詩歌探究社「蓮」は短歌を中心とした文学を探究してゆきます。
伝説の同人誌をつくろうよ!君の言葉に声を合わせた
(photo: Suishou.M)
伝説の同人誌をつくろうよ!君の言葉に声を合わせた
(森水晶 「短歌往来」2018年3月号)
眠れずに目を閉じしまま数えおる遠くとどろく夏の雷鳴
(photo: Suishou.M)
眠れずに目を閉じしまま数えおる遠くとどろく夏の雷鳴
(森 水晶 『アウトロー』)
会いにゆく第三京浜沈みつつフロントガラスのぼる雫を
(photo: Suishou.M)
会いにゆく第三京浜沈みつつフロントガラスのぼる雫を
(石川幸雄 「ムジカ02号」)
古ぼけたアパートのドア向こう側同じ歌好む同志いるかも
(photo: Suishou.M)
古ぼけたアパートのドア向こう側同じ歌好む同志いるかも
(森 水晶 『アウトロー』)
陰はわれ陽は君なりと喩えれば今は真逆と反応し合う
(photo: Suishou.M)
陰はわれ陽は君なりと喩えれば今は真逆と反応し合う
(石川幸雄「ムジカ」01号)
魂の脅えを隠すサングラス真昼の月を静(しず)に映せり
(photo: Suishou.M)
魂の脅えを隠すサングラス真昼の月を静(しず)に映せり
(森 水晶 『アウトロー』)
橙黄の繊月暑き公園のベンチにカバン置きて向き合う
(photo: Suishou.M)
橙黄の繊月暑き公園のベンチにカバン置きて向き合う
(石川幸雄 「ムジカ」01号)
磨きゆく風なにもかも月がとても綺麗ですねと言い出しかねつ
( photo: Yukio.I)
磨きゆく風なにもかも月がとても綺麗ですねと言い出しかねつ
(
石川幸雄「ムジカ」01号)
われ思考停止のさなか道程を聞く満帆の風の日にして
(photo: Suishou.M)
われ思考停止のさなか道程を聞く満帆の風の日にして
(石川幸雄「ムジカ」01号)
人造湖の煌きいくたび言うを聴く空気も汗も眩しくてならぬ
(photo: Yukio.I)
人造湖の煌きいくたび言うを聴く空気も汗も眩しくてならぬ
(石川幸雄 「ムジカ」01号)
家中を蓮で飾ろうぼくたちの夢の雑誌の名前のように
(photo: Suishou.M)
家中を蓮で飾ろうぼくたちの夢の雑誌の名前のように
(森 水晶『羽』)
茫然と過ごすひと日は聞かせくれし世に美しき残響のため
(photo: Suishou.M)
茫然と過ごすひと日は聞かせくれし世に美しき残響のため
(石川幸雄 「ムジカ」01号)
前世にも死後にもなれぬ身の丈を疑うわれら籠のカナリア
(photo: Suishou.M)
前世にも死後にもなれぬ身の丈を疑うわれら籠のカナリア
(石川幸雄 「ムジカ」01号)
温き沼くもらす古代蓮が咲く日傘と君の画像閉じたり
(photo: Suishou.M)
温き沼くもらす古代蓮が咲く日傘と君の画像閉じたり
(石川幸雄 「ムジカ」01号)
薔薇ばかり描きし夏は欲しいまま次の夏まで蓮ばかり描く
(phto: YUkio.I)
薔薇ばかり描きし夏は欲しいまま次の夏まで蓮ばかり描く
(石川幸雄 「ムジカ」01号)