前に、ライオンズクラブで
計画委員長をしていた時…大型企画で、高橋慶彦を例会に呼ぼうとアドバルーンをあげた。
当時の執行部の方が…「面白いな…任せるよ…」ということになり、早速本人の事務所に直接交渉した。
すると…返事はOK…
出された条件は、講演でなくトークショウ形式で…だった。
準備に入り、メンバーに告知すると…大好評で出席率も異常に高い数値を示し
盛り上がっていた。
すると…思わぬハプニングが???起こった。
何と当時4位だった千葉ロッテが快進撃を起こしだし、気が付くと…
クライマックス進出してしまった。
そこまでは…まだ少し安易な気持ちでいた。
しかし…しかし…である。
3位のロッテが…何と第一ステージを勝ち上がり、パの優勝戦である第二ステージも勝ち上がり…日本シリーズへ進出してしまった。
その数日後…高橋事務所に連絡を取ると、「お約束の件は、シーズンオフの11月ですから、ご心配なく…本人も大好きな広島へ行けることを楽しみにしていますから…」との返事をいただき安堵した。
さて…注目の日本シリーズ。
何とロッテが優勝し、日本一になった。
ライオンズクラブメンバーが…密かに騒がしくなってきた。
「これは凄い企画になったでェ…」
「本当に謝礼はあの金額で大丈夫か…」
などの声で、盛り上がった。
こうなれば、企画した私の鼻は高くなる毎日で…
まるでヒーローの様な扱いに変わった。
「どうや…ワシは凄いじゃろう…」心の中で雄叫びをあげていた。
流川で中年?のホステスさんを見つけると
「今度…高橋慶彦を呼ぶんでェ…」と大いなる自慢をしていた。
「ワァ…凄い…私25年前ファンじゃったんよ…出来たら連れてきてェ…」
「まかしとケェや…連れてきちゃるけん…」
「ほんまに…あの時代を思い出すわ…しびれるよね…ヨシヒコは…」
「ワシにもしびれよ~が…」
「ウン・うん…言うとくわ…」
と盛り上がりは、広範囲に渡っていた。
すると…急転直下の事態が起こった。
高橋事務所からの電話である。
「大変申し訳ないのですが、お約束していました11月の件…
当日ロッテ球団の優勝旅行が組み込まれまして、高橋が出席できなくなりました。
そこで高橋本人も、広島行きを非常に楽しみにしておりましたが、深くお詫びを申し上げたいとのことです。本人が直接…河内さんの方へ連絡申し上げますので、お許しいただけますか…?」
私は一気に力が抜けた。
「いや…電話はいいです…事情は良くわかりました…」
と亡骸のようになり、返事をした。
「どうしようかいの~…また嘘つきじゃ言われるわ…ライオンズだけならいいが、色々なところに調子に乗って言いあげたけんの~…」
そこへ…高橋事務所にから再度電話が入った。
私は…優勝旅行をキャンセルして広島に来てくれるのかと思った。
すると…「もしよろしければ、代わりにご紹介さていただきますが…?」
「紹介…?ですか…」
「ハイ…」
「誰ですか…?」
「若菜さん(ダイエー時代の城島を育成)か池田さん(元阪神投手)です…」
これは一存では決められないので…丁重にお断りした。
そこでクラブの執行部に事情説明すると…
「やっぱり駄目か…まあ仕方がないから、誰かを探せ…」と命令された。
最終的にカープ球団に打診して、数名の候補を紹介してもらい
K氏に直接交渉した。
しかし…最初が高橋慶彦だっただけに、盛り上がりに欠けた。
そこで…悪友さんとタッチャン…
今年…わたし…何を隠そう会長じゃない…
そこで来年1月…新年同伴例会で
高橋慶彦…もぅ一回チャレンジしたいんですが…(笑)
どんなもんでしょうか…
なんなら…ワシがトークショウの進行受けますけど…
でも、一度あることは二度あるし…
カープと違って、ロッテは優勝争ってますからね…
またキャンセル…となったら、私の会長が解職になりませんから…(笑)