詩歌探究社 蓮 (SHIIKATANKYUSYA HASU)

詩歌探究社「蓮」は短歌を中心とした文学を探究してゆきます。

サシバの里

2019-04-30 15:02:49 | 千駄記

(カエル飲んどる。アオサギ)

栃木県市貝町に「サシバの里」という道の駅があります。
つまり市貝町はサシバ推しの町なのです。
鳥の撮影地は明らかにしないというのが
暗黙のルールのようですが、町興しのために
宣伝している地域もあるわけです。
HPによると
「市貝町とその周辺地域はサシバの好む環境が多く、
非常に高い密度で生息しています。
そのため、生息密度日本一といわれています」
とのことです。
サシバは主にカエルやトカゲなどを食べるそうなので
山間の田んぼ・・谷津田を好むわけです。

前日の晩まで信州の標高2000mの
美ヶ原高原にいたぼくは市貝町を目指しました。
パーキングエリアで仮眠を取り7時過ぎに道の駅に到着しました。
喫煙所でぼーっとしてますとおじさんが近づいてきました。

「寒いねぇ」と声をかけてきます
「ええ寒いですね」
「んったくジャンパーなんか今頃着ないもんね」
「ええ、ぼくなんか4枚くらい着込んでますよ」
と、世間話です。地元の方と拝察しサシバの情報を訊きます。
「サシバはもう来てますかね?」
「ん?サシバなんかおら見たことねぇよ。すぐ近くに住んでっけど」
「ええ、だってサシバの里じゃないですか」
「サシバってのは伝説なんだろ?おらそこにある剥製しか見たことねぇよ」
「いやぁサシバの里だって言うから来たのにー」
「ご苦労さんだねぇ。昔いたってことなんじゃねぇの?見たことねーもん。伝説だよ」
「今頃、南から来てるはずなんだけど」
「ツバメはたくさんいるけどよ。ツバメの里だな(笑)」
ぼくも仕方なく笑う。で、気を取り直し
「でっかいカメラ持ってる人なんか見ませんか?」
「見たことねぇな。汽車撮るのはいるみたいだけど。花と絡めてとかってよ」
「はあ、撮り鉄っていう人ね」
「うん、汽車は有名らしいよ」
・・・って。面白がって話してても埒が明かないので
「それじゃ、ぼくが伝説の鳥を見つけますよ」と言って席を立つと
「じゃ、がんばってぇ」と見送られました。



谷津田を探してそろそろとクルマを走らせてます。
ここなら駐車できるしと田んぼの脇の空き地に停車。
田んぼでは丁度田植えの真っ最中です。
ふと辺りを見回すと電柱の上に伝説の鳥!
おお伝説の鳥が止まってら。近すぎる。
気配を出したら飛んでしまいます。

まったくキミには興味はないしそもそも気づいてねーし。
という雰囲気をつくり鼻歌混じりに三脚を取り出します。
ドアも閉めずに、カメラを乗っけて
改めて電柱を見るとまだいました。
すかさずシャッターを切ったのがこれです。


(サシバのメス。お腹が大きいかな)

近けりゃピントも合いますよそりゃ。
そのあとはただただぼーっと田んぼや花やツバメを眺める。
お昼近くでしたか、今度はおじいさんがやってきて

「サシバかね?おらぁもう酔っぱらっちまったよ」
「はあ。」
「ここんとこ見ねーけどな。サシバこの辺飛んでんの見たことあるよ」
「朝、そこに止まってたんですよ」
「そうけ?ワシとかタカとかハヤブサとかとんびとか
いることはいるんだけど。見分けつくかい?」
「ああ、わかりますよ」(ここにワシとハヤブサはきっといない)
「そうけ、オレより詳しいんだなぁ」
「いやいや」
「汽車よりいいけ?あの・・電車よ」
「ああ電車より鳥の方がいいですね」
「そうけ、まあがんばって」
なんていう会話もしました。


(キジの夫婦が木に止まってるのを初めて見た)

結局14時くらいまでここにいましたが
遠くにオスを見ただけで終わりました。
アオサギとツバメはたくさん見ました。
キジもよく鳴いていました。
カラスがよく啼いていて縄張りを懸命に
主張しているようでした。

とにかく渋滞もなくいい二日間でした。
今日は雨模様で嬉しいです。
短歌に集中できますから。
さて休憩終わり。
引き続き『短歌用語辞典』の仕事を続けます。








ハヤブサの子育て

2019-04-29 19:39:36 | 鳥紀行


素早さの代名詞なる隼が雛へ給餌を懇ろにせり
(「猛禽歌集」より)

久しぶりに鳥撮りに行ってきました。
車中泊です。車中泊と言っても
シートを倒すだけのタクシーの運転手さんの
休憩スタイルです。

ハヤブサが子育ての真っ最中でした。
断崖絶壁の巣には真っ白い雛が二羽見えます。
直立不動で母を見送る姿が愛らしい。
母親が声を上げながら飛び出すと
声を上げながらやって来た父親が
空中で獲物を母親に渡します。
なんどか、いわゆる「餌渡し」が見られました。



それは見事なものです。
人間界で言う阿吽の呼吸です。
久しぶりの撮影で、感覚が鈍い!
カメラの設定を誤ったりピントが外れたり。
どうにか見られるものだけ。

平成も明日で終りです。
明日は短歌の仕事に集中したいと思います。






信州の空

2019-04-28 17:26:00 | 詩歌探究社「蓮」情報
 
思い立って昨晩から信州に来ています。
今日の天気は良いはずでしたが
日はさすものの曇っていました。
スマホから初投稿。
四月は毎日更新してますのでせっかく
ですから途切れさせたくないわけです。
ほぼ断崖を見つめていた一日中。
昼前の太陽が不思議だったので
写してみました。たぶんなんとか現象とか
呼ばれるものなのでしょう。
画像の下の方には虹みたいなもんが
出てました。
いま、標高2000メートル地点にいます。
だいぶん冷え込んで来ました。
たぶん明日帰ります。
ちゃんと投稿できてるでしょうか。
 
 

失踪もしくは疾走。

2019-04-27 15:32:47 | 千駄記


老いますと時の過ぎゆきは早いもので
今日の画像は一年前のGWに
撮影した花です。

今日は午前中随分冷え込んでいました。
半袖じゃムリ。
シャツ一枚ではムリって気候でしたが
午後から日差し。

今日は予定通り、父の住まいの引き払いです。
一人暮らしをしていましたがたぶん
元の生活は出来ないだろうということで
信頼している青年に手伝ってもらい
掃除と片付けです。
工場で待ち合わせていましたので
行ってみると仕事もないのに
5名ほど出勤していました。
閑なんだから帰れとも言えず。

昼には終了して原稿の校正。
なかなか進みません。

明日は晴れるらしいので失踪したい気分です。


十連休

2019-04-26 18:08:53 | 千駄記



弊社も明日から表向きは十連休です。

仕事があれば出勤する気満々の社員が
揃ってますがいかんせんやることなし。
給与を渡すとみな揚々と帰ってゆきました。
なかにはマジかよ休みかよって渋い顔をする
職人もいましたが、やることねーじゃんと
言って納得してもらいました。

景気はいよいよ悪いと思う。

私のスケジュールを発表しておきますと
明日は父が借りている部屋を引き払います。
たぶん勝手気儘なひとり暮らしには戻れない
から家賃がもったいないので。
我が家の庭の草むしりもやります。
全部引き抜いて綺麗にするつもり。
勝手にいろいろ植えられてしまって
そのまんまですから全く迷惑なことです。

それと大事な短歌の仕事があります。
出版する予定の本の校正作業です。
できる限り真剣にやってみましょう。

私も帰ります。



「表象」141~145号 編集発行人:万里小路 譲

2019-04-26 11:51:08 | 短歌情報



糸田ともよさんから
万里小路 譲編集発行の「表象」141~145号が届く。
B5全4頁の個人誌である。
144号は糸田の歌集『しろいゆりいす』(コールサック社)の
評論特集、143号は糸田の写真詩集『森の日』の特集である。
141号は演劇批評、142号は「我が文学的出発8」として
『いまここにある永遠』(門脇道雄)(詩論集)が紹介されている。
発行場所は山形県鶴岡市。
発行人の万里小路さんは鶴岡にお住まいなのだろう。
糸田さんを誌面に取り上げる万里小路さんにも
芸術的な才を感じる。

糸田ともよ『しろいゆりいす』より

ゆれながらおりてくるゆき ねむりこむくらいかこうのゆめのおくまで
揺れながら降りてくる雪 睡りこむ闇い火口の夢の奥まで



「帆・HAN23号」

2019-04-26 08:44:46 | 短歌情報



佐藤よしみさんから個人誌「帆・HAN23号」が届いた。

佐藤さんは二十代の頃から数十年に亘って
現代短歌を牽引するおひとりだ。「帆・HAN23号」には
「風のゆくえ」30首と連載「琉歌(うた)の見える場所(12)」が
収載されている。個人誌と呼ぶより孤人誌であろう。

一筆箋に「晴詠」の礼が書かれてあり、さらに

「帆」はゆっくりした歩みですが負けないよう
(もう負けてますね 笑)がんばります

と添えられてあったが、私が敵うような相手ではない。

「風のゆくえ」から紹介する。

対岸で秩序正しく繰り返す点滅愛語のようにやさしき
パスワード151A(いちごいちえ)と定めたる同僚の訃をつつしんで聞く
気づかないふりしてなにか踏みにじるそれしか生きる術がなければ
♬贈る言葉♬知らない君らに説くときのなずむ日暮れに温もりはなく
ゆっくりと自動扉は閉ざされてわれらは違う世界を生きる

現代短歌が頓智やクイズではなかった頃の
美しき世界がここにはある。



「さて、」第5号

2019-04-25 11:57:24 | 短歌情報



天草季紅さんから「さて、第5号」が届いた。
メンバーは
小玉隆、崔龍源、丹治久惠、原田千万、日向邦夫、天草季紅。
短歌作品と文章がバランスよく配列された
ザ・同人誌という雰囲気を持つ。が
どこにも同人誌とはうたってないようなので
決めつけは禁物である。
崔龍源の連載「成木物語」なる一文はかつて成木街道を
よくよくクルマで走ったので興味を持って読んでいる。
崔さんはあの辺りにお住まいらしい。

短歌を一首ずつ紹介する。

かすかなる詞は愛(やさ)し見えるやうな聞こえるやうな やうでしかなく(丹治久惠)
感傷といふほかはなし火をつけし折り鶴は鶴の形たもちて(原田千万)
針刺しに針は尖りつつすはすはと神無き月の月かげをすふ(小玉隆)
平凡の凡を重ねる ゆく川の低きに流れ日また昇るごと (日向邦夫)
波のピアノ妻は素足にて弾きおりぬ原始の青いあおい海見ゆ (崔龍源)
日をあびて日のなか消えてゐるやうなしづけさにをり放心の鳥 (天草季紅)

特に原田千万さんの作品世界に私は溺れる。
みなさん凄いうたをつくる。




よつかど短歌会作品集

2019-04-25 09:07:00 | 短歌情報



山中もとひ(短歌人)の短歌グループ「よつかど短歌会」の作品集が届いた。
8名の作品が収載されている。発足して丸三年を迎えるそうだ。

山中もとひとの縁は何年前だったか、とうに
忘れてしまったが、福岡は博多在住の山中と
私を出合わせたのはまさに短歌そのもの。
彼女の第一歌集『<理想語辞典>』(現代短歌社)の跋に詳しい。

作品を一首ずつ紹介したい。

花蓮の直ぐと立つとき葉は風にそよぐばかりの梅雨入(ついり)となりぬ (瓜生恭子)
ひさびさに走る車窓の右ひだり今浦島になりて眺むる (髙木照代)
山の端も谷もありけり生垣の峰に降りくる雲はあらずや (髙松裕己子)
ただ一度夫婦で行きし写真館顔を寄せあう気恥ずかしさよ(西村和子)
夜の海のモンガラカワハギ唇をつき出しうたふ 辺野古の沖に (星野満寿子)
刈茅とふ秋の名を持つ女くるタンクトップの白き腕(ただむき)(諸岡史子)
湧くごとき木香薔薇の金いろの花むら時を今し留めよ (山中もとひ)

どれもいいうた。わたしごのみ。



財布の話

2019-04-24 12:47:07 | 千駄記


レシートの類を捨てて長財布の薄くなりたる中身改む


いまどき財布の話題。

海外のいわゆるハイブランドってんですか?
近頃は日本向けにしか作ってないとか。
キャッシュレス時代なんて言われて久しいですから
そんなものかも知れませんね。
せいぜいカードケースくらいは持つかもしれませんが
昭和生まれの明治男の私ですら
スイカとJAFはスマホに入ってます。
そのうち運転免許証もデジタル化になったりして。
ありえます。

近所に出かける時なんて小銭も札も
ポケットにねじ込んで出かけます。
財布をカバンに入れて出かけるのはちょっとした
お出かけ気分のときだけです。
そう、よそ行きの服を着て。

都会や街では現金を使わない暮らしに突入している
感はありますが、私んちの近所では頑なに
カードは使えないって店もちらほらあります。

朝っぱらから知人からのラインで
財布はどんなのを使ってるか?って訊かれたのです。
財布でもプレゼントしてくれるのかなっと
思ったんですが、違ったみたいです。

ずいぶん昔「デキる男は黒い長財布」って耳にして以降
ずっとそれを使っている古い男でござんす。



約束のひとつだになき

2019-04-23 13:36:17 | 千駄記


約束のひとつだになき十連休守る破るの痛みを知らず

大阪からきた営業マンと昼食。

十連休どうすんだよ?って訊くと
バーべキューばっかり4組から誘われてるって
言ってました。彼は28歳だからか
バーベキューの年頃なんだ。
出会いもあるかもしれないしと
さわやかじゃないことをのたまってましたよ。
「あれ?こないだのカメラ女子はどうしたん?」
「フラれました。始まってもないのに」
とのことです。ま、やり直しのきく年齢だ。

キャンプに行く人もいるらしい。
キャンプって今、流行ってるみたいです。
しかもひとりキャンプ。
「ひとりで焚火の炎を見つめているのがなにより」
と、こないだインタビューに
答えている男を見ました。

ひとりっていうのは煩わしくなくっていいです。
強がりじゃぁありせん!



ハシビロコウは動ぜず

2019-04-22 12:07:26 | 千駄記



平和とは攻めも守りもしないこと檻のハシビロコウは動ぜず

今日もよく晴れていますが、なんだか
大ゴールデンウィークに突入したかのように
静かな日です。困惑します。

昨日立ち寄った上野動物園。入園料は600円。
パンダ舎の前には行列ができていました。
ぼくは一直線にハシビロコウを見に行きましたが
その前も人だかり。人気者です。
4羽いるらしいのですが1羽だけ。動かない鳥として
有名ですが歩いたり1mほど飛んだり。

今日のうたは昨年の「短歌往来」に発表したものです。

野生のハシビロコウは見たことがありませんが
自然界では生きるためのせめぎ合いが繰り広げ
られているのでしょう。
わが国もわが暮しも平和が一番です。
健康で平和に暮らせれば何よりです。

でも、そうはいかないのが人生。

特別展「国宝 東寺-空海と仏像曼荼羅」

2019-04-21 21:36:48 | 千駄記

(RAWを色味調整しました)

今日もいい陽気でした。
シャツ一枚で出かけたのですが
インナーの長そでシャツが失敗でした。暑い。
羽織っているシャツを脱ぐとカラダの線がでちゃうし。

国宝の東寺「帝釈天騎象像」(平安時代・承和6年(839)東寺蔵)が
写真撮影OKとのことで行ってきました。

自宅を7時に出発し、上野公園口に8時前に着きました。
今日はゆっくりしたかったので電車です。
東京国立博物館前に着くと既に数人並んでいる。
OPENは9時半です。90分ほど
ぼーっと待つわけですが、全く苦でなし。



前売りチケットを持っている人の列に並ぶ。
チケットを持っていない人はチケット売り場に
並ぶわけですが結構わかり難いですね。
早朝から前売り券を持ってる列に持っていない人が
並んでいたりして混乱していました。
でーっかく書いておけばいいのにと思います。
声を荒らげて抗議されているおじさんもいた。

ぼくの目的は写真撮影なので入館後、そちらへ直行。
ほぼ無人の状態で撮影が出来ました。


(JPEG撮ったまんまです)

撮影後、音声ガイドのヘッドフォンを借りて、一応
すべての展示を見て回りました。圧倒されるものです。

国宝、重文を堪能した後、連携企画の同館東洋館内
「TNM & TOPPAN ミュージアムシアター」で
空海が構想した立体曼荼羅を紐解く
VR作品『空海 祈りの形』を観ました。
が、昨夜も眠れなかったもので、うとうとしちまって
残念でした。VRの方が東寺の講堂に安置されている
状態を体験できるような気がします。

「本VR作品は、空海が日本で完成させた真言密教の歴史と、
東寺講堂に安置されている平安時代前期に作られた密教彫刻の
最高傑作である立体曼荼羅を紹介するものです。
21体の仏像について立体形状計測と高精細デジタル撮影による
デジタルアーカイブを実施。
凸版印刷のVR技術で仏像すべてを高精細に再現することで、
現地では見ることが困難な角度や位置から1体1体を拡大するなど、
VRならではの視点で立体曼荼羅を鑑賞できる作品です。」


とのことです。ぜひどうぞ。



上野動物園によってハシビロコウを観察。
大荷物をもって歩き回りましたので
すっかり汗ばみました。
遅い昼ご飯を食べて帰ってきました。

おしまい。



ゆきやなぎ

2019-04-20 21:01:33 | 千駄記


心もちいかんによって愛でもせり毎年いまをここに咲く花

この花たぶんゆきやなぎ。

今日は第三土曜日。工場へ出かけると
数人が出勤しておった。
月曜日の資料を作って午後からの
短歌教室へ向かう。ぽかぽか陽気で
シャツ一枚で出かけましたわ。
もちろん下はジーパン穿いてます。

生徒さん一人を迎えに行って会場に着く。
すると会場の予約が取れていないという。
何らかの手違いらしいが、別の会場を
急遽押さえてくれたとのことでそちらへ
移動して、和室で教室を進めることとした。
畳は疲れますね。ご高齢の方はなおさらです。
が、13:00~15:45まできっちりと短歌に親しむ。
互選して意見を出し合う。皆さんの顔色と
それぞれの性格を推し量りながら会を進める。

次回は自由題、題詠「改」、テーマ「憎む」各一首。
5/5締切で私に送っていただく。
クルマで送迎しているNさんも84歳。
昨年の晩秋に奥様を亡くされた。
「誰か若い人が入ればなぁ。雰囲気も変わるんじゃが」
とおっしゃる。
そうですね。でも募集してませんしねと応える。
区の広報に募集してみればいいんだろうけれども。
現在、生徒さんは85歳から70歳までの10名。
入院中のぼくの父が79歳ですから、皆さん
それなりにあるんでしょうがお元気です。

そうして暮れていった一日でした。





板橋歌話会例会のご案内

2019-04-19 12:05:32 | 短歌情報



板橋歌話会例会のご案内

先日、役員会(出席者:松坂弘、奥村晃作、寒野紗也、石川幸雄)を開催し
次回の日程を協議し、次のように決定しましたのでお知らせします。

1.日時 2019年6月26日(水)18:00~
2.場所 成増アクトホール洋室
3.内容 「大正期の歌集を読むシリーズ」第三回
    川田順『山海経』を読む  野地安伯(白路)
    川田順『山海経』を読む  石川幸雄(晴詠)
4.参加費 1.000円

*役員会において、川田順を取り上げようと満場一致にて決定しましたが
奥村氏より「一人は石川君として他に外部から招聘できないか」との
発言があり、私がまず思い浮かべたのが野地安伯さんでした。
川田順と吉井勇を愛する専門家です。ですが小田原在住の野地さんに
依頼するのは申し訳ない気もしたのですが
松坂氏からも「ぜひ頼んでみては?」との後押しもあり依頼状を
投函したのが一昨日。今朝、お電話を戴き快諾していただきました。

参考  川田順とは(デジタル版 日本人名大辞典+Plusより)。
1882-1966 大正-昭和時代の歌人。
明治15年1月15日生まれ。川田甕江(おうこう)の3男。住友総本店にはいり
昭和11年常務理事で退社。佐佐木信綱に師事,「山海経(せんがいきょう)」
で歌壇にみとめられる。17年「鷲」「国初聖蹟歌」で第1回芸術院賞。
また古典を研究して「西行」などの著作をのこした。
24年弟子の鈴鹿俊子と恋愛,老いらくの恋といわれ話題をよんだ。
芸術院会員。昭和41年1月22日死去。84歳。東京出身。東京帝大卒。