詩歌探究社 蓮 (SHIIKATANKYUSYA HASU)

詩歌探究社「蓮」は短歌を中心とした文学を探究してゆきます。

檸檬の蕾

2016-04-28 16:36:30 | 気になる蓮



「気になる蓮」ではないのですが。

明日からゴールデンウィークですね。
今日の東京は雨。少々寒いです。

昨年のゴールデンウィークは
「蓮」の<詩歌探究館>の取材で東北を中心に
クルマを走らせておりました。
数日振りに帰宅するとシンボルツリーの
檸檬がいくつか花をつけていました。

今年の檸檬はずいぶんたくさんの蕾をつけています。
今年の花を見るのは旅から戻った朝でしょうか。




戦後70年中井英夫 西荻窪の青春

2016-04-24 16:28:36 | 詩歌探究館Web



2016年4月18日~27日まで東京古書会館にて開催中です。
本日、見学してきました。

展示品の中ではやはり、中井英夫が「短歌研究」編集者だった頃の
資料が目を惹きました。

中城ふみ子の原稿「乳房喪失」。原題「冬の花火」を中井が
改題したという右肩が赤いリボンで綴じられているアレです。
もう一点は寺山修司の原稿「チエホフ祭」。
こちらも原題「父還せ」が中井によって改題されています。




↑ こちらは一人一部無料配付されている図録と資料です。

中城、寺山が50首詠特選となった昭和29年。
あれから62年。
現在の短歌の有り様を中井はどんな思いで眺めているでしょうか。









桐の花

2016-04-22 09:00:54 | 気になる蓮
「気になる蓮」ではないのですが。

『桐の花』といえばこのブログを覗いて頂いている方々は
白秋の歌集を思われるでしょう。
近現代短歌史上、最高峰に位置する歌集の一つです。
「最高峰に位置する歌集の<一つ>」というのが
あやふやですが・・。ネットは何より慎重に表現しなければ怖い。

さて私は「桐の花」といえば花札の寂しい図柄を思い出します。





失礼ながらカスなどと呼んだものです。
花札の何とも微妙なサイズ感と厚みは魅力的です。

短歌ブログですので白秋の歌集も載せておきます。
内容は言わずもがな、素敵なのですが
このサイズ感と厚みもなんとも魅力的なのです。





うなぎのぼり。

2016-04-20 15:58:06 | 気になる蓮




本日快晴。

「気になる蓮」ではないのですが
もう4月も半ば過ぎまして、間もなく黄金週間。
黄金週間といえば、やはり「こどもの日」。
こどもの日といえば「うなぎのぼり」ですよね。

子供の頃から「うなぎのぼり」を吊るせるような
大きな家に憧れていました。
で、ウナギと言えば齋藤茂吉ということで
「写生」を述べたお言葉をどうぞ。

『写生トイフコトハ、生ヲ写スコトデアル、生ハ即チいのちノ義デアル』

とのことですぞ。


「うなぎのぼり」って何ですか?と問い合わせいただきました。
うなぎのぼりは上掲の画像のように「うなぎ」が泳いでいるものです。
「こいのぼり」は皆様ご存知のこちらです










蓮根邸

2016-04-19 11:33:39 | 気になる蓮



本日は晴天なり。
さきほどクルマを走らせて所用を済ませました。

信号待ちで左に気配を感じると・・・

気になる蓮を発見しました。

「蓮根邸 デイサービス」の看板なり。

蓮田SA

2016-04-06 15:20:30 | 気になる蓮



蓮田サービスエリアは東北道下り最初のパーキング。
ぼくが立ち寄る場合は大抵上り。
ひと仕事終えての休憩に使うことが多いから。
休憩した後、外環道で東京に向かうことになります。

その名のとおり埼玉県蓮田市にあります。
蓮で有名なのは「古代蓮の里」のある埼玉県行田市です。
ここには42種類の花蓮がありまして、六月下旬から見頃を迎えます。
時間帯は当然早朝になります。

ブログについて・・・

2016-04-06 07:03:56 | 詩歌探究社「蓮」情報



いつもブログをご覧になってくださってありがとうございます
会合やお手紙、メールなどで「ブログ楽しみにみているよ」とお声をいただくことも多々あり、嬉しい限りです
詩歌探究社ブログは当初、文は共同代表の森、画像は石川が担当していましたが、
途中からは文、画像、共に森が制作していました
この度、しばらく文、画像、共に石川幸雄に制作を交代いたします
更新度合い、レイアウトその他、チェンジがあるかもしれませんが、
「蓮」のデザインを手がける石川ですので、センス溢れる記事になるかと思います
どうぞご期待ください
今後共詩歌探究社「蓮」をブログ共々どうぞよろしくお願いいたします



詩歌採集 その269 杉恒夫

2016-04-05 07:29:00 | 詩歌採集


photo Tomoyo Itoda


夏蝉も終わりて候(そうろう)月の国静かの海へあてたる手紙

   (杉恒夫『食卓の音楽』)



詩歌採集 その268 杉恒夫

2016-04-04 07:20:30 | 詩歌採集



あたたかき毛布のような雪降ればこの世に不幸などひとつもない

   (杉恒夫『パン屋のパンセ』)



橋淑子 書歌集『うつし世をともに在りたるもろもろへ』を読み、語る会 参加者の言葉

2016-04-03 13:50:14 | 詩歌探究社「蓮」情報



昨日(4月2日)の橋淑子書歌集『うつし世をともに在りたるもろもろへ』を読み、語る会の参加者の言葉を書いた色紙です
この画像では判読しづらいですが、7月発行の「蓮」7号で改めてご紹介いたします

「蓮」をご購読希望の方は下記アドレス迄ご連絡ください
bungaku-hasu@tbz.t-com.ne.jp



橋淑子 書歌集『うつし世をともに在りたるもろもろへ』を読み、語る会 御礼

2016-04-03 08:33:01 | 詩歌探究社「蓮」情報




「蓮」同人の橋淑子が昨年十月に上梓した書歌集『うつし世をともに在りたるもろもろへ』を読み、語る会を
4月2日(土)に開催いたしました
他に類を見ないオリジナルな書歌集ですので、通常の「歌集を読む会」ではなく、 参加者を少人数とし、
前半はゲストの発言、後半は多く時間をとって、著者も交えて大いに「語る」会を企画いたしましたが、
参加者の皆様のお陰で、大変充実した思い出深い会となりました
二次会、三次会と真剣な短歌の話が続き、
参加者の各々が、短歌、文学、芸術、そして生きるということに、いかに真剣に向き合っているかということを改めて思いました。

ゲストの加藤英彦氏、依田仁美氏(金星)、武田素晴氏(えとる)、梓志乃(藝術と自由)をはじめとする皆様に改めて御礼を申し上げます
当日の模様は「蓮」7号に掲載いたします
どうぞお楽しみに



詩歌採集 その266 加藤英彦 

2016-04-02 06:52:48 | 詩歌採集


photo Tomoyo Itoda


わたしは多分脱走をする闇をぬけ朝光(かげ)うすき葦原を越え

   (加藤英彦「砲撃」)
   ※ 「Es」終刊号



詩歌採集 その265 橋淑子

2016-04-01 14:24:47 | 詩歌採集



 あの世までこの世のつゞきありさうな
 春の宵なり 散るさくら花



   (橋淑子『うつし世をともに在りたるもろもろへ』)



詩歌採集 その264 「唐獅子牡丹」

2016-04-01 09:12:37 | 詩歌採集




今夜はイカサマなしのサシで勝負だ
因果だなぁ・・・
いくぜ!


   (映画「唐獅子牡丹」)