然違って
集まると非常におもしろいです。

「なんだそれー」と言って
ゲラゲラ笑ってばかりです



今日おもしろかったというか
印象に残ったのは


「芸術方面は全面阻止しろ


という
ともだちの旦那さん(東大卒高所得会社員)による炎の語録です。


これは、
「自分の子供が思春期になって
音楽やアートや小説にのめりこみすぎるなど
芸術方面に興味を持ちはじめたら
全力で阻止すべし。
そうでないと安定した人生を踏み外す」

という意味だそうです。


わたしはそれを聞いて爆笑したあと、
「でも、もし学歴って意味なら、旦那さんの言うとおりなんじゃない?」
と笑いながら言いました。

わたしもロックすきになって
勉強ぜんぜんしなくなったからなぁ。
それは、ある意味当たってると

とにかく、少なくとも
その旦那さんのような
超エリート人生でないことだけは確かです(笑)。

だけど、好きなもの
親が阻止なんて絶対できない
ライク・ア・ローリング・ストーン。。。

禁止しても隠れてやるだけよ


しかし皮肉にも(?)その息子くん(3才)は
並外れた詩人要素があり、
ポエティック&ロマンティック発言で大人の度肝を抜いています。

「やぁだ、そんな女々しいことばっか言って…太宰治みたいにぜったいならないでよ」と
その子の母は今から心配&太宰を全否定。

そして
「太宰のような小説家? いいじゃんいいじゃん」とか言ってる私の息子は
わたしがポエム発言をかますと
「そんなわけないし」と無情に言い放つリアリストです。


送り火BBQ

2013年08月16日 | blog



左京区に住んでいるので
屋上から大文字が見えます。

しかし今年はさらに大文字山に近い
哲学の道にあるマンションに招かれ、
屋上でBBQしながら
至近距離で送り火を見ました。


「大」の両足の部分が見えないほど
大文字山のふもとで、

遠視なので、
点火前は、お山で薪を 準備中の人も発見


送り火
こどもの頃から見て育ったけど、
家族や近しいひとを亡くしてからは
燃ゆる炎が より赤く思えてなりません。


ニッポンの夏キンチョーの夏

2013年08月15日 | blog

小学生の頃から
お盆とお正月がどうにもニガテです。苦手です。


小さなちいさな記憶が たくさん積み重なって
なんだかチェーっという感じで
さみしい歳時記ということになっちまってる
私のなかで、お盆とお正月は。


でも、だったら
楽しいお盆とお正月を過ごして
記憶を上書き更新したらいいじゃんじゃない?

ということで、今年は
アクティブにいろいろ。


今日はなんと、
こどもと二人で
今までに一度しか行った事のない
親戚(伯父さん)の家を訪問してみました。

伯母さんがジュース出してくれて
梨とぶどうはガラスのお皿で二又のフォーク。

お線香の香ただよう仏間で
25年ぶりに会う従姉と
はじめて会う従兄の子どもと
UNO!とかやって

おぉー THIS IS
ニッポンの夏 キンチョーの夏!!




最近のUNOって
昔のと違うの
(UNO ATTACKって書いてあった)

昔は無かったカードがあって
カードも、手でめくらなくて
ボタンを押すとUNOマシーンがカード飛ばしてくるの。
ルールも複雑で
なかなか覚えらんなくて

大人チームは小学生に
「だからちーがうって! さっきも言ったでしょっ!
と終始イラつかれ罵られていました

UNO!とか叫びながら
ときどき、そういえばあたしたち親戚なのかぁ・・・
って思ったら不思議なかんじがしました。


お盆

2013年08月14日 | blog

お墓参りに行きました。

約4年前、
わたしの父は、
わたしの子が生まれる2週間前に
亡くなってしまいました。


妊娠中、楽しみにしていたことがありました。


父は、不器用で、とっても照れ屋さんで
ちいさい子供が大のニガテでした。

近所の子や、外出先などで
よその子供がカラんでくると
かなりあたふたして、挙動不審になってました

そして緊張のあまり怒り出すという
キュートなパパでした。


自分の子でさえ、
小さい頃はどう接してよいか戸惑っていたようで

幼稚園とか小学生の頃
パパ遊ぼ~、と言うと
困惑しつつ書棚から
シヴィル・ミニマムのなんたらとか
マックスウエーバーの本を取り

「これ面白いから、今から一緒に読まないか

などと素で言うパパでした。

そして、幼稚園の頃
唯一パパに教わった歌は
なぜだか早稲田大学の校歌。
(今でも私うたえます)


そんなパパなので
自分の孫と、再びどんなキテレツな遊びをするのだろうと
すごくわくわくしていました。


「用事が出来ちゃったから、パパこども見といて」
などと言って外出するフリをし、
パパとこどもが二人きりでどうしてるのか
パパの困惑する姿を窓から覗き見して 爆笑したかったなー。


息子(3才)は墓石に向かって
「いつも〇〇くんのじぃじと遊んでるからさみしくないよ。
わざと死んだんじゃないんやし、じぃじは全然気にしなくていいよ

などと言っていました。


お菊からのよーじや

2013年08月13日 | blog



my boyが
今年からお祭にやたらハマっている。

グランドプリンスホテルの夏祭りへ
夕方から行った


そこで
小学校で1学年下だった女子を
20年以上ぶりに見かける。

向こうも、すれちがいざまに
「あらっ、この人知ってる」の顔で私を見てた。

:*:・。,☆゜'・:*:・。,:*:・。,☆゜'・:*:・。,:*:・。,☆゜'・:*:・。,:*

わたしはこういうシチュエーションの時

気づかれないとガッツポーズで
気づかれると いささかガッカリする。


当時、
お菊人形みたいな風貌だった私。
当然モテるはずもなく。


そして今は
わりとメイクも得意なほうなので
当時より断然お目目ぱっちり、
お菊を脱し、
別人級に大変貌を遂げたつもりなんだけど・・・


20年ぶりでも
やっぱわかるんかぁー(Θ_Θ)


お菊は
最近はめっきり言われなくなったけど


その代わり、
オトナになってからは
よー〇やのキャラに似てると言われるようになった。



・・・・・・・・。


エキゾチック・ジャパン

2013年08月09日 | blog

半年ぶりにヘアカラー。半年も!

前髪なんかは
伸びてもうほぼ黒髪になっていたりと。

エキゾチック・ジャパーンなどと都合よく解釈し
すっかり黒髪の乙女を気取っていたのだが

最近家族から
「ねー染めないの?」と言われ。


「はい。これは
パフュームのかしゆかちゃん的に
黒髪の乙女カテゴリーなんですけど」

と答えると

「染めた方がいいって」と強めに言われ、
ふくれながらもまぁそうかも、と思い
ヘアサロンに行った。


サロンのお椅子に座り


「壇蜜さんとか、かしゆかちゃんは
黒髪ですごくカワイイのに
私がすると可愛くないの、おっかしいな」

とつぶやくと、即、
カラー剤を塗る美容師さんより


「顏が違うからねぇ」


と、至極当たり前の事実を軽やかに告げられる。

ちっとも「おっかしいな」ではなかったのである


不惑の

2013年08月07日 | blog

今日は職場の近くまで
ともだちが仕事で来てて、

5年以上ぶりに会いました


5年もあればお互いにいろいろあり、
一応、お互いの
笑えなさすぎる事件の報告してるというのに
なんだか爆笑してばかり。

笑いすぎて涙が出て
めったなことではビクともしないつけまつげがはがれた

アイラインまで消滅


彼は、共通の知り合いの中でも有名な
合理的でスーパーポジティブな人だったけど、

いろいろあって、憂いを帯びた彼は
おぉ前より生身の人間ぽくていいんじゃないのー


「いろいろ起きたけど、
おそらく5年前より人間の深みが出たってことで」

「そ…そうかな・・・?」

「そりゃそうよ!」

「そんでシブいオトナになったんだって

などと、
自分たちだけで豪語し、
自分たちだけで頷き、
自分たちだけで強引にそういう事にした


いつもいつも
ポジティブな話をするのなんて
無理だししんどいし、
いつもいつも
ネガティブな話なのもしんどい。

こんなふうに、
笑えない話を
決して自虐ではなく
カッコつけず素直に「いやーマジでつらいわー」と言えるのって
なんだかほっとする。

不幸自慢は粋じゃないし
幸せな人生を生きてる見栄もイラナイ。


そういえば まわりに、
チャーミングにボヤいたり
チャーミングに嘆くひとがたくさんいます。
愚痴ってるのにチャーミングでやたら明るくて
お互い笑っちゃう。


三十にして立つ。
四十にして惑はず。
五十にして天命を知る。


同世代ほーんとみんないろいろあるっ。

そんで、渋みを増して
Let's go不惑の40ロード